『Dash(DASH)はどんな仮想通貨?』
『どんな特徴があるの?』
そんな疑問をお持ちの方のために、今回はDach(DASH)について解説します。
Dash(DASH)は、日本ではマイナーな通貨ですが、多くの実用的な機能を有しており世界中での普及が進んでいます。
この記事を読めば、Dash(DASH)の概要や特徴、今後の可能性について詳しく理解できます。
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この記事でわかること
Dash(DASH)とは?
Dash(DASH)公式サイト | https://www.dash.org/ |
https://www.reddit.com/r/dashpay/ | |
https://twitter.com/Dashpay | |
YouTube | https://www.youtube.com/c/DashOrg |
Blog | https://www.dash.org/blog/ |
Discord | https://discord.com/invite/PXbUxJB |
Dash(DASH)はビットコインのソースコードをベースに開発されたPeer to Peer型を採用した仮想通貨であり、2014年にリリースされました。日常的な決済に特化した仮想通貨として、非常に速い処理速度と高い匿名性を備えているのが特徴です。
Dash(DASH)の現在の時価総額は66位となっています。世界中で1万種類以上の仮想通貨が存在し、日々新しい通貨が生まれては消えていっている中で、2014年リリースから現在にいたるまで高いランキングに位置している人気の高い仮想通貨です。
Dash(DASH)の価格推移
Dash(DASH)のチャートです。
2023年9月現在、直近の価格推移は上記の通りとなっています。
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Dash(DASH)の特徴
Dash(DASH)の主な特徴は以下の3つです。
- トランザクション処理が高速
- 匿名性が高い
- マスターノードを採用
それぞれを解説します。
トランザクション処理が高速
Dash(DASH)の取引処理時間は4秒ほどであり、仮想通貨の中でも随一の速さになります。Dash(DASH)がこの処理速度を実現しているのは、インスタントセンドと呼ばれるトランザクション処理を瞬時にロックするサービスを利用しているためです。
ちなみにビットコインのトランザクション処理は10分です。Dash(DASH)は4秒ですから、非常に高速であることがわかります。
このインスタントセンドによって、ビットコインなどでは困難であった店頭での瞬時で安全な決済が可能となっています。こうした決済速度の速さが注目され、Dash(DASH)のウォレットはApple Storeにて正式にアプリとして承認され、Apple社が決済手段として認めています。
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匿名性が高い
Dash(DASH)は誰から誰に送金されたかが、第三者にわからないようになっているため、匿名性が非常に高いという特徴があります。
Dash(DASH)の匿名性を担保しているのは、プライベートセンドと呼ばれるシステムを利用しているからです。このプライベートセンドは、複数の送金を集めた後に、一度途中でシャッフルすることで、送金者を特定できないようにしています。
匿名性が高いため、個人のプライバシー保護につながるものでありますが、犯罪に利用されるリスクもあります。マネーロンダリングの危険性があるため、何らかの国の規制が入る可能性は否定できないといえます。
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マスターノードを採用
Dash(DASH)には、マスターノードと呼ばれる特殊なノードが存在しており、他のノードとは異なる役割を持っています。
マスターノードの主な役割は、インスタントセンドによるトランザクションの処理やプライベートセンドによる匿名性の高い送金、Dash(DASH)に関する重要な意思決定などがあり、Dashのネットワークのセキュリティと速度の向上に寄与しています。
マスターノードになるためには一定の条件を満たす必要があり、その報酬としてトランザクション手数料の一部が支払われる仕組みとなっています。このようにDashはマスターノードを採用することで、Dashネットワークの分散化と民主化を促進しています。
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Dash(DASH)とビットコインとの違い
大きな相違点として、以下の3つがあります。
1つ目は、取引処理速度の速さです。
ビットコインでは10分ほどを要しますが、Dash(DASH)では4秒ほどの圧倒的な速さで取引処理が可能となっています。そのため、ビットコインでは困難であった日常的な決済が可能であり、実際に米国の多くの店舗でDash(DASH)での決済が出来るようになっています。
2つ目は、高い匿名性です。
ビットコインはトランザクションの追跡が可能であるため、匿名性が限られています。一方、Dash(DASH)では、プライベートセンドと呼ばれる技術により、取引記録を追跡するのが不可能とされています。
3つ目は、マスターノードと呼ばれる他のノードとは異なる役割を持つ特殊なノードを採用している点です。
ビットコインでは、ネットワーク上の作業は全てマイナーが行っていますが、Dash(DASH)は2層からなるネットワークを採用しており、異なる役割を与える事で、迅速で匿名性の高い送金を実現しています。
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Dash(DASH)の今後について
Dash(DASH)は日常的な決済に利用出来る通貨として開発され、多くの利便性を有しています。そのため、Dash(DASH)は世界中の多くの店舗で決済ができるようになっており、その数は増加しています。
しかし、近年マネーロンダリングへの懸念から、匿名性の高いサービスに対する国の規制が厳しくなっており、その点は注意しておく必要があります。
ただ、多くの個人情報の流出事件などから、同時にプライバシーに対する意識も世界中で強くなっており、Dash(DASH)のような匿名性を担保した通貨の需要は今後もなくならないでしょう。
まとめ Dash(DASH)について
Dash(DASH)は日常的な決済に特化した仮想通貨として、迅速で匿名性の高い送金を可能としています。
今後何らかの規制が入る可能性は否定出来ませんが、2014年リリースから根強い人気を誇っており、プライバシーに対する意識の向上からも今後Dash(DASH)の価値が上昇する可能性は十分あるでしょう。