2021年のDeFiブームと共に、Compoundの価値は急上昇しました。このブームに乗り遅れて悔しい思いをした経験はありませんか?この記事では、次の波に乗り遅れないように、Compoundの特徴や価格、今後についてわかりやすく解説していきます!
<<あわせて読みたい>>
【bitFlyerとは?】ビットフライヤーの特徴やメリットを仮想通貨初心者向けに解説
この記事でわかること
Compound(COMP)とは?
通貨単位 | COMP |
ローンチ | 2018年9月 |
発行上限 | 1,000万 |
過去最高値 | 120,984.35円(2021年5月12日) |
取引所 | Binance、CoinbaseExchange、Kucoin等 |
公式サイト | https://compound.finance/ |
CompoundはDeFi(分散型金融)貸付プロトコルです。ユーザーはプラットフォームで対応するトークンの貸し手や借り手になることで、ガバナンストークンであるCOMPを受け取ることができます。
COMPの価格は、DeFiやNFTブームの影響もあり、2021年5月に120,984.35円を記録しましたが、2023年4月現在では6,000円前後で推移しています。
Compound(COMP)の特徴
DeFiレンディングができる
DeFiとは、スマートコントラクトによってすべてのサービスが自動で処理される金融サービスです。CompoundのDeFiレンディングはこの特性を利用して、数多くのトークンの貸し借りを自動的にマッチングさせます。
貸し手は対応しているトークンを貸し出すことで利息収入を得ることができ、借り手は利率分のトークンを支払う事で借入し、運用や空売り、アービトラージ取引などに利用します。
Compoundは、市場原理に基づいて利率を自動的設定しているため、市場変動に即座に対応でき、より高い利率の維持が可能です。また、異なるトークン間のレンディングも可能で、担保として預けたトークンの価値に基づいて別のトークンを借り入れることができるなど、ユーザーにとって非常に利便性が高いプラットフォームと言えます。
レンディングでCOMPが獲得できる
Compoundでレンディングをすると、プラットフォームの分散化とコミュニティの参加を促進するために、貸し手と借り手の両者にガバナンストークンのCOPMが配布されます。
配布される割合は、レンディング市場でのトークン供給量や需要量、レンディングレートなどによって変動します。つまり、貸し手は、自分が供給したトークン量に応じて、レンディング市場全体で供給されたトークンの割合に基づいてCOMPトークンを受け取ることができます。一方の借り手側も、自分が借りたトークンの量に応じて、レンディング市場全体で借りられたトークンの割合に基づいてCOMPトークンを受け取ることができます。
Compoundでは、サービスを利用するだけで報酬を受け取ることができる、とてもお得なプラットフォームなのです。
Compoundの運営に参加できる
Compoundに中央管理者は存在せず、COMP保有者のコミュニティによって運営されています。
保有者は、プラットフォームのための新たな提案を行うことも、運営についての投票に参加することも可能です。これらの提案や運営についての投票には、プロトコルのアップグレードや新たに対応するトークン、金利を決定するためのパラメータ変更など、Compoundの将来にかかわる重要な内容も多くあります。
CompoundにはForumやDiscord、Redditなど、公式コミュニティが数多くあります。これらのコミュニティに参加することで、情報を入手し、プロトコルの開発やアップグレードに関する知識を得ることが可能です。
COMP保有者は、単純な取引やレンディングによる収入だけでなく、自らの意志でCompoundを進化させることで利益を追求できるのです。
Compound(COMP)とビットコインとの違い
Compoundとビットコインはブロックチェーン技術を利用した仮想通貨ですが、その特徴や用途は異なります。
まず、ビットコインは、特定の中央管理者に依存することなく、送金や取引を行うことができることから、世界中の誰でも取引可能なデジタル通貨といえます。
一方、Compoundは、中央管理者を介さずにユーザーがトークンの貸し借りをするためのDeFiプラットフォームです。利用者はガバナンストークンであるCOMPを保有することで、運営に直接参加することができます。
どちらも非中央集権的な性質は同じですが、運営の最終決定権はコア開発者やマイナーなどの専門家に委ねられているビットコインとは異なり、Compoundでは開発者やチームが、コミュニティとの議論やガバナンス投票に参加し、より民主的なプロトコルの改善を目指している点に大きな違いがあります。
Compound(COMP)の今後について
Compoundは2018年のローンチ以降、公式のGovernanceにおいて、アップデート提案に対しての投票が活発に行われていることが確認できます。
このような投票による自律的な運営だけでなく、提案された改善案の詳細が公開されており、COMP保有者はより透明性の高い情報を入手し、より適切な意思決定が可能になります。
Compoundは公正で透明性のある活発なコミュニティによって成り立っているため、今後もマルチチェーンへの対応や新たな通貨の追加、そしてセキュリティの向上など、プラットフォームの価値を高めるためのアップデートが予定通りに実施されていくことが予想されます。
仮想通貨やDeFiサービスが既存の金融サービスと同等に普及すれば、より多くの注目を集めることになるのは間違いありません。
まとめ Compound(COMP)について
Compoundは、民主的なシステムが活用されたDeFIレンディングのプラットフォームの成功例といえます。銀行や政府が主導する、既存の金融サービスの不安感が増していくなか、DeFiへの注目度が増すのであれば、今後爆発的な発展が見込まれるのではないでしょうか。