「Flow(フロー)」って聞いたことがあるけど、どんな仮想通貨だろうか?
いつまでも仮想通貨の波に乗れなくて悩んでいる方、いるのではないのでしょうか?
仮想通貨を買ってみたいと思っても、なんだか怖くて一歩踏み出せないですよね。
そこで今回は、初心者の方に向けて仮想通貨Flowの特徴をわかりやすく説明します。
この記事を読めば、Flowの強みや今後の可能性がわかります。
Flowは国内取引所での取り扱いはありませんが、Flowを開発したDapper Labs (ダッパーラボ)はコインチェックと連携しています。
Flowが気になる方は、コインチェックで口座開設をしておくと良いでしょう。
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この記事でわかること
Flow (フロー) とは?
Flowとは、Dapper Labs(ダッパーラボ)が開発した新しいブロックチェーンネットワークです。
Dapper Labsはブロックチェーンを利用したNFTゲーム、CryptoKitties(クリプトキティ)やNBA Top Shotなどを開発、提供しています。
そのDapper LabsがNFTゲームやアプリのために新しく開発したのがFlowというブロックチェーンです。
Flowはブロックチェーンが抱えるスケーラビリティの問題や処理速度の遅延を改善し、NFTなどでの活用が進んでいます。
公式サイト | Flow公式サイト |
Flow(フロー)の価格推移
Flow(フロー)のチャートです。
2023年9月現在、直近の価格推移は上記の通りとなっています。
2022年12月現在、時価総額ランキングでは36位。
2021年1月上場した時は7ドル、4月初めに40ドル付近まで高騰しました。
5月以降に価格が暴落し、8ドルまで下がりました。
この時は仮想通貨全体の価格が暴落していたため、その影響を受けたと思われます。
その後8月末には28ドルまで戻り、上昇と下落を繰り返しながら2022年1月には9ドル、緩やかに下降を続けて12月現在は1ドル付近まで下がっています。
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Flowの特徴
Flowの主な特徴は以下の3つです。
- 処理速度が速い
- NFTゲームやDappsに強みを持つ
- 開発しやすい
それぞれを解説します。
処理速度が速い
従来のブロックチェーンでは、シャーディングという技術が使われていましたが、Flowには使われていません。
シャーディングとは検証作業を水平に分割して処理し、一定時間に処理する取引の件数を向上させることです。
Flowでは、作業を4つの工程に分割することで、処理能力を上げるという手法をとっています。
4つの工程
- 収集(Collection)
- 合意(Consensus)
- 実行(Execution)
- 検証(Verification)
現時点で多くのNFTゲームやアプリはイーサリアムのブロックチェーンを利用していますが、近年ユーザー数の増加によるスケーラビリティ問題が生じています。
スケーラビリティ問題とは、取引数の増加によって承認作業に時間がかかり、手数料が値上がりすることです。
Flowでは独自の手法を取り入れ、処理能力を向上させることで、スケーラビリティ問題の改善を図っています。
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NFTゲームやDappsに強みを持つ
従来のブロックチェーンが採用している処理技術、シャーディングはエラーが起きやすいというデメリットがありました。
NFTゲームやアプリではエラーの発生は致命的です。
Flowでは4つに役割を分担する技術を採用しエラーを発生しにくくしているため、NFTゲームやアプリに強いと言えます。
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開発しやすい
多くのアプリはイーサリアムのブロックチェーン上で展開されており、開発には「Solidity」という難解なプログラミング言語が必須でした。
Flowは比較的容易な言語である「Cadence(ケイデンス)」を採用しているため、開発しやすいというメリットがあります。
またSDK(ソフトウェア開発キット)が豊富に用意されているので、仮想通貨やブロックチェーンについての専門知識がない人でもアプリの開発が可能です。
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Flow (フロー)とビットコインとの違い
Flowとビットコインとの主な違いは以下の3つです。
- 処理速度の違い
- DappsやNFTの開発
- ステーブルコインの発行
ビットコインのコンセンサスアルゴリズムであるPoWでは、ブロックの生成に時間がかかるため高速な処理ができません。
また、ビットコインは通貨としての運用が目的のため、DappsやNFTなどブロックチェーンを活用した開発ができません。
ビットコインは非中央集権的な仕組みで運営されるためステーブルコインなどの発行ありません。
Flowにはステーブルコインの発行やステーキングができるなど、ビットコインにはない魅力が多数あります。
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Flow (フロー)の今後について
Flowは新しいブロックチェーンとして関心を集めています。
Dapper Labs(ダッパーラボ)が開発したNFTゲームやアプリも Flowのブロックチェーンに今後移籍されると、それに伴いユーザー数も増加すると予想されます。
取引量が増えるとガス代も増えるので、Flowの価格上昇も期待できるでしょう。
2020年にDapper Labsは国内大手取引所Coincheck(コインチェック)との事業提携を開始しました。2021年3月には「Coincheck NFTβ版」がローンチされ、NFTデジタルコンテンツの購入が可能になりました。
2022年12月現在、Flowは国内取引所での取扱いはありませんが、今後Coincheckや他の取引所へ上場する可能性は大いにあります。
通常、仮想通貨が取引所に新規上場すると、価格が上昇する傾向にあります。
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まとめ 仮想通貨Flow (フロー)について
Flowの特徴、価格、今後について解説しました。
簡単にまとめると、以下の通りです。
- 独自の処理能力により処理速度が速い
- エラーが発生しにくいためNFTゲームやアプリの開発に強みを持つ
- 比較的容易なプログラミング言語を採用しているので開発しやすい
- 独自のステーブルコイン「Flow USD(FUSD)」を発行している
- 国内取引所での取り扱いがないが、開発元がCoincheckと事業提携している
FlowはNFT関連銘柄として注目を集めています。
今後NFTゲームやアプリがFlowのブロックチェーン上で展開されるとFlowの取引量が増え、価格の上昇が期待できるでしょう。
Flowは国内取引所で取扱いがありませんが、バイナンスやユニスワップなどの海外の取引所を経由して購入する方法があります。
仮想通貨の取引の経験がない方には、まずは国内大手の取引所Coincheckでの口座開設から始めましょう。
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