『イーサリアムクラシックとイーサリアムってなにが違うの?』
『どっちに投資したらいいのか判断できない。』
こんなお悩みや疑問を抱えている方も多いです。どちらもイーサリアムという名前が付いていて、違いがよく分からないですよね。
そこで今回は、超初心者向けにイーサリアムクラシックについて解説します。
この記事を読めばイーサリアムクラシックとイーサリアムの違いが分かり、イーサリアムクラシックの特徴と今後の可能性もわかります。
初めて仮想通貨取引を始めるなら
コインチェック公式サイト



最短5分のカンタン申込み
安全・安心の国内取引所
<<あわせて読みたい>>
【コインチェックのメリット・デメリット】初心者向けに特徴や注意点をやさしく解説
この記事でわかること
イーサリアムクラシック(ETC)とは?イーサリアム(ETH)との違いは?

イーサリアムクラシックはスマートコントラクト(自動契約システム)というイーサリアムと同じ機能を持っている分散型のブロックチェーンです。
イーサリアムクラシックはイーサリアムは元々一つで、TheDAO事件がきっかけで、二つに分かれました。なのでイーサリアムと特徴がよく似ています。
イーサリアムとの違いとして、イーサリアムは「変化」し続けているのに対して、イーサリアムクラシックは元々のイーサリアムの思想を大切にしており、セキュリティ性が高く、ハッキングされにくい反面、拡張性を制限しています。また、IOT分野において親和性が高く、今後の活用が期待されています。
一方、イーサリアムは手数料のコストの削減や取引にかかる時間を短縮するために、イーサリアム2.0へのアップグレードが控えているなど、変化し続けています。
イーサリアムクラシックとイーサリアムは機能はよく似ていますが、根本的な思想が違うので、時間が経過し開発が進むことで、違いが分かりやすく現れてくると思います。
<<あわせて読みたい>>
【コインチェックの評判】仮想通貨取引所の気になる口コミや本音をまとめて解説
イーサリアムクラシック(ETC)の特徴

イーサリアムクラシックの特徴として、以下の3点を解説します。
- THE DAO事件
- スマートコントラクト
- IOT
THE DAO事件
イーサリアムクラシックは2016年6月に起きた「The DAO事件」がきっかけで誕生しました。
「The DAO」とは、自律分散型の投資組織で、イーサリアムチェーン上において分散型投資ファンドを構築することを目的としたプロジェクトです。ベンチャー投資に関わる煩雑な手続きをスマートコントラクトを用いて解決できるとして当時、注目されていたプロジェクトです。
このThe DAOのセキュリティのバグを突かれたことが原因で約360万ETH(当時のレートで約50億円相当)が不正に流出しました。
The DAO事件はイーサリアムだけではなく、仮想通貨全体に対してのセキュリティへの不信感に繋がるほどの大事件となりました。この事件への対応でイーサリアムの開発チーム内で意見が対立し、結果としてハードフォーク(ハッカーによる不正送金が起こる前の状態に戻す)をすることになったのですが、このハードフォークの対応に反対する意見側の人たちが古いクライアントソフトウェアを実行し続けたことで、イーサリアムクラッシックが誕生しました。
スマートコントラクト
イーサリアムクラシックの一番の特徴はスマートコントラクトです。
スマートコントラクトは「コントラクト(契約)の自動化」という意味です。
スマートコントラクトがあれば、契約や決済の取引を人の手を介さずにすべて自動で行えるので、決済時の時間短縮、人の手による不正の防止、さらに仲介者が不用になるので、人件費のコストを大幅に削減することができます。
イメージとしては、自動販売機が分かりやすいかと思います。お金を入れたら自動的に決済が完了し、商品とお釣りが出てきます。
そして、スマートコントラクトはブロックチェーン上で動いているので、分散性が保持できているブロックチェーン上であれば第三者が契約などの情報を書き換えたり、過去の情報を改ざんすることはできない強固なセキュリティ面があります。
IOT
イーサリアムはプラットフォーム上のDapps(分散型アプリ)で使用されることを目的に作られています。
一方、イーサリアムクラシックは、IOT分野での活用が期待されいてます。
IOT領域では、遅延のない高速通信により、モノとインターネットをつないでリアルタイムな情報のやりとりが必要です。
こうした分野において、処理スピードの高いイーサリアムクラシックは期待されています。
<<あわせて読みたい>>
【コインチェックのアカウント登録のやり方】初心者向け仮想通貨投資の始め方
イーサリアムクラシック(ETC)とビットコイン(BTC)との違い

イーサリアムクラシックとビットコイン。どちらも同じ暗号通貨ですが作られた目的と用途は違います。
イーサリアムは、スマートコントラクトやIOT分野に強い特性を活かしたプラットフォームとして活用が期待されています。
一方、ビットコインは円やドルなどの法定通貨に代わる「決済」手段として活用されるために開発された通貨です。そして現在、一定の資産性が認められており、現実世界の金(ゴールド)のように今やビットコインは「デジタルゴールド」と呼ばれています。
<<あわせて読みたい>>
【コインチェックでビットコインを買う方法】初心者向け仮想通貨投資の始め方
イーサリアムクラシック(ETC)の今後について

暗号資産に関連するテクノロジーがトレンドになると市場全体が盛り上がり、通貨の価格も上昇する傾向があります。
2021年7月にMagnetoのアップグレードを予定していましたが、2022年5月現在のところ適用されていません。
DeFiとNFTの流行(トレンド)により価格が上がったイーサリアムのように、今後やってくるであろうメタバースやGameFiなどの流行(トレンド)に乗ることが、価格が上がるのに必要な一つの要因になると思います。
一方、イーサリアムクラシックのコンセンサスアルゴリズムが、電量消費が激しいというデメリットを持つPoW(Proof-of-Work:プルーフ・オブ・ワーク)である点は気になるところです。イーサリアムは、この弱点を克服した PoS(Proof-of-Stake:プルーフ・オブ・ステーク) への移行が予定されています。
<<あわせて読みたい>>
【仮想通貨の始め方】初めての方へ簡単3ステップでビットコインに投資ができる方法
まとめ イーサリアムクラシック(ETC)について

・イーサリアムクラシックは元々のイーサリアムの思想を大切にしており、セキュリティ性も高く、ハッキングもされにくいがその反面、拡張性を制限している。
イーサリアムは手数料のコスト削減、取引にかかる時間を短縮するために、イーサリアム2.0へのアップグレードが控えているなど変化し続けている。
・イーサリアムクラシックとイーサリアムは元々一つの暗号通貨だったが、TheDAO事件をきっかけに2つに分かれた。
・イーサリアムクラシックの一番の特徴は「スマートコントラクト」
・イーサリアムクラシックは主にIOT分野などで使用するのを目的として作られた通貨。ビットコインは円やドルなどの法定通貨に代わる「決済」を目的として作られた通貨。
・イーサリアムクラシックが今後、価格が上がる要因としてメタバースやGameFiなどのテクノロジーのトレンドに乗れるかが重要。イーサリアムクラシックは知名度があり海外、日本の取引所での取り扱いがあるので、上昇する要因を満たせば、価格はしっかり上がると考えられます。
初めて仮想通貨取引を始めるなら
コインチェック公式サイト



最短5分のカンタン申込み
安全・安心の国内取引所
<<あわせて読みたい>>