「Klaytn」って聞いたことがあるけど、どんな仮想通貨だろうか?興味があるけどなんだか怖くて一歩を踏み出せない。
この記事では、そんな初心者の方にもわかりやすく仮想通貨Klaytn(クレイトン/KLAY)について解説します。
この記事を読めば、Klaytn(クレイトン/KLAY)の強みや今後の可能性がわかります。
ぜひ最後まで読んでみてくださいね。
なお、国内取引所で取り扱いのない仮想通貨を購入するには、コインチェックなどの国内取引所で仮想通貨を購入し、バイナンスなどの海外取引所に送金して、購入することができます。
初めて仮想通貨取引を始めるなら
コインチェック公式サイト
最短5分のカンタン申込み
安全・安心の国内取引所
この記事でわかること
Klaytn(クレイトン/KLAY)とは?
Klaytn(クレイトン/KLAY)公式サイト:https://www.klaytn.foundation/
Klaytn(クレイトン/KLAY)は、ブロックチェーンアプリを開発するためにつくられたプラットフォームです。
2019年6月、韓国のSNSアプリ「カカオトーク」を運営するKakao社の子会社であるGround Xによって開発されました。
現在はNPO法人、Klaytn財団によって運営されています。
そのKlaytnブロックチェーン上で発行される仮想通貨がKLAYです。
エンタープライズサービスを中心に展開しており、SNSやIT業界に注目している投資家に人気の銘柄です。
Klaytn(クレイトン/KLAY) の価格推移
Klaytn(クレイトン/KLAY) のチャートです。
2023年9月現在、直近の価格推移は上記の通りとなっています。
<<あわせて読みたい>>
【ブロックチェーンとは?】特徴やメリットについて『初心者向けに仮想通貨用語を解説』
Klaytn(クレイトン/KLAY)の特徴
Klaytn(クレイトン/KLAY)の主な特徴は以下の3つです。
- アプリ開発が容易
- 処理速度が速い
- Web3サービスが豊富
それぞれを解説します。
アプリ開発が容易
もともとKlaytn(クレイトン/KLAY)は、誰もが簡単にブロックチェーンのアプリを開発できることを目的としてつくられました。
Klaytnのブロックチェーンでは、トランザクションの処理能力や柔軟なスケーラビリティなど、機能性が高いという特徴があります。
よく知られているDApp(分散型アプリケーション)に対し、Klaytnには「BApp」と呼ばれる独自のブロックチェーンアプリケーションがあります。
一般的にDAppの開発には、ブロックチェーンに関する専門的な知識や高い技術が必要で、開発は容易ではありません。
一方、BAppは専門知識がなくても比較的容易に開発ができるため、ブロックチェーン技術の普及に一翼を担うだろうと期待されています。
<<あわせて読みたい>>
【DAppsとは?】(分散型アプリ)特徴やメリットについて『初心者向けにわかりやすく解説』
処理速度が速い
Klaytnの処理速度は、4,000TPS以上と言われています。
ビットコインは7TPS、イーサリアムは14PTSですので、並外れた速度であるといえます。
その処理速度の速さから、Klaytnは決済手段においても期待されている仮想通貨です。
Klaytnの処理速度の速さを可能にしているのが、PoC(プルーフ・オブ・コントリビューション)というコンセンサスアルゴリズムです。
コンセンサスアルゴリズムとは取引を承認する仕組みのこと。
多く採用されているコンセンサスアルゴリズムにはPoWやPoSがありますが、この二つを掛け合わせたのがPoCです。
PoW(プルーフ・オブ・ワーク):承認作業(ワーク)による合意方法。最も早く正しい処理を行うと報酬を得られる。代表的な仮想通貨は、ビットコイン(BTC)、ドージコイン(DOGE)、ライトコイン(LTC)など。
PoS(プルーフ・オブ・ステーク):保有(ステーク)によって取引を承認する合意方法。仮想通貨の保有量が大きいほど承認に対する役割を割り当てられる確率が高まる。代表的な仮想通貨は、イーサリアム(ETH)やカルダノ(ADA)、ポルカドット(DOT)など。
このPoWとPoSの二つを掛け合わせた、コントリビューション(貢献度)に応じて報酬を得られる仕組みが、PoCです。
特定人物での承認が可能で、処理速度を速められるのです。
