「eCash(XEC)って聞いたことがあるけど、どんな仮想通貨だろうか? 」
こうした悩みを持つ方は、今のうちに解決しておき、仮想通貨の波に乗る準備をしておきましょう。
とはいえ、仮想通貨を買いたくても、なんだか怖くて一歩踏み出せない気持ちもわかります。
そこ今回は、eCash(XEC)の特徴や将来性をわかりやすく解説します。
この記事を読めば、eCash(XEC)の強みや今後の可能性がわかりますよ。
なお、国内取引所で取り扱いのない仮想通貨を購入するには、コインチェックなどの国内取引所で仮想通貨を購入し、バイナンスなどの海外取引所に送金して、購入することができます。
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この記事でわかること
eCash(XEC)とは?
名称 | eCash(イーキャッシュ) |
シンボル | XEC |
価格 | ¥0.004325(2023年1月24日現在) |
公式サイト | https://e.cash/ |
eCash(XEC)とは、ビットコインから派生した仮想通貨です。
わかりやすく言うと、ビットコインの親戚みたいなものですね。
ビットコインは、過去に「ハードフォーク」というアップデートを3度経験しています。
2020年11月に行われた3回目のハードフォークで、ビットコインは「ビットコインキャッシュABC(BCHA)」と「ビットコインキャッシュノード(BCHN)」に分裂しました。
2021年に前者の「ビットコインキャッシュABC(BCHA)」が名称を変更し、eCash(XEC)が誕生しました。
eCash(XEC)は、商品やサービスの代金を支払うための決済手段として利用されることを目指しています。
XECトークンの発行枚数は21兆枚と、仮想通貨の中でも発行枚数が多いという特徴があります。
eCash(XEC)の価格推移
eCash(XEC)のチャートです。
2023年9月現在、直近の価格推移は上記の通りとなっています。
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eCash(XEC)の特徴
ここからはeCash(XEC)の特徴について解説します。
具体的には、下記の通りです。
- Bitcoin(BTC)のハードフォークで生まれた
- アバランチ・コンセンサスを採用
- ステーキングで報酬を得ることができる
それぞれ順番に解説します。
Bitcoin(BTC)のハードフォークで生まれた
冒頭でも触れたように、eCash(XEC)はビットコインのハードフォークで生まれました。
ハードフォークとは、簡単にいうとブロックチェーンのアップデートのことです。
元の仮想通貨の特徴を受け継ぎつつも、まったく新しい仮想通貨が生まれます。
ビットコインがハードフォークした理由は、以下のデメリットを克服するためでした。
- 送金時間が長い
- 手数料が高い
上記の問題は、いわゆる「スケーラビリティ問題」が原因です。
ブロックサイズが小さいビットコインは、取引量が増えるほど処理速度が遅くなります。
結果として手数料が高騰し、ユーザーの負担が増してしまいます。
eCash(XEC)は、こうしたビットコインのデメリットを解決する存在になると期待されています。
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アバランチ・コンセンサスを採用
eCash(XEC)は、コンセンサスアルゴリズムに「アバランチ・コンセンサス」を採用しています。
具体的には「Avalanche post-consensus」と「Avalanche Pre-consensus」の2つがありますが、現在は前者のみ実装されています。
Avalanche post-consensusの特徴は、以下のとおり。
- 迅速な取引の処理速度
- 強固なセキュリティ
- 容易なアップデート
注目すべきは、セキュリティの強さでしょう。
eCash(XEC)の前身であるビットコインキャッシュABCは、「51%攻撃」の被害を受けました。
51%攻撃とは、ネットワークの計算処理能力の過半数をコントロールし、不正をはたらくことをいいます。
「Avalanche post-consensus」は分散化されたネットワークのため、51%攻撃を受ける可能性は限りなくゼロに等しいでしょう。
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ステーキングで報酬を得ることができる
eCash(XEC)は、アバランチ・コンセンサスに加えてPoS(Proof of Stake)を採用しています。
今後、eCash(XEC)はステーキング機能が実装される予定です。
実装後にステーキングできるよう、今のうちにXECトークンを買っておくと良いでしょう。
PoSは保有するトークンを使用して、ネットワークをサポートする仕組みのことです。
PoSではステークするトークン量が多いほど、得られる報酬も増えます。
ステークするとはいうものの、ユーザーがすることはウォレットにトークンを保持するだけです。
シンプルな仕組みと手軽さから、ステーキングは投資初心者にも人気です。
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eCash(XEC)とビットコインとの違い
両者の違いは、以下の2つです。
- 発行枚数
- コンセンサスアルゴリズム
ビットコインの総発行枚数は2100万枚です。
一方でeCash(XEC)は、ビットコインの100万倍にあたる21兆枚です。
これには供給量を増やすことで、トークン単価を低くする狙いがあります。
1枚あたりの単価が低くなれば、日常でも使いやすくなりますよね。
ビットコインが採用するコンセンサスアルゴリズムは、PoW(Proof of Work)です。
PoWでは、高い計算能力を持つマイナーだけが取引を承認できます。
対してeCash(XEC)が採用するPoSでは、トークンを保有するだけで取引を承認できます。
高い計算能力は必要ありませんし、PoWより電力消費が小さいので環境にも優しいです。
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eCash(XEC)の今後について
eCash(XEC)は2021年に刷新されたばかりなので、知名度は決して高いとは言えません。
しかし今後のアップデート次第では、大きく成長する可能性は十分にありえます。
例えば、決済手段として普及することが考えられます。
アバランチ・コンセンサスを採用したeCash(XEC)は取引速度が速く、手数料も安いので、利便性が高いです。これには、PoWを採用するビットコインもかなわないでしょう。
その一方で、懸念点もあります。
eCash(XEC)は供給量が多いため、希少性は必然的に低くなります。
そのため、ビットコインのように資産価値が上昇することは期待できません。
投資を考えている人は、少額からの投資をおすすめします。
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まとめ eCash(XEC)について
本記事では、eCash(XEC)の概要や特徴について解説しました。
スケーラビリティ問題を解消しうるeCash(XEC)は、今後ますます注目を集めるでしょう。
いつの日かeCash(XEC)での決済手段が当たり前になる日を期待しましょう。
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