エルロンド(Elrond/EGLD)は、ブロックチェーンが抱えるスケーラビリティ問題を解決するために開発されたアルトコイン(ビットコイン以外の仮想通貨の総称)で人気の銘柄です。
しかし、エルロンドの詳しい内容がわからないという方も多いです。
そこで今回は、エルロンド(Elrond/EGLD)の特徴や今後について解説していきます。
この記事を読めば、
- エルロンドの特徴
- エルロンドとイーサリアムの違い
- エルロンドの将来性
がわかります。
なお、国内取引所で取り扱いのない仮想通貨を購入するには、コインチェックなどの国内取引所で仮想通貨を購入し、バイナンスなどの海外取引所に送金して、購入することができます。
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この記事でわかること
エルロンド(Elrond/EGLD)とは?
<Elrond (エルロンド)の基本情報>
仮想通貨名称 | Elrond (エルロンド) |
ティッカーシンボル | EGLD |
現在の価格(2022年12月現在) | 5,192.38円 |
時価総額(2022年12月現在) | ¥123,729,559,833円 |
公式サイト | https://elrond.com/ |
エルロンド(Elrond/EGLD)は、ブロックチェーンが抱えるスケーラビリティ問題を解決するために開発されたアルトコインで人気の銘柄です。
エルロンドが投資家に人気なワケや今後の見通しについて、初心者でもわかりやすく解説していきます。
エルロンド(Elrond/EGLD)の価格推移
エルロンド(Elrond/EGLD) のチャートです。
2023年9月現在、直近の価格推移は上記の通りとなっています。
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エルロンド(Elrond/EGLD)の特徴
仮想通貨エルロンドにはどんな特徴があるのか、3つのポイントを解説します。
- 処理速度が高い
- Secure Proof of Stake(SPoS)を採用
- ステーキングができる
それぞれを解説します。
処理速度が高い
エルロンドの処理速度については、イーサリアムと比較すると明白です。
イーサリアム | エルロンド | |
1秒当たりのデータ処理数 | 12 | 15,000 |
エルロンドの処理速度が速いのは「シャーディング技術」を導入したためです。
シャーディングはトランザクションの検証作業を効率化する技術です。
ブロックチェーン技術は、限られた容量のブロックに多くのトランザクションデータを記述していくため、処理速度の遅延が引き起こされ、手数料が高騰しています。そこで、シャーディング技術では、データベースを小さく分割(シャーディング)して並列で処理できるようにし、高速処理を実現させています。
この技術を実装したエルロンドは、現在のところ圧倒的な速さを誇っており、銘柄人気の理由のひとつとなっています。
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Secure Proof of Stake(SPoS)を採用
エルロンドは、コンセンサスアルゴリズムとして安全性の高いSPoS(Secure Proof of Stake)を採用している点でも評価されています。
PoSとは、保有(Stake)によって取引を承認する合意方法です。SPoSがより安全性が高いといえる理由は、承認者の選び方によるものです。
PoS | SPoS | |
トランザクションの承認者 | コインの保有量が多い承認者 | ランダムに選ばれる承認者 |
PoSは、トランザクションの承認にあたって、仮想通貨を多く持っている人ほど優位に役割が割り当てられるシステムです。
一方で、SPoSでは提案者・承認者がランダムに選ばれます。ランダム要素が加わるので、悪意あるユーザーを除外できる確率が上がり、より安全性を担保できているといえるのです。
ハッキングなどの事件もある仮想通貨投資では、銘柄の評価は安全性によっても大きく左右されるため、この点からもエルロンドが人気を集める理由がわかります。
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ステーキングができる
エルロンドはステーキングに対応した仮想通貨です。ステーキングは仮想通貨をブロックチェーン上のネットワークに預け入れることによって報酬を得られる仕組みです。
仮想通貨投資でまず考えられるのが、価格変動によって差益を得るスタイルですが、ステーキングの活用によって堅実な投資リターンを期待することもできます。売買せずに保有したままで報酬を得られるのがメリットで、仮想通貨のステーキングでは一般的に年利数%~の金利を得られます。またエルロンドではエアドロップも受け取れるので、時間とともに資産を増やしていける可能性があります。
ある程度長期に渡って仮想通貨を保有しようと考えている方にエルロンドをおすすめできるポイントです。
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エルロンド(Elrond/EGLD)とイーサリアムとの違い
1つ目は処理速度の違いです。
前述のように、イーサリアムの1秒間のトランザクション件数が約12件なのに対し、エルロンドは15,000件で圧倒的に高速処理ができます。
ただ、もちろんイーサリアムもトランザクション処理の向上を目指して開発を続けています(イーサリアム2.0)。
2022年にはマージ(The Merge)を完了しました。マージとは「PoW(Proof of Work)」から「PoS(Proof of Stake)」へ移行する大型アップグレードのことで、いわゆるスケーラビリティ問題の解消を目指す一連の改善のひとつです。
より高速に処理できるようにするためのシャードチェーンの実装は2023年以降になる見込みです。処理速度を現在の毎秒約12件から10万件にすることを目指しています。
2つ目は、開発言語の違いです。
イーサリアムの開発言語が独自言語のSolidity(ソリディティ)なのに対し、エルロンドはシンプルな開発言語を使えます。なので、より多くのプログラマーが介入しやすく、開発が進みやすい可能性があるといえます。
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エルロンド(Elrond/EGLD)の今後について
エルロンドの今後の見通しについてみていきましょう。
1つ目のポイントは、スケーラビリティ問題を解決する仮想通貨として優位性を保てるかどうか、です。
エルロンドはスケーラビリティ問題の解決のために開発された仮想通貨です。一方で、アルトコインのなかで圧倒的な地位を誇るイーサリアム自体も、スケーラビリティ問題を解決するための実装(イーサリアム2.0)を進めています。イーサリアムにシャードチェーンが実装される予定の2023年の動向に注目しておきましょう。
2つ目の着目点は、IEO銘柄である点です。
エルロンドは、2019年7月、世界最大級の仮想通貨取引所バイナンス(Binance)のイニシャル・エクスチェンジ・オファリング(IEO)で325万ドルを調達し、ローンチし、非常に注目を集めました。バイナンスのIEO銘柄は、信用性が認められており価格が高騰する傾向にあるので、期待できる銘柄といえます。
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まとめ エルロンド(Elrond/EGLD)について
エルロンドは、仮想通貨のスケーラビリティ問題を解決する銘柄として登場したアルトコインです。
IEO銘柄でもあり、期待感のある銘柄といって良いでしょう。処理速度が速く、ステーキングもできるため、人気が高まる可能性があります。
一方で、優位性を保てるかどうかは、イーサリアムをはじめとする各仮想通貨の開発動向に影響を受ける可能性があります。
仮想通貨市場をチェックしながら、まずは少額からの投資を検討していくと良いでしょう。
なお、国内取引所で取り扱いのない仮想通貨を購入するには、コインチェックなどの国内取引所で仮想通貨を購入し、バイナンスなどの海外取引所に送金して、購入することができます。
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