『リップル(XRP)って名前はよく聞くけどどんな仮想通貨なの?』
『買ってみたいけどよく分からないんだよな。』
そんな疑問を抱えている方も多いです。日本人に大人気の仮想通貨のリップル(XRP)。名前は本当によく聞きますが、いまいちどんなコインなのか分からないですよね。
そこで今回は、リップル(XRP)について初心者向けにわかりやすく解説していきます。
この記事を読めばリップル(XRP)がどんな仮想通貨なのかが分かります!
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この記事でわかること
リップル(XRP)とは?
リップル(XRP)とは、リップル社が提供する「リップルネットワークや、そのネットワーク内で使用される仮想通貨のことです。
リップル(XRP)とは、ビットコインやブロックチェーンが誕生する以前の2004年にRyan Fugger氏によって仕組みが考察されました。2011年にビットコインの初期の開発者らがXRP Ledgerの開発に着手し、2012年にXRP Ledgerを活用・支援する営利企業のRipple Labs Inc.を設立します。
リップル社はビジョンとして、現在世界中で情報が自由に行き来できるように、お金(価値)も自由に行き来できる世界を実現する「価値のインターネット」の実現を掲げています。
リップル(XRP) の価格推移
リップル(XRP) のチャートです。
2023年9月現在、直近の価格推移は上記の通りとなっています。
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リップル(XRP)の特徴
リップル(XRP)の主な特徴は以下の3つです。
- 国際送金に強い
- 中央集権型の仮想通貨
- ブロックチェーンを持っていない
それぞれを解説します。
国際送金に強い
リップル(XRP)は送金手数料が安く、取引の処理も数秒で完結する国際送金に特化しており、「ブリッジ通貨」とも言われています。
リップル(XRP)の送金手数料が低い理由は、コルレス銀行(SWIFTなどが有名)と呼ばれる金融機関を仲介させる必要がないためです。
例えば、日本のみずほ銀行からアメリカの銀行に送金する場合、「みずほ銀行」→「コルレス銀行」→「アメリカの銀行」というように、仲介にコルレス銀行の数が入るため手数料が発生します。
しかし、「日本円」→「リップル(XRP)」→「米ドル」のように仲介役をリップル(XRP)にすれば、送金コストを安く時間も数秒で海外に送金することが可能です。
中央集権型の仮想通貨
仮想通貨は本来、非中央集権的な思想に基づいて誕生しているものがほとんどですが、リップルは中央集権的な仮想通貨です。ビットコインなどの仮想通貨は世界中のみんなで管理・運営をしていく分散的でパブリックなものですが、リップルはリップル社が管理・運営を行っています。
リップルの送金手数料の安さと取引処理の高速化に成功しているのは、取引処理のほとんどがリップル社の管理するサーバーで行われており、リップル社の管理・認定する「バリデータ」の多数決によって合意されているからです。
このリップル社の「バリデータ」の多くは、大学や決済代行業者の金融機関です。
ブロックチェーンを持っていない
リップルはブロックチェーンを持っておらずリップルに使用されている技術は「XRP Ledger」というものです。XRP Lederとブロックチェーンは、いずれも「分散型台帳技術」というものですが、両者の違いは「承認アルゴリズム」にあります。
承認アルゴリズムとは「Proof of Consensus(PoC)というもので、先ほどに少し記述した取引データ処理をリップル社のサーバーで行い、バリデータという承認者の80%が正当だと判断した場合のみに取引が成立する仕組みです。
PoCの仕組みはビットコインの取引承認の仕組み(PoW)のようにマイニング競争が発生しないので、低コストによる運用を可能としています。
管理者がシステムを統括する現在の金融に近い形が、リップルのXRP Ledger(PoC)の特徴です。
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リップル(XRP)とビットコイン(BTC)の違い
リップルとビットコインの違いをまとめました。
XRP | BTC |
送金・決済に適している | 価値の貯蔵に適している |
コンセンサス(決定論的) | Proof-of-Work(PoW)(確率論的) |
スピード:3~4秒毎に決済 | スピード:10分毎に決済 |
取引コスト:$0.0002/件 | 取引コスト:$5/件 |
スケーラビリティ:1500件/秒 | スケーラビリティ:7件/秒 |
電力消費量:0.0079kWh/件 | 電力消費量:950kWh/件 |
リップルとビットコインは誕生するきっかけとなった思想や利用される目的、用途が根本的に別な通貨なので、どちらかの方が優れている、劣っているということではありません。
簡単に言うと、ビットコインは通貨としての価値、リップルは決済や送金処理などに使われるツールという違いがあります。非中央集権的なビットコインと中央集権的なリップルという違いもあります。
ビットコインもリップルも、それぞれの特徴や違いを活かして、ビジネスや日常に浸透しつつあります。
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リップル(XRP)の今後について
リップルの価格が上昇するのに必要な要因として、世界各国の銀行にXRPが採用される必要があります。色々な銀行がXRPを採用するかもしれないという話しはありますが、現在そこまで大きくなっていないです。
そして現在、日銀がCBDCという国の法定デジタル通貨を開発している動きがあるように、中国やカンボジアでは、CBDCが発行されて実際に動いています。このように日本のCBDC、アメリカのCBDC、イギリスのCBDCと各国の法定デジタル通貨(CBDC)が発行されたら果たして、XRPの存在意味はあるのか?という事象も出てきます。
しかし、各国がCBDCを発行したとしてもその国々のCBDCのシステムは違うものになり結果、送金手数料が生まれると考えられるので、そういう部分も踏まえた上でリップル(XRP)に投資する価値はあると思います。
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まとめ リップル(XRP)について
リップル(XRP)は「ブリッジ通貨」と呼ばれるように、送金手数料が安く、取引処理が高速で完結する海外送金に特化した仮想通貨です。ほとんどの仮想通貨が非中央集権型なのに対して、リップルはリップル社が管理・運営をしている中央集権型の仮想通貨という特徴もあります。
また、リップルはブロックチェーンを持っておらず、XRP Ledgerという承認型アルゴリズム「Proof of Consensus(PoC)」という技術を使用して低コストに運用を可能にしているという特徴もあります。
各国がCBDC(法定デジタル通貨)を発行したとしても、国々でシステムが違うので結果的に送金手数料は無くならないとも考えられます。
グローバル化や途上国の発展が期待できる未来を見据えて、リップル(XRP)に投資してみる価値はありそうです。
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