BitTorrent(ビットトレント/BTT)は、世界最大級のファイル共有プラットフォーム上で使われている仮想通貨です。
この記事を読むと、
- BitTorrent(ビットトレント/BTT)の特徴
- BitTorrent(ビットトレント/BTT)とビットコインの違い
- BitTorrent(ビットトレント/BTT)の将来性
がわかります。
人気のTRONブロックチェーン上で運用されている注目のコインBitTorrent(ビットトレント/BTT)を初心者にもわかりやすく解説します。ぜひ最後までご覧ください。
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この記事でわかること
BitTorrent(ビットトレント/BTT)とは?

<BitTorrent(ビットトレント/BTT)基本情報>
仮想通貨名称 | BitTorrent(ビットトレント) |
ティッカーシンボル | BTT |
現在の価格(2022年12月現在) | 0.00008628円 |
時価総額(2022年12月現在) | 82,086,916,701円 |
公式サイト | https://www.bittorrent.com/token/btt/ |
BitTorrent(ビットトレント/BTT)は、世界最大級のファイル共有プラットフォーム上で使われている仮想通貨(トークン)です。
ファイル共有やコンピューターリソースの提供をしたユーザーに、報酬としてBTTが支払われます。
BTTをトークンとし、ユーザーにインセンティブを与えることで、P2Pファイル共有プラットフォームの持続的な運営が可能になっています。
従来のP2Pファイル共有プラットフォームでは、収益化が難しかったため、運営コストの捻出や協力的なユーザーへのインセンティブの支払いができませんでした。
しかし、 BitTorrent(ビットトレント/BTT) では、BTTをインセンティブとすることで、ユーザーが参加しやすく、安定的な運営が可能になっています。
BitTorrent(ビットトレント/BTT) の価格推移
BitTorrent(ビットトレント/BTT) のチャートです。
2023年9月現在、直近の価格推移は上記の通りとなっています。
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BitTorrent(ビットトレント/BTT)の特徴

BTTの主な特徴は以下の3つです。
- 世界最大級のP2Pファイル共有プラットフォームを運営
- プラットフォームに協力するとトークンがもらえる
- TRONに買収され傘下に
それぞれを解説します。
世界最大級のP2Pファイル共有プラットフォームを運営
BitTorrentは、2004年にブラム・コーエン氏によって開発されて以来、人気を博しているファイル共有プラットフォームです。1億人以上のアクティブユーザーを抱える世界最大級のプラットフォームにまで成長しています。
BitTorrentは、P2P(Peer to Peer)ソフトウェアで、サーバーを介せずにコンピューター端末同士で直接データファイルを共有できます。
P2Pのメリットは、特定のサーバーにアクセスが集中しないので、サーバーダウンが起こりにくいことです。
特徴として、利用するユーザーが増えれば増えるほど、ダウンロード速度が上がります。
安定したサービス提供のためには、ダウンロードしたいユーザーとアップロードしたいユーザーの双方を抱えていく必要があります。
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プラットフォームに協力するとトークンがもらえる
従来のBitTorrentでは、ダウンロードで利用するユーザーにはメリットがありましたが、アップロードする側のユーザーにとってはメリットがありませんでした。
BTTの導入はアップロード側のユーザーにとってインセンティブになるよう設計されています。つまり、ダウンロードするユーザーがBTTを支払うことで優先的にファイルをダウンロードできたり、そのファイルをアップロードしたユーザーが報酬としてBTTを受け取れるようにしたのです。
具体的には以下のようなサービスがあります。
・BitTorrent File System(分散型ストレージサービス):
BTTを支払うことで、低コストな分散型ネットワーク上にデータを保管・ダウンロードできるシステム
・BitTorrent Speed(分散型コンテンツ配信サービス):
BTTを支払うことでファイルのダウンロードを優先的にできるシステム
結果として、アップロード数が増えることで、安定的なダウンロードも可能となり、BitTorrentがプラットフォームとして価値を高めるようになりました。
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TRONに買収され傘下に
2018年、BitTorrent社は仮想通貨TRON(TRX)を発行しているTRON Foundationに買収されました。TRONによる買収によって、BitTorrentはブロックチェーン技術と組み合わさることになり、さらに革新的なサービスを開発できるようになりました。
買収後の2019年に発行されたのがBTTトークンです。
BTTはBitTorrentのエコシステム全体の価値を上げるために導入されました。
BTTは、ファイルをアップロードするユーザーや、P2Pネットワークの開発にとってインセンティブになるよう設計されているので、BitTorrentが抱えていた収益化問題を解決することができます。
またブロックチェーン技術と組み合わさったことで、違法アップロードなどを防ぐための高度なセキュリティ機能を高められるなど、BitTorrentがさらなる「分散化」サービスを拡充するうえで重要なメリットを得ています。
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BitTorrent(ビットトレント/BTT)とビットコインとの違い

BTTとビットコインの違いをみていきましょう。
BTTはビットコインとは異なるTRON独自のブロックチェーン上で展開されているTRC-10標準トークンです。
ビットコインは最初の仮想通貨で、2009年にローンチされました。
ビットコインは正体が明かされていないサトシ・ナカモトなる人物の論文をもとに、世界中の有志の開発者によって実装されました。従って、BTTのように運営元となる企業は存在しません。
ビットコインでは、しばしばスケーラビリティ問題が話題になります。
処理速度低下の問題です。ビットコインはマイニングが必要なため、1秒あたりの処理数が7程度とされていますが、BTTではマイニング不要で、2,000ほども処理できます。
総発行枚数や運用方法についても違いがあります。
ビットコインは発行上限が21,000,000です。一方、BTTの供給総数は990,000,000,000。BTTは、総数を「セール用」「BitTorrentチームと傘下のBitTorrent財団の保有用」などにおよそ20%ずつ分けて供給することで、価格を安定的に保っています。
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BitTorrent(ビットトレント/BTT)の今後について

BTTの将来性をみていきましょう。
BTTはエコシステム全体でキーとなるよう設計されています。
たとえばBitTorrentのライブストリーミングコミュニティ「DLive」でもBTTを導入しています。今後も開発やサービス拡充が進むほど、BTTの価格上昇にも期待がもてます。
親会社TRONの動向の影響を受ける可能性も高いです。BTTは、デジタルコンテンツに強いTRONのTRC20トークンとして発行されているため、技術面で安心感があり、信頼性を獲得しているといえます。
世界最大級のプラットフォームとしてのサービスの規模からすると、BTTの時価総額は上がり切っているとは言えない状況ですので、今のうちに投資を検討するのもよいでしょう。
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まとめ BitTorrent(ビットトレント/BTT)について

BitTorrent(ビットトレント/BTT)は、P2Pファイル共有プラットフォームの収益化とサービス拡大を狙うTRONが関わって、発行された注目の銘柄です。
BTTの購入は海外取引所からになりますので、まずはすぐできる国内取引所の口座開設に進み、ビットコインなどのペア通貨を購入することから準備していきましょう。
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