<<あわせて読みたい>>
【プルーフ・オブ・ワーク(PoW)とは?】特徴やメリットについて『初心者向けに仮想通貨用語を解説』
Web3サービスが豊富
Klaytn(クレイトン/KLAY)は、Web3サービスが豊富です。
独自の仮想通貨ウォレット「Klip(クリップ)」
Klaytn(クレイトン/KLAY)は独自の仮想通貨ウォレット「Klip(クリップ)」というサービスを展開しています。
Klipは韓国のSNSアプリ「カカオトーク」で利用できるウォレットで、仮想通貨を管理する機能とNFTを送受信する機能を持ち合わせています。
Klipは、ブロックチェーンや仮想通貨について知識を持っていない人でも利用できるように設計されています。ですので、カカオトークのアカウント情報を使用して簡単に仮想通貨やNFTを送受信できるのでユーザーの利便性が高いと言えるでしょう。
NFT事業「Krafter Space(クラファースペース)」の展開
Klaytn(クレイトン/KLAY)はNFTの制作と管理を目的としたNFT事業「Krafter Space(クラファースペース)を、2021年5月から展開しています。
Krafter SpaceはNFTマーケットプレイスの最王手であるOpenSeaからサポートされているため、多くの企業から注目を集めています。
(※Krafter Spaceは2022年12月1日にサービスを終了しています。今後Klip事業に集中していくためと公式HPにて発表がありました)
Klaytn(クレイトン/KLAY)とビットコインとの違い
Klaytn(クレイトン/KLAY)とビットコインの違いについて解説します。
なんといっても一番の違いは、ブロックチェーンにおけるトランザクションの処理速度の速さです。
前述の通り、ビットコインが1秒あたり約7件処理できるのに対し、Klaytnは約4,000件の処理が可能です。
これはコンセンサスアルゴリズム(取引を承認する仕組み)に、ビットコインがPoW(プルーフ・オブ・ワーク)を採用しているため、時間がかかるからです。
KlaytnはPoC(プルーフ・オブ・コントリビューション)を採用しているので、高速な処理速度を実現できています。
<<あわせて読みたい>>
ビットコインとは?超初心者向けにBTCの特徴やメリット・デメリットをやさしく解説!
Klaytn(クレイトン/KLAY)の今後について
カカオトーク上での利用
Klaytn(クレイトン/KLAY)の開発元は韓国のSNSアプリ「カカオトーク」を運営しているkakao社の子会社です。
「カカオトーク」は韓国では国民的SNSとして普及しており、ユーザー数が5300万を超えるアプリです。
今後カカオトーク上にて、決済手段などでKlaytnを使う機能が搭載されれば、Klaytnの利用量が増え、価格の上昇が見込まれるでしょう。
大手企業と提携
Klaytn(クレイトン/KLAY)は数々の大企業と提携し、ガバナンス評議会を発足しています。
このガバナンス評議会では、基本構造や技術の更新や資金調達などKlaytnの運営方針の決議を行います。
提携企業にはLG Electronics、UnionBank、SKTelecomや世界的な仮想通貨取引所であるバイナンスなど大手企業が名を連ねているので、ユーザーは安心して利用することができるでしょう。
日本国内取引所での上場拡大
Klaytn(クレイトン/KLAY)はこれまで日本国内での取り扱いがありませんでしたが、2022年8月4日にBITPOINTにて上場を果たしています。
BITPOINTでの上場を皮切りに、今後日本国内での認知が高まり、さらに取り扱う取引所が増える可能性があります。
まとめ Klaytn(クレイトン/KLAY)について
Klaytn(クレイトン/KLAY)は、誰もが簡単にブロックチェーンアプリを開発できるようにつくられたプラットフォームおよび仮想通貨で、アプリ開発が容易であることや処理能力が速いなどの特徴があります。
また、KlipのウォレットサービスなどNFT事業に力を入れているため、NFT市場が盛り上がるとユーザー数の拡大やKlaytnの価値向上にもつながるでしょう。
国内取引所BITPOINTでの取り扱いがスタートし、今後他の取引所にも上場するとKlaytnの需要が増え、価格の上昇が期待できます。
<<あわせて読みたい>>