オーケービー(OKB)という仮想通貨が気になっている方も多いです。
オーケービー(OKB)は、条件を満たせば取引所をおトクに利用できるメリットのある取引所トークンです。
この記事を読めば、
- OKBの特徴
- OKBとビットコインの違い
- OKBの将来性
がわかります。
初心者にもわかりやすく解説しますので、ぜひ最後までお付き合いください。
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この記事でわかること
オーケービー(OKB)とは?
<オーケービー(OKB)の基本情報>
仮想通貨名称 | OKB(オーケービー) |
ティッカーシンボル | OKB |
現在の価格(2022年12月現在) | 3064.99円 |
時価総額(2022年12月現在) | 183,896,063,441円 |
公式サイト | https://www.okx.com/okb |
OKBは、中国三大取引所と評される海外取引所OKExが2019年4月に発行開始した取引所トークンです。
2021年6月にはOKExが設立した日本法人OKCoinJapan(国内取引所)で取り扱いが開始されました。
取引所トークンとは、その名の通り、仮想通貨取引所が独自に発行している仮想通貨です。
有名なのは、海外の大手取引所Binanceが発行しているBNB(バイナンスコイン)やDEX(分散型取引所)のUniswapが発行しているUNI(ユニ)で、通常、取引には海外取引所を利用しなければなりません。
OKBは国内取引所を利用できるので、より身近に感じられるでしょう。
オーケービー(OKB)の価格推移
オーケービー(OKB) のチャートです。
2023年9月現在、直近の価格推移は上記の通りとなっています。
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オーケービー(OKB)の特徴
オーケービー(OKB)は取引所トークンとしてはめずらしく、国内の仮想通貨取引所で購入できる仮想通貨です。
主な特徴は以下の3つです。
- 定期的にバーンを実施
- 「OKEx」の取引手数料が割引になる
- 「OKEx」のガバナンスに参加できる
それぞれを解説します。具体的な特徴をみていきましょう。
定期的にバーンを実施
OKBは定期的にバーン(焼却、仮想通貨を使えなくすること)を実施する点に特徴があります。
バーンの仕組み自体は、取引所トークンとしてめずらしいことではありません。たとえばBNB(バイナンスコイン)などでも実施しています。
バーンの目的は、トークンの市場供給量を減らし、希少性を高めることです。結果として、トークンの価値が安定する効果が期待できるために実施されます。
OKBはまず、リリース時に発行上限数の10億枚のうち7億枚をバーンしました。残りの3億枚を発行上限数として定め、以後も3か月ごとにバーンし、価格維持に努めています。
今後も定期的なバーンを実施し続けていくことにより、価値の安定化が図られていくでしょう。
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「OKEx」の取引手数料が割引になる
OKBはOKExが発行したトークンですので、OKExで取引する際に手数料面でも特典が受けられるように設計されています。
OKExの取扱銘柄は百数十種類で、アルトコインの投資を積極的にしていきたい投資家にとっては魅力的な取引所です。
OKBの保有量に対応した取引手数料の割引が受けられ、割引率は最大40%です。
投資家は取引手数料を割安にしたいと考えますので、この割引率をインセンティブとして、OKExを利用する世界中の投資家がOKBを買い支えています。
OKExはBinanceやHuobi(フォビ)と合わせて中国三大取引所といわれるほどの規模を誇る取引所ですので利用者も非常に多く、OKBの人気を支えています。
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「OKEx」のガバナンスに参加できる
OKBの保有者には、保有量に応じて取引所のIEO(Initial Exchange Offering)参加資格も与えられます。
IEOとは、ブロックチェーンのプロジェクトが発行するトークンを取引所が先行販売するサービスのことです。
プロジェクト側にとっては、市場へ上場する前に、事業に必要な資金を調達できるメリットがあります。
一方、投資家にとっては、市場での一般取引が始まる前の段階で、公開価格より低い価格でトークンに先行投資できるメリットがあります。
OKBは、取引所OKExが開催するIEO「OKExジャンプスタート」で使用できる唯一のトークンです。
OKExジャンプスタートでは、「OKBの30日間の平均保有量」または「1日の最小保有量」に基づいて割当係数が付く仕組みとなっています。
つまり、OKBの保有量が多い投資家ほど、新規トークンを優先的に確保できるように設定されているのです。
さらに、OKBを保有していると、次のIEO銘柄を決める投票にも参加できます。
投資家にとって、OKBを保有し続けたり保有量を増やすインセンティブとなっています。
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オーケービー(OKB)とビットコインとの違い
OKBは、ビットコインとはなにが違うのでしょうか?
ビットコインは、2009年に発明された最初の仮想通貨で、サトシ・ナカモトという謎の人物によって考案されました。
現在では、土台となっているブロックチェーン技術の有用性により、送金や決済手段として利用されていますが、なかでも際立っているのが「デジタル・ゴールド」といわれる側面です。
つまり、ビットコインは現金や株、債券などの代わりに「資産を保全しておく手段」として最も評価されている存在といえます。
ビットコインの発行上限枚数は2100万枚と設定されており、現在も発行され続けています。短期的な暴騰を避けるために「半減期」を設け、長期的にわたって発行される仕組みを採っています。OKBのようにバーンの仕組みはなくても希少性を保っているのです。
また、ビットコインは特定の取引所のために開発された仮想通貨ではないため、OKBのようにOKExの利用の際に有利になる、といったユーティリティ(効用)はありません。
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オーケービー(OKB)の今後について
OKBの将来性をみていきましょう。
OKBは取引所OKExのために開発された仮想通貨でした。そのためOKEx、OKCoinJapanが優位性を高めるほど、その価値も高まるものといえます。OKBの将来性は取引所の優位性にかかっているのです。
OKExは世界上位の取引所ですので、OKBも、BainanceにおけるBNBのように高騰する可能性も考えられます。
また、OKBには取引所以外での活用が進んでいる側面もあります。
すでに、仮想通貨専用のショッピングサイト「cryptomall(クリプトモール)」ほかECサイトやホテル予約、航空サービス、dApps(分散型アプリケーション)でも利用できます。
利用が拡大すれば、それだけOKBの価値も高まる可能性があるといえます。
OKBは金融庁が認めたホワイトリスト銘柄でもあります。
数ある仮想通貨のなかで希少なホワイトリスト銘柄として、投資家の評価も得られるでしょう。
イーサリアム規格のERC-20で発行されているため、利便性が高い点でも期待できる銘柄です。
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まとめ オーケービー(OKB)について
OKBは、大手取引所OKExの利用において、手数料が有利になったりIEOのガバナンスに参加できるといった特典がうれしい取引所トークンです。
OKExの存在感や、利用シーンの拡大によって将来性が期待できる銘柄です。
国内取引所OKCoinJapanで取引できる気軽さがありますので、ぜひ保有を検討してみてください。
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