Neo(ネオ/NEO)はスマートコントラクトの開発ができるプラットフォームおよび仮想通貨で「中国版イーサリアム」とも評されています。
NFTやDeFiなどの人気の高まりによって注目が集まっているNEOについて紹介します。
この記事を読めば、
- NEOの特徴
- NEOとビットコインの違い
- NEOの将来性
がわかります。仮想通貨のアルトコイン投資に興味をお持ちの初心者にもわかりやすく解説しますので、ぜひ最後までお付き合いください。
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この記事でわかること
Neo(ネオ/NEO)とは?
< Neo(ネオ/NEO) 基本情報>
仮想通貨名称 | Neo(ネオ) |
ティッカーシンボル | NEO |
現在の価格(2023年1月現在) | 1,045.23円 |
時価総額(2023年1月現在) | 73,728,252,600円 |
公式サイト | https://neo.org/ |
NEOは、2014年2月に中国のDaHongfeiとErikZhanによって設立されたブロックチェーンベースのプラットフォームです。当初は「AntShares(アントシェアーズ)」の名称でしたが2017年6月にNEOに改称しました。
NEOの最大の特徴はスマートコントラクト(NeoContracts)の開発が可能な点で、イーサリアムネットワークに匹敵するともいわれています。
NEOは、他の多くのブロックチェーンとは異なり2種類のトークンを発行しています。「NEOトークン」と「NeoGas」です。
NEOトークンはGoverning Token(統治トークン)として機能し、保有者はネットワークの運営に参加できます。NeoGasはネットワーク手数料にあたり、送金したり資産の登録などを行う際の支払いに使用します。
Neo(ネオ/NEO)の価格推移
Neo(ネオ/NEO)のチャートです。
2023年9月現在、直近の価格推移は上記の通りとなっています。
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Neo(ネオ/NEO)の特徴
NEOの主な特徴は以下の3つです。
- 「中国版イーサリアム」と呼ばれる
- Dappsの開発がしやすい
- コンセンサスアルゴリズムにdBFTを採用
それぞれを解説します。
「中国版イーサリアム」と呼ばれる
NEOは、上海に拠点を置く非営利のブロックチェーンプロジェクトです。誰もが分散型サービスを開発したり取引したりできるプラットフォームの実現を目指して設立されました。
スマートコントラクトの開発ができるプラットフォームとして米国のイーサリアムと並び称されています。
イーサリアムで「ERC20」規格に基づいてトークンが発行されるように、NEOでは「NEP-5」規格に基づいてトークンが発行されます。
スマートコントラクトプラットフォームは、注目が集まるNFTやDeFiにおいて活用されているので、今後ますます需要が高まると予想されています。
イーサリアムと同じように NEOも存在感を高めていく可能性があります。
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Dappsの開発がしやすい
NeoContracts(NEOのスマートコントラクト)は、エンジニアフレンドリーでDapps(分散型アプリ)の開発がしやすい点に特徴があります。
イーサリアムはSolidityという独自言語でアプリケーションが構築されているので、開発に参加するエンジニアも独自言語を習得しなければなりません。
一方で NEOは既存のプログラミング言語(C#やPython、Javaなど)で開発可能です。
つまり、エンジニアは独自言語の習得なしに、NEOのDappsをサポートしたり開発したりできるのです。
多くのエンジニアが参加しやすいNEOは開発が進みやすいと考えられるので、スマートコントラクトプラットフォームのなかでも将来性が期待できるといえます。
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コンセンサスアルゴリズムにdBFTを採用
NEOが採用しているコンセンサスアルゴリズムは、「ビザンチンフォールトトレランス(dBFT)」と呼ばれます。dBFTはネットワークの安全性を高めるために有効なアルゴリズムで、ビットコインなどと比べて処理速度も速いのが特徴です。
仮想通貨が採用しているコンセンサスアルゴリズムはさまざまです。たとえばPoWならビットコイン、PoSならイーサリアムが有名です。それぞれのコンセンサスアルゴリズムは仕組みが異なり、dBFTは比較的新しいアルゴリズムです。
dBFTでは新しいブロックをブロックチェーンに追加する際に投票システムを利用します。採決にはNEOの所有者のうちランダムに選ばれた2/3の多数決を必要とするので、信頼性の低いユーザーがブロックチェーンに参加するのを阻止できる仕組みと考えられています。
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Neo(ネオ/NEO)とビットコインとの違い
NEOとビットコインの違いをみていきましょう。
コンセンサスアルゴリズムやコインの発行数・発行システムにも違いがありますが、最大の違いは、契約の自動実行機能であるスマートコントラクトの搭載の有無です。
ビットコインは、ブロックチェーンの構想とともに2009年に最初に誕生した仮想通貨です。一部の国家では法定通貨に認められていて決済手段としても利用されています。
また別名「デジタル・ゴールド」と呼ばれるほど「資産を保全しておく手段」として定着してきていて、従来の株や債券と同じく投資先として人気です。
一方でビットコインはスマートコントラクト機能がなく、NEOのようにDapps開発ができないブロックチェーンです。独自のプラットフォームもありません。
Dapps開発ができるNEOは、NFTやDeFiをはじめさまざまな分野でますます活用されていくとみられているため、人気が高まることも予想されます。
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Neo(ネオ/NEO)の今後について
NEOの将来性に影響する3つのポイントをみていきましょう。
一つ目は中国の動向です。
中国政府は2021年9月に仮想通貨を全面禁止するなど、仮想通貨への規制が厳しい政府です。この点はNEOにとっても悪材料です。一方で、ブロックチェーン技術は各国にとってキーとなる先端テクノロジーです。中国政府が分散型ソリューションとの提携を模索した場合にNEOが候補となれば、NEOの価値は高騰するとも考えられます。
二つ目はDappsの可能性です。
NEOはDapps開発のためのプラットフォームです。NFTやDeFiへの注目度をみれば、Dapps開発への期待も今後ますます高まってゆくと考えられます。そうなれば、NEOも需要が高まり、投資家に支持されて価格が上昇する可能性があります。
三つ目はNEO自体の開発の動向です。
NEOの価格は2021年春に2倍近く上昇したタイミングがあります。NEOがN3と呼ばれるアップデートを実行した時期に重なっています。今後もNEOのポジティブな開発動向を受けて価格の上昇が期待できるといえます。
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まとめ Neo(ネオ/NEO)について
NEOは、有望なスマートコントラクトプラットフォームの仮想通貨として価格上昇も期待できるアルトコインです。
NFTやDeFiが社会に浸透するに従って活用されていくと考えられるので、今が好機かもしれません。
NEOが取引できるのは海外取引所のみですので、まずはこの機会に国内取引所の口座を開設し、ペア通貨を購入するところから準備していきましょう。
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