Waves(WAVES)は、Dapps(分散型アプリケーション)の独自開発プラットフォームを持つ仮想通貨です。DeFiやNFTなどの将来性からも価格動向が気になります。
この記事を読むと、
- Waves(WAVES)の特徴とは?
- WAVESとビットコインの違い
- WAVESの将来性
がわかります。
WAVESの投資において気になる点にフォーカスして初心者にもわかりやすく解説します。
アルトコインの雄、イーサリアムと同じくDappsプラットフォームのネイティブトークンであるWAVESの将来性を知りたい人は、ぜひ最後までお付き合いください。
この記事でわかること
Waves(WAVES)とは?
< Waves(WAVES) 基本情報>
仮想通貨名称 | Waves(ウェーブス) |
ティッカーシンボル | WAVES |
現在の価格(2023年2月現在) | 373.67円 |
時価総額(2023年2月現在) | 41,327,852,428円 |
公式サイト | https://waves.tech/ |
WAVESは2016年4月に「Waves Platform」としてロシアの物理学者によって開発されました。Waves Platform上で使われている独自の仮想通貨がWAVESです。
WAVESは「セキュリティ」と「分散化」がキーとなる施策に幅広く活用できるので、さまざまなユースケースが考えられます。
たとえばオープンファイナンスやゲーム、個人認証、機密データ処理など、社会的にニーズの大きい分野で活用できる可能性があります。需要が高まるほど価格上昇も期待できるでしょう。
WAVESはBINANCEなどの海外取引所でしか入手できません。
まずは国内取引所にアカウントを開設し、ビットコインなどのペア通貨を購入して海外取引所に送金すると購入できるようになります。
Waves(WAVES) の価格推移
Waves(WAVES) のチャートです。
2023年9月現在、直近の価格推移は上記の通りとなっています。
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Waves(WAVES)の特徴
WAVESの主な特徴は以下の3つです。
- 独自トークンを発行できる
- 手数料が安く、処理が高速
- コンセンサスアルゴリズムにLPoSを採用
それぞれを解説します。
独自トークンを発行できる
最大の特徴ともいえるのが、WAVESの機能「Custom Application Token」を利用するとオリジナルトークンがかんたんに発行できる点です。
プログラミング知識がない一般ユーザーであっても手軽にトークン発行できるのが魅力です。発行費用は1WAVESです。
トークンは発行すればすぐに送金や取引に利用できるので、クラウドファンディングやICO(新規トークンセール)にも最適です。
さらにプラグイン(拡張機能)によってトークンにさまざまなスペックを付け加えられます。たとえば円などの法定通貨や有価証券、知的財産などの価値とペッグ(紐づけ)したり、送金機能を付与できるといったものです。
独自トークン発行機能は、数ある仮想通貨のなかでWAVESのポジションを高めるものとなっています。
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手数料が安く、処理が高速
WAVESは手数料が安く抑えられ、処理速度も高い仮想通貨です。
WAVESのメインネット「Wave-NG」では1秒間につき100ほどのトランザクションを処理できます。ビットコインの処理速度が3~7/秒なのに比べると高速です。
高度な計算を必要としない仕組みで運営されているので、承認時間が少なく済むためです。
ビットコインやイーサリアムなどのブロックチェーンが抱えていたスケーラビリティ問題を解消する素地も持っているのがWAVESです。
WAVESが2017年に提供開始したDEX(分散型取引所)「Waves Exchange」は「最速のDEX」と評価されていて、手数料も0.003WAVESほどと非常に低い水準になっています。
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コンセンサスアルゴリズムにLPoSを採用
WAVESが採用しているコンセンサスアルゴリズムはLPoS(Leasing Proof of Steak)です。保有する仮想通貨を他のバリデータに貸し出すことによって、少額からでもステーキングに参加できます。
ビットコインで有名なPoW(Proof of Work)は、要求される計算を成功させたマイニング参加者がデータを承認し、報酬を得る仕組みです。
かかる電力消費量が大きく処理速度が低いデメリットがあります。また、大規模なマイニング機械を用意できる大資本家しか参入できない点も指摘されます。
一方、LPoSの基礎であるPoSでは、保有している仮想通貨をステーキング(預け入れ)することでデータを承認し、報酬を得る仕組みです。
PoSではコイン保有者のなかからデータ承認者が保有量や貢献度に応じて選ばれるので、計算競争が起きず、PoWに比べて電力消費量を99%も削減できるとされています。
保有している仮想通貨をステーキングするだけでよいので、個人でも参入できます。
Powほど高い報酬は得られませんが、長期に渡って保有するほど報酬を得られる仕組みです。
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Waves(WAVES)とビットコインとの違い
WAVESと仮想通貨の始祖ビットコインの違いをみていきましょう。
ビットコインはブロックチェーン技術とともに2009年にローンチしました。PoWを採用し、2100万枚を上限としてマイニングされつづけています。
ビットコインは「デジタルゴールド」とも呼ばれ、仮想通貨の投資先として圧倒的に人気です。
一方でビットコインはWAVESのようにDapps開発ができるプラットフォーム機能は持ち合わせていません。
WAVESはその後に開発されたLPoSを採用し、総発行枚数1億枚で追加発行はありません。
WAVESの価格変動も多くの仮想通貨と同じようにビットコインに連動している傾向がみられます。
WAVESの存在意義や将来性はプラットフォーム開発にかかっているといえます。
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Waves(WAVES)の今後について
WAVESの将来性を占う3つのポイントをみていきましょう。
Dappsの需要の高まり
WAVESはDappsが普及するほど需要が高まる仮想通貨です。
仮想通貨を購入すればだれでも利用できるDappsは公平性と透明性の高さの点で期待が集まっています。従来の中央集権型金融システムの欠点を克服するといわれるDeFiでも活用されています。
企業や政府による活用
WAVESは、たとえばロシアではバーガーキングがオリジナルトークンを発行した実績があります。
オリジナルトークンが従来のポイントシステムに代わるツールとして広く大規模組織に活用されていけば、WAVESの価格も上昇するでしょう。
プロジェクト開発の進捗
2018年の価格上昇には新サービスのリリースやロードマップのアップデート情報が流れたことが影響したとする分析があります。
今後もWAVES自体の開発に関してポジティブなニュースが流れれば、価格上昇の引き金になる可能性があります。
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まとめ Waves(WAVES)について
WAVESは、Dapps開発ができるプラットフォームのネイティブトークンとして将来性が見込まれている仮想通貨です。
WAVESを購入したい場合は、まずは国内取引所に口座開設し、ビットコインなどのペア通貨を購入するところから準備していきましょう。