『VeChain(VET)って聞いたことがあるけど、どんな仮想通貨だろうか?』
『VeChain(VET)をわかりやすく説明して欲しい』
このままだといつまでも仮想通貨の波に乗れないと悩んでいる方、多いのではないのでしょうか?
仮想通貨を買ってみたいと思っても、なんだか怖くて一歩踏み出せないですよね。
そこで今回は、仮想通貨投資初心者の方に向けて、VeChain(VET)の特徴をわかりやすく説明します。
この記事を読めば、VeChain(VET)の強みや今後の可能性がわかります。
なお、VeChain(VET)を購入するには、コインチェックなどの国内取引所で仮想通貨を購入し、バイナンスなどの海外取引所に送金して、購入することができます。
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この記事でわかること
VeChain(VET)とは?
VeChain(VET)とは、上海のVeChain社によって2015年に開発された仮想通貨です。
物流の製造から出荷、廃棄までをブロックチェーン技術を使い、管理することができます。
このブロックチェーン上で利用されている通貨がVeChain(VET)です。
VeChain社は中国最大のブロックチェーン企業「BitSE」の子会社で、中国の他にも日本、ヨーロッパ、米国、シンガポールに国際オフィスがあります。
元々はルイヴィトンチャイナの元最高情報責任者(CIO)のSunnyLuがコピー商品対策として設立しました。現在では多くの企業と提携し実用化が進められています。
VeChain(VET)の価格推移
VeChain(VET)のチャートです。
2023年9月現在、直近の価格推移は上記の通りとなっています。
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VeChain(VET)の特徴
VeChain(VET)の主な特徴は以下の3つです。
- デュアルトークンを採用
- ビジネスの活用が進んでいる
- コンセンサスアルゴリズムにPoAを採用
それぞれを解説します。
デュアルトークンを採用
VeChain(VET)は、VeChainトークン(VET)とVeChain Thor Energy(VTHO)の2種類のトークンを採用しています。用途の異なる2つのトークンを採用し、安定的な管理を実現するのが目的です。
VET:商品の取引や決済などに使用されるトークンです。
VTHO:ブロックチェーンに取引内容を書き込む時に必要な手数料として使用されます。
VTHOはVETを保有することで獲得できます。
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ビジネスの活用が進んでいる
VeChain(VET)は複数のグローバル企業と提携しています。
例えば自動車事業ではBMWやRenault、BYD、食料品事業ではNorway in a Box、Walmartの子会社、ファッション事業ではLVMH、H&Mなどがあります。
VeChain(VET)はローンチ当初、ブランド品が本物かコピー品かの証明をするためブロックチェーン上で管理することを目的としていました。
ブロックチェーン上では製造から販売まで全ての流通過程を記録することができ、なおかつ記録の改ざんが困難であるからです。
今では高級品の真偽を判別するだけにとどまらず、様々な分野でブロックチェーン技術が使用されています。
例えば工業製品では製品の製造元や時期を判断できます。食料品や医療品では使用されている材料の生産地や製造プロセスを公開できます。
VeChain(VET)の技術によって、企業は製品の不具合を迅速につき止めることが可能になり、また消費者も安心して購入できるようになりました。
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コンセンサスアルゴリズムにPoAを採用
VeChain(VET)はコンセンサスアルゴリズムにPoAを採用しています。
コンセンサスアルゴリズムとは日本語で「合意方法」という意味です。
ブロックチェーン上で新しく取引を記録する時に行われる承認作業を合意形成する仕組みのことです。
ローンチ当初はイーサリアムブロックチェーンで機能し、Pow(Proof of work)を採用していました。
VeChain(VET)は、2018年に独自のブロックチェーン「VeChainThor」に移行後、コンセンサスアルゴリズムをPoA(Proof of Authority)に変更しています。
PoAは、VETの保有量に応じて承認の投票を行うという仕組みで、PoWに比べ短時間で行えるというメリットがあります。
他にも高額な設備投資と多大な電力を必要としないので、環境にやさしいことも一つの利点です。
しかしながら、VETを多く保有している人に投票権が与えられるため、他の承認作業より中央集権的というデメリットがあります。
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VeChain(VET)とビットコインとの違い
VeChain(VET)はビットコインとはどう違うの?という疑問にお答えします。
2つの通貨の違いは大きく2点です。
1.デュアルトークンを採用しているか否か
先述の通り、VeChain(VET)はVETとVTHOの2種類のトークンを使用しています。
ビットコインのトークンは一つだけです。
2.コンセンサスアルゴリズムに採用しているのがPoAかPoWか
VeChain(VET)はPoA(Proof of Authority)を採用しているのに対し、ビットコインはPoW(Proof of work)を採用しています。
ビットコインのマイニング(取引の承認作業)には高額な設備投資が必要であり、また多大な電力消費が環境に負担をかけることも問題になっています。
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VeChain(VET)の今後について
VeChain(VET)はサプライチェーンの管理を効率化できるという強みがあり、既に多くのグローバル企業と提携をして実用化が進んでいます。
昨今IoT技術(家電や自動車といった「モノ」をインターネットに接続する技術)に注目が集まっているため、今後VeChain(VET)の需要が拡大する可能性は大きいでしょう。VeChainがより利用されると、VETの価格にも影響すると考えられます。
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まとめ VeChain(VET)について
VeChain(VET)について解説しました。
VeChain(VET)は今後の物流業界に透明性をもたらし、重要な役割を担うプロジェクトとして期待されています。
現在は自動車関連事業や食品、医療品、ファッション業界などで活用されています。将来的により多くの業界で利用が進むことでしょう。
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