仮想通貨に関するよくある質問をまとめました。
仮想通貨投資にご不明な点があれば、ぜひ参考にしてください。
この記事でわかること
仮想通貨とは?
仮想通貨は、仮想的な通貨のことで、インターネット上で使用されるデジタル通貨のことです。
有名な仮想通貨には、ビットコイン、イーサリアム、リップルなどがあります。他にもたくさんの仮想通貨が発行され、運用されています。
ブロックチェーン技術を活用し、中央銀行や政府などの第三者機関による管理や発行がなく、ユーザー間で直接取引ができる通貨です。
中央管理者が存在しないため、送金スピードが速く、送金手数料も安く済む場合があります。
銀行口座を持っていない方でも資産を管理することができ、為替をすることなく世界中に人と取引ができるというメリットがあります。
仮想通貨投資の注意点を教えてください
仮想通貨投資には以下の注意点があります。
- 大きなリスクが伴います。なぜなら、仮想通貨は新しい投資商品であり、価格が高騰したり、急落したりすることがあるからです。
- 法的環境が整っていません。仮想通貨は各国での管理が異なり、将来的には取引が制限される可能性があります。実際、中国では仮想通貨のマイニングなどが禁止されています。
- ハッキングや不正取引のリスクがあります。仮想通貨はデジタル形式であり、ハッキングや不正取引によって損失を被る可能性があります。ブロックチェーン自体は安全でも、周辺のアプリやウォレットに不具合があるとハッキングされる危険性があるのです。
- 長期投資をすることが重要です。仮想通貨の価格は急激に変動するため、長期的な観点で投資することが重要です。短期的な売買を繰り返すと、大きな損失を被る可能性があります。
- 仮想通貨には専門知識が必要です。仮想通貨には技術的な知識が必要であり、新しい仮想通貨も増えています。専門知識を持っていない場合は慎重に投資することが必要です。
仮想通貨投資は高いリスクが伴うため、自己責任に基づいて行うことが重要です。
仮想通貨と法定通貨の違いを教えてください
仮想通貨は、デジタルまたは仮想上の暗号化された通貨であり、国家の支配、管理、監督下にない通貨です。そのため、取り扱いには自己責任での運用が必要です。
例えば、ウォレットのパスワードを忘れたり、間違えて送金したりした場合は、資産を失う可能性があります。
一方、法定通貨は、国家が発行し、監督、管理している通貨です。例えば、日本の場合は円、アメリカの場合はドルがそれに当たります。
国や銀行が管理しているため、万が一のことでも保証されるケースがあります。
もちろん、詐欺や不正には注意しなければなりませんが、仮想通貨のように相場が急激に変化することはほとんどありません。
仮想通貨の買い方は?
仮想通貨を購入するには、仮想通貨取引所にアカウントを作成する必要があります。初心者の方は、国内の仮想通貨取引所をおすすめします。
ユーザーや資産の管理が金融庁の規制の下、しっかりと行われているからです。
その後、取引所に普通の通貨(通常はドル、ユーロ、円など)を入金し、それを使って仮想通貨を購入することができます。 一部の取引所では、クレジットカードやデビットカードを使って直接購入することもできます。
取引所によっては、KYC(本人確認)やAML(反マネーロンダリング)の要件を満たす必要がある場合があります。顔写真やマイナンバーカード、免許証などが必要になる場合もあります。
仮想通貨は高いリスクを伴う投資です。必ず余裕資金の範囲内で投資を行い、自己責任に基づいて運用することが大切です。
仮想通貨はなぜ偽造されないのですか?
仮想通貨はブロックチェーン技術に基づいているため、偽造されにくいとされています。 ブロックチェーンは、仮想通貨のトランザクションを記録するためのデータベースであり、それらのトランザクションは、複数のノードに分散されて保存されます。
これにより、偽のトランザクションを追加することは非常に困難になります。 また、ブロックチェーン上のトランザクションは暗号化されているため、第三者による不正な改ざんも防ぐことができます。
ただし、仮想通貨にはハッキングや詐欺などの脅威も存在し、完全に偽造されないとは言えません。また、51%攻撃などトランザクションの大半を特定のノードが占める場合に不正が起きる可能性があります。
しかし、分散された世界中のノードの過半数を乗っ取ることは現実的に難しく、またハッキングに必要な労力をかけるくらいならマイニングをした方が効率が良いため、実際に不正が行われる可能性は極めて低いと考えられています。
仮想通貨のデメリットは?
仮想通貨には、以下のようなデメリットがあります。
- リスクが高い
仮想通貨は市場環境の変化の影響により、価値が急激に変動することがあります。また、政治的な事情や経済的な事情など、外部要因により価値が急落する可能性があります。 - 不安定な価値
仮想通貨は、国や地域によらず、世界的に取引されています。そのため、国内外の情勢の変化によって価値が大きく変動する可能性があります。 - 法的な規制の難しさ
仮想通貨は、国や地域によって、法的に規制されていないことがあります。また、規制が厳しい国や地域もあり、取引や保管において、法的なリスクを背負う可能性もあります。 - 不正取引のリスク
仮想通貨はデジタル形式であるため、不正な取引や詐欺などのリスクがあります。取引先やウォレットの選び方などには十分に注意する必要があります。 - 技術的なリスク
仮想通貨はブロックチェーン技術に基づいているため、不正や改ざんが起きにくいとされていますが、ブロックチェーン周辺のアプリやウォレットに技術的なトラブルや脆弱性がある場合、ハッキングされる可能性があります。
仮想通貨にはこのようなデメリットがあるため、初心者の方は以下の点を心がけてください。
- 金融庁の管理下にある国内取引所を利用する
- ID:パスワードの管理をしっかりと行う
- 投資には余裕資金を使い、少額から無理なく始める
- 長期分散投資を心がけ、リスクヘッジをする
- 一獲千金を狙わず、レバレッジや空売りはしない
完全に失われても生活に支障がない資金の範囲内で、仮想通貨投資に挑戦するようにしましょう。
ビットコインとはどんな仮想通貨ですか?
ビットコイン(BTC) は、世界で最も有名な仮想通貨の1つです。2009年に匿名の人物、サトシ・ナカモトによって考案され、最初に発行された仮想通貨です。ビットコインは、ブロックチェーンと呼ばれる分散型台帳技術を使用して、暗号化アルゴリズムを使用して暗号化されています。
Bitcoinは、政府や中央銀行によって発行および管理されない独立した通貨として機能しています。Bitcoinは、通常の通貨とは異なり、限られた数量が存在し、採掘(マイニング)によって新しいコインを生成することができます。現在、21,000,000 BTCが発行され、そのうち約18,700,000が採掘されています。
4年に1度の半減期を繰り返しながら、2140年にマイニングが終了する予定で、その後は新規のビットコインは発行されません。
イーサリアムのガス代はなぜ高額なのですか?
イーサリアムのガス代は、トランザクションを確認し、ブロックチェーン上に記録するために必要なコンピューターパワーによって決まります。このコンピューターパワーを提供するためには、エネルギーが必要であり、そのエネルギー代がガス代となります。また、イーサリアムのブロックチェーンは非常に使用頻度が高いため、トランザクションが増えるほど、ガス代も上昇します。
ガス代が高騰する問題やエネルギーを無駄に消費するという課題から、イーサリアムはPoWからPoSにコンセンサスアルゴリズムを変更しました。これにより、電力消費が99%削減できるようになっています。
今後はトランザクションの処理を分散して行うシャーディングを行うことで、さらに効率化されます。ガス代が安くなるとともに、イーサリアムブロックチェーンの処理スピードも向上する見込みとなっています。