ヘリウム(HNT)は、IoT(Internet of Things)向けのネットワークをブロックチェーン上に構築する世界初のプロジェクトで、期待の銘柄です。
この記事を読めば、
- HNTの特徴
- HNTとビットコインの違い
- HNTの将来性
がわかります。
HNTは、ユーザーがネットワークを利用するだけで、報酬として仮想通貨を受け取れる魅力的なプロジェクトとなっています。初心者にもやさしく解説しますので、ぜひ最後までお付き合いください。
なお、国内取引所で取り扱いのない仮想通貨を購入するには、コインチェックなどの国内取引所で仮想通貨を購入し、バイナンスなどの海外取引所に送金して、購入することができます。
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この記事でわかること
ヘリウム(Helium/HNT)とは?
< ヘリウム(Helium/HNT) の基本情報>
仮想通貨名称 | Helium(ヘリウム) |
ティッカーシンボル | HNT |
現在の価格(2022年12月現在) | 246.67円 |
時価総額(2022年12月現在) | 33,474,553,779円 |
公式サイト | https://www.helium.com/ |
HNTは、IoTネットワークのために2013年に創設されたブロックチェーンプロジェクトです。
IoTとは、インターネットに接続されていなかった家電や住宅設備など、さまざまなモノをネットワークに接続して相互に通信できるようにする仕組みです。
まさにweb3.0時代のキーのひとつとなるのがIoTといわれており、極めて期待の高い分野です。
HNTは国内取引所では取り扱いがありません。まず国内取引所でビットコインやイーサリアムなど通貨ペアになる仮想通貨を購入し、海外取引所に送金してHNTを購入する必要があります。
HNTの取引にあたっては海外取引所を利用するために、やや難易度は高くなります。ですが、将来性が見込まれる分野のプロジェクトで、インセンティブ設計もはっきり示されているのがHNTの特徴となります。ぜひ今のうちから注目していきましょう。
ヘリウム(Helium/HNT)の価格推移
ヘリウム(Helium/HNT)のチャートです・
2023年9月現在、直近の価格推移は上記の通りとなっています。
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ヘリウム(Helium/HNT)の特徴
HNTの特徴を3つにわけて具体的にみていきましょう。
- P2Pワイヤレスネットワークを構築
- 独自のコンセンサスアルゴリズム「PoC」
- Helium Hotspotに貢献するとトークンがもらえる
それぞれを解説します。
P2Pワイヤレスネットワークを構築
HNTはIoTの実現のためにP2P(Peer to Peer)ワイヤレスネットワークの構築を目指すブロックチェーンプロジェクトです。
P2Pとは、ネットワークにつながれた複数のコンピューターが、サーバーを介さずに通信する方式のことです。
従来のP2Pは、サーバーダウンのリスクを下げられる一方で、接続先コンピューターに問題があると、ほかのコンピューターが直接被害を受けてしまうセキュリティの脆弱性がありました。
HNTでは、ブロックチェーン技術を活用することで、このセキュリティ問題を解消しました。
まさに、P2Pにブロックチェーン技術が掛け合わさることによって、IoT分野でも革新的なネットワークが誕生しました。
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独自のコンセンサスアルゴリズム「PoC」
HNTは「PoC(Proof of Coverage)」という独自のコンセンサスプロトコルを採用しています。
HNTのPoCは、後述するHelium Hotspot(ネットワーク上のポイント)の場所を暗号化した形で検証し、Heliumブロックチェーンに記録していく仕組みです。
HNTのネットワークは、PoCによって高いセキュリティで守られているのが特徴です。
PoCに対してビットコインなどの「PoW(Proof of Work)」があります。
PoWは、取引の承認に必要な「計算」を成功させた人が、そのデータを「承認」して正しくブロックチェーンに記録する役割を担う仕組みです。
PoWでは演算を解く高性能機器が必要となりますが、PoCではHotspotが役割を果たします。
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Helium Hotspotに貢献するとトークンがもらえる
HNTの最大の特徴ともいえるのが「Helium Hotspot(ヘリウム・ホットスポット)」です。
HNTは独自のIoTネットワークを構築・拡大することを目指したプロジェクトです。そのための手段として、専用のルーターHelium Hotspotを提供しています。
ユーザーがHelium Hotspotを設置し、インターネットと接続することで、HNTのネットワークが拡大していきます。
ユーザーはルーターを介してノード(データ通信のポイント)となり、ネットワークの拡大に貢献する形となるため、対価として定期的にHNTトークンを獲得できます。これはまた「マイニング」にもなっています。
つまりユーザーは専用のネットワークに接続しているだけで仮想通貨HNTを受け取れるのです。明確なインセンティブがあるので利用者は増え、ネットワークは拡大し、同時にHNTの価値も上昇していく好循環が生まれます。
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ヘリウム(Helium/HNT)とビットコインとの違い
仮想通貨の始祖であるビットコインとHNTの違いについては、さまざまな面がありますが、ここではマイニング方法の違いを取り上げます。
ビットコインでもHNTでもマイニングで報酬の対価(仮想通貨)を受け取ることが可能です。
ただし、ビットコインのマイニングには莫大な電力エネルギーとともに高性能機器が必要で資本力のある企業でさえも、たやすく参入できるものではありません。一方、HNTのマイニング方法は専用ルーターを設置するだけの容易なもので、個人が簡単に参加可能です。
設置には300m毎につき1台という設置制限があるので、申込時には状況を確認する必要があります。
ビットコインではマイニングによるエネルギー問題が指摘され続けてきましたが、HNTでは家庭でまかなえる少量の電力で済んでしまいます。
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ヘリウム(Helium/HNT)の今後について
あらゆるモノがインターネットに接続できるようになった今、IoT市場はますます拡大していくものと考えられます。
IoT関連でのブロックチェーンの価値がより認められていくとき、いち早く参入していたHNTへの評価も高まることが予想されます。
また、HNTはネットワークを構築するプロジェクトなので、Helium Hotspotを多く設置できるかどうかが将来性を握るキーとなります。2022年12月現在では世界中で980,839のHelium Hotspot(公式ページより)が稼働しています。
Hotspotでインターネットと接続するだけでHNTを獲得できるマイニングは、他のブロックチェーンと比べても難易度が低く、投資手段として注目に値するものです。
一方で2年に1度設定されている「半減期」によって次第に発行枚数は減少していくため、マイニング報酬も減っていってしまう側面もあります。
HNTに代わる革新的な技術に代替される可能性もゼロではありませんので、引き続き市場に注目していきましょう。
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まとめ ヘリウム(Helium/HNT)について
HNTは、IoT分野でブロックチェーンの活用が進んでいくなかで「世界初」のプロジェクトとして注目を集め、将来性が期待できる銘柄です。
マイニングのしやすさ、つまりHNT獲得のしやすさは早期に始める方が優位性があるといえますので、ぜひこの機会に検討してみてはいかがでしょうか。
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