この記事では、仮想通貨SingularityNET(AGIX)について、特徴や将来性、時価総額1位のビットコインとの違いなどについてご紹介します。
仮想通貨の購入・保有のきっかけは主に次の2つです。
- プロジェクト内容に賛同・期待しての出資
- 将来、値上がりする可能性を見越しての投資
きっかけ自体は株と似ていますよね。しかし、仮想通貨は株よりリスク=価格の振り幅による利益や損失の額が大きいため、入念にリサーチしたうえで購入する必要があります。
この記事を読めばSingularityNET(AGIX)について理解が深まり、購入の良し悪しの判断材料になるはずです。ぜひ最後までご覧ください。
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この記事でわかること
SingularityNET(AGIX)とは?
SingularityNETとはAI分野での協力・協調を目的とするマーケットプレイスで、SingularityNET内で使えるユーティリティトークンが仮想通貨AGIXです。
AIツールはひとつの社内で閉鎖的に開発されているため、基本的に異なるAIツールをつないで1つのタスクを実行できないのですが、SingularityNETではそれが可能となっています。
開発したAIツールを持ち寄り、お互いの良さを引き出したり、欠点を補ったりすることで今までできなかったことが可能になれば、AI分野の発展に貢献したとしてSingularityNETとユーティリティトークン(取引通貨)であるAGIXの価値は大きく上がることが期待できます。
SingularityNET(AGIX)の特徴
SingularityNETと仮想通貨AGIXの主な特徴は以下の3つです。
- SingularityNETのユーティリティトークンである
- ガバナンスへの参加、ステーキングが可能
- 創設者は有名AIロボット開発者
順番に詳細をご紹介します。
SingularityNETのユーティリティトークン
AGIXはSingularityNETのユーティリティトークンです。
ユーティリティトークンとは、特定のコミュニティ、サービスの利用につかうトークン(仮想通貨やデータ)の総称。
AGIXはSingularityNETの中で、物やサービスの購入に使う通貨としての役割を持っています。
物を買ったりサービスを受けたりするために、日本なら円、アメリカならドルで支払うのと同様に、SingularityNETではAGIXで支払うものであるとイメージすればわかりやすいかもしれません。
ガバナンスへの参加やステーキングもできる
AGIXを保有しているとガバナンスへの参加権を持つことができます。
ガバナンスとは「統治」「管理」「運営」といった意味の言葉で、要はAGIXを持っていると、SingularityNETの管理や運営に口出しすることができるようになります。
ある会社の株を持つと、株主として会社の経営に介入する権利が得られるのと同じイメージで、AGIXを持つと保有量に応じてSingularityNETの運営に自分の意見を反映させることができるというわけです。
また、AGIXはステーキングも可能です。
ステーキングとは、「ある仮想通貨を保有することによって報酬が得られる仕組み」のこと。株でいうところの配当金に相当するものです。
仮想通貨の時価に応じて報酬も増減しますので、AGIXに限らずステーキングが可能で、将来価値が上がりそうな仮想通貨を持っていると資産を大きく増やすことが期待できます。
AIロボット「ソフィア」開発者などが創設
SingularityNETの創設メンバーには「世界一表情が豊かな人型AIロボット」と呼ばれる「ソフィア(Sophia)」の開発に携わったベン・ゲーツェル博士など、多くの博士号を持つ人がいます。
人間と変わらない自然な素振りで、さまざまな会話をするソフィアの姿を見たことがある人もいるのではないでしょうか。
ソフィアはロボットですが、サウジアラビアでは市民権を獲得しており、国際連合でのスピーチ経験も持っています。
そして、ソフィア自身もSingularityNETの一員として属しており、SingularityNETのプラットフォームを利用してさまざまなAIサービスにアクセスし、より高度なAIロボットを目指して学習することでSingularityNETの発展に貢献しています。
SingularityNET(AGIX)とビットコインとの違い
AGIXとビットコインの最大の違いは「できることの範囲の広さ」です。
AGIXは決済手段、投票権、報酬の支払い手段とさまざまなことに使われる仮想通貨です。万能ではありますが、使える場所は基本的にSingularityNET内に限られます。
対してビットコインの役割は通貨としての役割に限られます。ガバナンスへの参加やステーキングなどはできません。
しかし、通貨として利用できる範囲は世界的にとても広いです。日本でもビックカメラ系列(コジマ・ソフマップなど)やメガネスーパーなどで一般の買い物の決済手段としてビットコインが使えます。
ビットコインは決済に用途が限られているかわりに、一般の貨幣と同じような使い方ができるため、より多くの人が便利に使える仮想通貨ということで価値が世界的に認められています。
SingularityNET(AGIX)の今後について
AGIXは時価総額ランキング104位、AI関連銘柄におけるランキング4位に位置しています。(2023年7月16日現在、CoinMarketCapより)
AGIXの誕生は2018年1月で、AI関連銘柄に限ると比較的歴史がある仮想通貨です。
加えてSingularityNETには、
- 「異なるAIツールをつなぐことができる」独自の強みを持っている
- ソフィアなど、実績のあるAIツールを今後の開発に活用できる
など、将来の発展に期待できる要素が多くあるため、AGIXの価格上昇は期待できると言えます。
一方で、アルトコインの性質も例外なく持ち合わせており、時価総額1位のビットコインの値動きがAGIXの価格に影響することがあるため、価格変動リスクを承知したうえで保有する必要があります。
アルトコインは基本的にコンセプトに賛同できるなどの明確な理由がない限り、仮想通貨初心者には取扱いが難しいです。プロジェクトに賛同しての出資目的だとしても少額・長期の出資にとどめるのが無難でしょう。
まとめ SingularityNET(AGIX)について
SingularityNETはChat GPTなど近年発展がめざましいAI分野のプラットフォームということで注目度は非常に高いです。
しかし、仮想通貨自体、価格変動リスクが大きい資産のため、将来性があるとはいえアルトコインであるAGIXへの投資は慎重に行うべきです。
投資は「少額・長期・分散」によってリスクを抑えることができます。価格変動が激しい仮想通貨も例外ではありません。大儲けを狙っての多額投資は控えて地道にコツコツ積み重ねることをおすすめします。