「テラ(LUNA)って聞いたことがあるけど、どんな仮想通貨だろうか?」
「仮想通貨は種類が多くて違いがわからない。いつまでも仮想通貨の話についていけない。」
こんな悩みをお持ちではないでしょうか。
いざ仮想通貨を買おうと思っても、なんだか怖くて一歩が踏み出せませんよね。
そこで今回は、テラ(LUNA)の特徴についてわかりやすく説明します。
この記事を読めばテラ(LUNA)の今後の可能性がわかり、購入の判断もできるようになります。
記事後半では、テラ(LUNA)とビットコインの違いや、テラ(LUNA)の買い方についても解説しますので、ぜひ最後までご覧ください。
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テラ(LUNA)とは?
テラ(LUNA)の概要は以下のとおりです。
トークン名称 | テラ(LUNA)→テラクラシック(LUNC) |
シンボル | LUNA→LUNC |
現在の価格(2022年8月現在) | 0.013円 |
購入できる取引所 | Kucoin、Binance、Bybit、Crypto.com、Prime XBT、OKX、BitFinex、Huobi Global |
公式サイト | テラ(LUNA)公式サイト |
テラ(LUNA)は、韓国のTerraform Labs社が開発したプロジェクトです。
プロジェクトの内容は、テラというブロックチェーン上で発行される仮想通貨LUNAを用いて、ステーブルコインを発行することです。
ステーブルコインとは、米ドルや韓国ウォンなどの法定通貨の価格と連動して価格が決まる仮想通貨です。
仮想通貨は法定通貨と比較して価格変動が激しく、実用性に乏しいといわれています。一方、ステーブルコインは「stable:安定している」という文字の通り、法定通貨とほぼ同じ価値で推移し、価格変動が緩やかなのが大きな特徴です。
テラ(LUNA)にはステーブルコインを発行し、従来の仮想通貨が抱える「決済のしづらさ」という課題を解決し、実用的に使えるようにする狙いがありました。
そのため、期待値も大きく2021年には海外大手取引所Binanceへの上場を果たします。ところが、2022年5月に大暴落が起こり、テラ(LUNA)の価格は大きく低下してしまいました。
テラ(LUNA) の価格推移
テラ(LUNA) のチャートです。
2023年9月現在、直近の価格推移は上記の通りとなっています。
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テラ(LUNA)の特徴
テラ(LUNA)の特徴について以下で3つご紹介します。
- ガバナンストークンとしての機能
- ステーキング機能
- 暴落している
それぞれを解説します。
テラのガバナンストークン
テラが発行する仮想通貨LUNAは、ガバナンストークンとしての機能があります。ガバナンストークンとは、保有によってプロジェクトの運営に関して意見や投票ができる権利のこと。
さらに、LUNAはアルゴリズムによってステーブルコインの価格変動に対してその価格を調整する役割ももっています。
米ドルと価格が連動しているテラUSD(UST)を例にあげてみましょう。
1USTの価格が1ドルよりも安い時。これは、USTの供給量が多いことを意味します。
そのため、USTの供給量を減らして価格上昇を狙います。
- 0.99ドルで1USTに交換
- 1USTは1ドル相当のLUNAと交換できるため、1USTをLUNAと交換
- USTは焼却され、LUNAが発行される
USTの価格が安いときはUSTが焼却され、LUNAが発行されるということです。
反対に、1USTの価格が1ドルより高い時はどうでしょう。
USTの需要が高いということです。
そのため、USTの供給量を増やして価格を下げるという動きが発生します。
- 1ドル相当のLUNAで1USTに交換
- 1UST=1.01ドルであるため、売却によって利益(0.01ドル)を得る
つまり、USTの価格が高い時はUSTが発行され、LUNAが焼却されます。
このように、LUNAは投票権などのほか、USTをはじめとしたステーブルコインの価格を調整する役割も担っています。
ステーキングができる
LUNAはテラのネットワークでステーキングが可能です。ステーキングとは、預け入れによって利息がもらえる仕組みのこと。
例えば銀行に預金しておくと、定期的に利息がもらえます。仮想通貨も預け入れすることで利息や手数料がもらえるという仕組みです。
この仕組みをステーキングといいます。
LUNAのステーキング報酬は年利が高く、決済時に発生するトランザクションの手数料も得られることでとても人気がありました。
