ダイ(DAI)という仮想通貨をご存知でしょうか?
ビットコインが誕生してから次々に新しい仮想通貨が誕生してきています。
新しく出てくる仮想通貨はそれぞれ何かしらの目的を持って開発されているのが特徴です。
今回はそんなダイ(DAI)の特徴や購入方法、資産運用の側面もみながら解説していきたいと思います。
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ダイ(DAI)とは?
ダイ(DAI)はMakerDAOで利用できるイーサリアムブロックチェーン上で稼働する仮想通貨(暗号資産)です。
ダイ(DAI)はステーブルコインと呼ばれる仮想通貨の一種で、1DAI = 1米ドルを目標価格として設定しています。
その目標に沿って実際に1米ドル付近で価格が推移しているダイ(DAI)は、仮想通貨型ステーブルコインとして認識されています。
2022年7月20日現在、ダイ(DAI)の時価総額は約9,390億円。
時価総額ランキング13位の仮想通貨(暗号資産)です。
ダイ(DAI) の価格推移
ダイ(DAI) のチャートです。
2023年9月現在、直近の価格推移は上記の通りとなっています。
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ダイ(DAI)の特徴
ダイ(DAI)の主な特徴は以下の3つです。
- 分散型ステーブルコイン
- DefiやNFTで活用される
- ERC20準拠
それぞれ順に解説していきます。
分散型ステーブルコイン
ダイ(DAI)は、ご紹介したように「ステーブルコイン」と呼ばれる米ドルと連動するように設計された仮想通貨です。
一般的なステーブルコインは基本的に中央集権的な構造の中で管理されています。
しかし、ダイ(DAI)はステーブルコインなのに「非中央集権的な構造」になっているのが特徴的で、1箇所に権限が集中することがありません。DAOによって権限が分散されているので、 MakerDAOに参加している人なら誰でも発行可能です。
そのような流れから「分散型のステーブルコイン」と呼ばれています。
分散性とトラストレス(信用の担保がいらない)な特徴を失わず使用できます。
DefiやNFTで活用される
ダイ(DAI)は現在、ウォレットやゲーム、DeFiプラットフォームなど、すでに400以上のサービスやアプリで利用されています。
世界最大級のNFTマーケットプレイスである「OpenSea」では、NFTの購入の支払い方法のひとつとしてダイ(DAI)が採用されました。
そして、仮想通貨(暗号資産)を決済方法として選択しているサービスや、イーサリアムブロックチェーンを取り入れたアプリケーションの開発が進められている点にも注目です。
また、ダイ(DAI)は他のDeFiプロダクト及びサービスへの統合が簡単にでき、既に多くのDeFiプロダクトやサービスでダイ(DAI)の利用が開始されています。
既存の国家のルールの上の銀行サービス等とは異なり、国境の概念が存在しないため、特定の法定通貨へのアクセスを禁止、または制限されている地域の人でも利用可能です。また、日本国内と国外のどちらに居住しているユーザーでも送金コストは同一です。
このような特性から今後一層利用される幅が広がっていくことも期待できます。
ERC20準拠
ダイ(DAI)は、イーサリアムの利便性を高めるため開発された「ERC-20規格(Ethereum Request for Comments)」の仮想通貨です。
ERC-20規格とは、この規格を拠り所としたトークンを利用すると1つのウォレットで管理することができたり、ICO(新規通貨公開)に参加できるという仕組みのことです。
さらに、ERC-20規格はイーサリアム独自の規格で「Metamask(メタマスク)」や「MyEtherWallet(マイイーサウォレット)」などイーサリアムに対応したウォレットが利用可能です。
また、トークン機能はスマートコントラクト技術(契約を自動的に実行できるスマートコントラクト技術)を利用しているので、信頼性の高いシステムを低コストで開発することができます。
ダイ(DAI)とビットコインとの違い
ダイ(DAI) との最も大きな違いは、ビットコインには基軸となる指標がないという点です。
そのため、ビットコインは価格が高騰して大きな利益を狙うことができますが、暴落して資産を失うようなリスクもあります。短期間で激しく価格変動する可能性があるのがビットコインです。
一方、ダイ(DAI)はステーブルコインなので基本的には法定通貨と同じ動きをするので安定感があります。逆に言えば、急な値上がりをすることもなく大きな利益を狙うには向いてない仮想通貨とも言えます。
ダイ(DAI)の今後について
ダイ(DAI)を取り扱う仮想通貨取引所が増えれば、自然と投資する人も増えます。
実際に日本の取引所ではアルトコイン(草コイン)の上場が相次いでいて、直近では2022年2月16日にGMOコインがダイ(DAI)の取扱いを開始した点に注目です。
ダイ(DAI)を利用することで、世界中どこでもいつでも利用ができ、法定通貨よりコストを抑えつつ短時間で送金可能という特徴を活かし、決済や送付などでダイ(DAI)の利用者は増えていくと予想されています。
他の仮想通貨同様、今後さらに仮想通貨全体の市況が高まり、利用環境が拡大することでダイ(DAI)も成長していくでしょう。
またダイ(DAI)を購入するには前述のGMOコインやビットバンクなどの国内仮想通貨取引所で購入することができます。
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まとめ ダイ(DAI)について
今回は、仮想通貨のダイ(DAI)について解説しました。
ダイ(DAI)の最大の特徴は、「分散型のステーブルコイン」であることです。
法定通貨と同じような価値を担保しているので、大きな利益を望むのには向いていない分、暴落する可能性の低い安定傾向の仮想通貨です。
DeFiやNFTでも使用されていることから、今後の利用者の拡大や市場の発展にも期待したいです。
仮想通貨初心者の方は、まずはリスクを抑えて少額から ダイ(DAI) の投資を始めてみてはいかがでしょうか?
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