無数にある暗号資産の中で新規公開時から注目を集めたファイルコイン(FIL)。ファイルコインを所有することで一体どんなことができるのでしょうか。
まだ、ファイルコインについて知らない人のために分かりやすく解説していきます。
なお、国内取引所で取り扱いのない仮想通貨を購入するには、コインチェックなどの国内取引所で仮想通貨を購入し、バイナンスなどの海外取引所に送金して、購入することができます。
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この記事でわかること
ファイルコイン(FIL)とは?
2022月12月現在、時価総額ランキング31位の人気暗号資産です。
Web3.0のブロックチェーン技術を利用することで、分散型のデータ保存を可能にしました。簡単にいうと、分散型ストレージは、世界中のコンピュータにデータを分散して保存することをいいます。ファイルコインを利用するには、FILの保有が必要になります。
新規公開当初から、新技術の登場に注目が集まり280億円以上の資金調達に成功する大プロジェクトとなりました。
大手投資ファンドが投資するなど、将来性が期待できる暗号資産です。
ファイルコイン(FIL) の価格推移
ファイルコイン(FIL) のチャートです。
2023年9月現在、直近の価格推移は上記の通りとなっています。
これからファイルコインが持つ特徴について詳しく解説していきます。
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ファイルコイン(FIL)の特徴
- 分散型ストレージシステムのトークン
- IPFSを採用している
- マイニングで報酬がもらえる
それぞれを解説します。
分散型ストレージシステムのトークン
ファイルコインは、ブロックチェーン上にデータを分散して保存する分散型ストレージシステムを利用するのに必要となる暗号資産です。
保存したいデータをファイルコインのストレージにサービスに保存し、ファイルコインを支払えば、データがブロックチェーン上に分散して保存される、という仕組みです。
現在、多くの人に利用されているクラウドサービスへのデータ保存と変わらぬ手間で、データを分散して保存することができます。
ストレージを管理する管理者がいるクラウドサービスは、個人情報の漏洩や不正アクセスなどが問題視されてきたデメリットを解消する技術として、大きな注目を集めています。
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IPFSを採用している
IPFSとは「IntarPlanetaryFileSystem(惑星間ファイルシステム)」の略で、分散型ストレージシステムのことをいいます。
今までのデータ保存は、管理者が管理する保存先にデータを記録させるものでした。例えば、CDやDVD、USBメモリなど。データ保存先として主流であるクラウドサービスにおいても管理者は存在します。
一つの場所やサーバーにデータを保存すると、情報漏洩や不正アクセス、サーバーダウンなどのリスクがあります。
分散してデータを保存するIPFSなら、不正にアクセスすることが難しくなり、サーバーを使わないためネットワークがダウンすることなくサービスを継続して利用することができます。
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マイニングで報酬がもらえる
ファイルコインのマイニングはビットコインのそれとは異なります。ビットコインでは大量の設備や電力を要しますが、ファイルコインのマイニングは、IPFSシステムを運用するためのストレージ容量を提供する対価として報酬を受け取ることができます。
マイニングの報酬としては、「インカムゲイン」と「キャピタルゲイン」があります。インカムゲインは日々データが積みあがっていくことで報酬が増えていき、キャピタルゲインは利用者が増えてファイルコイン自体の価値が上がることで売却益を得られます。
また、ファイルコインのマイニングに参加することは、IPFSという次世代のサーバ管理システムの運用に協力することを意味します。トークンへの投資を通じてWeb3.0に参画できると思うとワクワクしてきませんか。
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ファイルコイン(FIL)とビットコインとの違い
ファイルコインのマイニングはビットコインのそれとは異なります。ビットコインでは大量の設備や電力を要し、新たな仮想通貨を掘り起こす、まさに「マイニング(採掘)」を行うものです。
一方で、ファイルコインは、IPFSシステム(分散型ストレージ)を運用するためのストレージ容量を提供する対価として報酬を受け取り、これをマイニングと呼んでいます。
また、ビットコインは売買することで利益を得る「キャピタルゲイン」による投資が主ですが、ファイルコインは保有しているだけで報酬が得られる「インカムゲイン」も得ることが可能です。
ファイルコインを保有すると、Web3.0などやメタバースといった次世代新技術に触れられるメリットもあります。
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ファイルコイン(FIL)の今後について
Web3.0に関連するサービスが広がっていくにつれて、ファイルコインを利用する機会も増えていくことが期待されます。
ビジネスにおいては、請求書や契約書・帳簿などを電子的に保存する方向になっています。情報漏洩や不正アクセスを防止できる分散型保存の需要は大きくなると考えられます。
また、NFTやメタバースなどがさらに広まることで、NFTデータの保存先として同じブロックチェーン技術を利用する分散型ストレージはサービスの親和性が高く使い勝手もよいでしょう。
今後Web3.0の利用が拡大する中で、データの保存先として重要な存在になると考えられます。爆発的に利用が加速する可能性を秘めたトークンであるといえます。
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まとめ ファイルコイン(FIL)について
データ保存の分散化によってセキュリティ強化に成功したファイルコインの需要は今後増えていくことが考えられます。
NFTなどの拡大を支えていくインフラとなることが期待されるので、今日ファイルコインを知った方々は、ぜひこれからもチェックしてみてください!
ファイルコインが気になった方は、まずは少額から投資してみましょう。
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