一方で、一度預け入れすると21日間資金がロックされ、動かせなくなってしまいます。
2022年5月の大暴落の際、資金が動かせなくなった人が多くいました。
短期間で値動きが大きい通貨をステーキングする際は、資金ロックのリスクも踏まえて行うとよいでしょう。
また、2022年8月現在、暴落によりLUNAの流動性の確保は難しくなってしまいました。
そのためステーキング報酬はほとんど見込めない状況です。
暴落については以下で詳しく解説しています。
暴落している
2022年5月にテラ(LUNA)は大暴落しています。
原因は以下の通り
- 何者かが多額のテラUSDを売却した
- 売却による価格の低下に対し、運営者はテラ(LUNA)の買い支えをした
- その手段としてビットコインを大量に売却した
- ビットコインの売却に不安を感じた投資家がテラUSDを売却した
- テラUSDの価格低下によりLUNAが大量に発行され、インフレが起こった
- LUNAの売却の動きが加速し、テラUSDとLUNAは大暴落してしまった
暴落の結果、Binanceをはじめとした海外の大手取引所はテラUSDの取り扱いを停止してしまいました。
2022年8月現在、日本円の価格で0.013円程度となっています。
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テラ(LUNA)とビットコインとの違い
テラ(LUNA)とビットコインの違いは、その機能と購入方法を知ることで違いがわかります。
以下で解説していきます。
機能の違い
テラ(LUNA)の機能は主に
- ガバナンストークンとしての機能(テラのプロジェクトにおける発言・投票権)
- ステーブルコインの価格を調整する機能
- ステーブルコインと交換する機能
- ステーキングによる報酬を得る機能(2022年8月現在はほとんど見込みなし)
があります。
一方、ビットコインの機能は主に
- 個人や企業へ送金する機能
- 決済の機能
- 金融投資としての機能
となっています。
購入方法
テラ(LUNA)は国内の仮想通貨取引所での取り扱いがなく、海外の取引所でのみ購入できます。
取り扱いは以下
- Kucoin
- Binance
- Bybit
- Crypto.com
- Prime XBT
- OKX
- BitFinex
- Huobi Global
購入方法は
- 国内の仮想通貨取引所でビットコインなどを入手
- 上記の取引所へ送金
- テラ(LUNA)を購入
となります。
一方、ビットコインは国内外の多くの取引所で購入できます。
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テラ(LUNA)の今後について
テラは2022年5月の大暴落により価格が下がり、市場の不信感を招く結果となりました。
今後プロジェクト復興にあたり、新規のブロックチェーンであるテラ2.0を作成し、既存のテラ(LUNA)はテラクラシック(LUNC)へ、テラ2.0の仮想通貨がテラ(LUNA)となりました。
新チェーンのプロジェクトは、
- アルゴリズム型のステーブルコインは使用しない
- 新LUNAをテラクラシック(LUNC)やUSTの保有者、テラクラシックアプリの開発者に配布
などの方針が発表されています。
今後はステーブルコインの実用性向上と取引所への上場の可否などが価格上昇の焦点になるでしょう。
ステーブルコインはその規制自体しっかりと定まっていない部分もあります。プロジェクトの動向によっては価格がさらに下がることも考えられます。
購入は動向を見ながら慎重に検討しましょう。
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まとめ テラ(LUNA)について
本記事では、テラ(LUNA)の概要や特徴について解説しました。
要点を以下にまとめます。
- テラ(LUNA)は韓国のTerraform Labs社による、仮想通貨LUNAを使ったステーブルコインを発行するプロジェクトである
- ガバナンストークンとしての機能や、ステーキングによる報酬の獲得が可能(2022年8月現在ではほぼ見込みなし)
- 2022年5月に暴落し、新しいプロジェクトに移行している
- ビットコインとは機能に大きな違いがある
- 今後の価格上昇の見込みは、ステーブルコインの実用性や取引所への上場の有無などにかかっている
価格上昇の可能性はプロジェクトの動向によるため、注意深く見ていく必要があるでしょう。
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