ヘデラは2019年9月にローンチしたばかりですが、ランキングでは数ある仮想通貨のなかで数十位以内に入る人気銘柄です。
この記事を読むと、
- ヘデラの特徴とは?
- ヘデラの活用事例
- ヘデラの将来性
がわかります。
なぜ短期間にこれほどまでの注目を得ることになったのか、この記事を読めば、その理由もわかります。
ヘデラの投資において気になる点にフォーカスして初心者にもわかりやすく解説しますので、ぜひ最後までお付き合いください。
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この記事でわかること
ヘデラ(Hedera/HBAR)とは?
<基本情報>
仮想通貨名称 | Hedera(へデラ・ハッシュグラフ) |
ティッカーシンボル | HBAR |
現在の価格(2022年12月現在) | 6.46円 |
時価総額(2022年12月現在) | ¥160,909,705,318円 |
公式サイト | https://hedera.com/ |
アルトコイン(ビットコイン以外の仮想通貨の総称)の投資に興味がある方は、ヘデラが気になっている方もいるでしょう。
ヘデラ(Hedera/HBAR)は、独自に開発された分散型台帳技術を持つ仮想通貨です。
従来の仮想通貨が抱えているスケーラビリティや処理速度の問題を解決している点に注目が集まっています。
ヘデラ(Hedera/HBAR) の価格推移
ヘデラ(Hedera/HBAR) のチャートです。
2023年9月現在、直近の価格推移は上記の通りとなっています。
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ヘデラ(Hedera/HBAR)の特徴
それでは早速、ヘデラの特徴をみていきましょう。主な特徴は以下の3つです。
- Hashgraphという独自の技術を採用
- コロナ対策に利用されている
- 世界の有名な企業が参加している
それぞれを解説します。
Hashgraphという独自の技術を採用
ヘデラは、ブロックチェーン上に構築されている多くの仮想通貨と異なり、全く新しい独自の分散型台帳技術Hashgraphを開発しました。Hashgraphによって、処理の高速化・低コスト化などを実現、ブロックチェーン技術が抱えていていた課題を解消しています。
ブロックチェーン上では、取引データをブロックごとに記述していきますが、ブロックの容量が限られているために、いくつかの問題点が指摘されてきました。ブロックがすぐに満杯になり、処理速度が低下してしまうのです。処理速度が低下している環境下で迅速な処理を求めると、手数料が高騰してしまいます。
Hashgraphはブロックを用いない全く異なる技術のため、データの処理速度が非常に速いのが特徴です。Dapps(分散型台帳技術を採用したアプリケーションのこと)の開発が低コストで優位に進められるため、多くの企業から注目を集めています。
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コロナ対策に利用されている
ヘデラは、新型コロナ対策でも実績があり、ここでは2つのユースケースについて説明します。
イギリスでは2021年初から、新型コロナウィルスワクチンの管理にヘデラを活用しています。ヘデラの技術によって、ワクチンの保管や供給に関する複雑なデータの管理と記録が、低コストに効率化できたのです。
もう1つは、Acoer社が開発した、新型コロナの感染状況の情報を提供するツールへの活用です。米疾病対策センター(CDC)や世界保健機関(WHO)、関連する臨床試験やSNSから取得したデータを視覚化するツールで、ヘデラの技術によりデータの改ざんを防いでいます。
2019年9月にローンチされたヘデラですが、社会問題にもすぐに活用できるほど高い技術を備えているといえます。
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世界の有名な企業が参加している
ヘデラは運営自体に世界の大企業が多数関わっています。ヘデラは「ヘデラ運営審議会」という団体が運営しており、団体には誰もが認める国際的大企業が参画しています。
<ヘデラ運営審議会の参加企業一例>
Google・野村ホールディングス・BOEING・IBM・HG・TATA COMMUNICATIONS etc… |
世界的に名高い金融や最新テック企業が運営を行っているため、非常に信頼性が高く、また開発資金も集まりやすい環境といえます。ヘデラの有望性を感じさせる運営母体となっています。
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ヘデラ(Hedera/HBAR)とビットコインとの違い
ヘデラとビットコインの違いについてみていきましょう。
ビットコインではじまった従来型のブロックチェーン技術は、マイニング作業が必要なため、処理速度・手数料・消費エネルギーの点で改善余地がありました。
ヘデラではDAGという新技術を導入したHashgraphによって、ブロックやマイニングを不要にしました。複数のデータを同時に高速で処理できるようになったために、低コスト化が実現したのです。
<比較表>Hedera公式サイトより
ビットコイン | イーサリアム | ヘデラ | |
1秒当たりのデータ処理数 | 3 | 12 | 10,000 |
平均手数料コスト | $22.57 | $19.55 | $0.0001 |
処理時間 | 10-60分 | 10-20秒 | 3-5秒 |
使用エネルギー量 | 885KWH | 102KWH | 0.00017KWH |
ビットコインが1秒間に約3件のトランザクションを処理するのに対し、ヘデラは10,000件以上の取引を処理でき、ガス代も非常に安く済みます。
ヘデラはビットコインに比べてコストや環境負荷が圧倒的に低く、その点で優位性があることがわかります。
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ヘデラ(Hedera/HBAR)の今後について
ヘデラは既に世界的企業に認められ、活用されてきていますが、今後の見通しについてみていきましょう。
仮想通貨においては、電力の消費エネルギーが高いことがよく問題視されます。けれども、ヘデラはビットコインなどと異なる技術を用いているため、環境問題からフリーで、まずこの点が評価できます。
また、ヘデラにはHedera Token Service(HTS)という技術があり、低コストかつ高スピードにNFTを生成できます。徐々に話題になってきているNFTですが、本格的な活用はこれからです。有名なのはイーサリアム(ETH)やポリゴン(MATIC)チェーンですが、HTSではスマートコントラクトを利用する必要がありません。NFT分野でも、ヘデラの有望性を感じられるでしょう。
また、各国の中央銀行や主要銀行でもヘデラの技術が開発に利用されはじめています。中央銀行のデジタル化を進めるアメリカや、新韓銀行による国際送金システムの開発などの事例があります。
このように、ヘデラは今後ますます活用されることが見込まれています。
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まとめ ヘデラ(Hedera/HBAR)について
ヘデラは、高速化かつ低コスト化を実現した独自の分散型台帳技術です。
複数の世界的大企業が運営に参加しており、実社会での活用も進んでいるため、信頼性と将来性の高い仮想通貨といえるでしょう。
ぜひ情報収集しながら投資チャンスを掴んでください。
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