GateToken(GT)は、暗号資産(仮想通貨)取引所Gate.io(ゲートアイオー)が発行しているネイティブトークンです。
本記事では、有力な海外取引所のトークンであるGateToken(GT)について紹介します。注意しておきたい背景事情もしっかり解説していきますので、ぜひ最後までお付き合いください。
GateToken(GT)は、Gate.ioはじめHuobiなどの海外取引所で入手できます。購入のためには、コインチェックなど国内取引所のアカウントからの送金が必要ですので、まずは口座開設を完了しておきましょう。
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この記事でわかること
GateToken(GT)とは?
GateToken(GT)の将来性を評価するポイントは、次の3つです。
・ランキング上位に君臨する取引所
・開発が進みやすい独自チェーン
・セキュリティの高さ
<基本情報>
仮想通貨名称 | GateToken(ゲートトークン) |
ティッカーシンボル | GT |
現在の価格(2023年7月現在) | 609.08円 |
時価総額(2023年7月現在) | 59,519,552,623円 |
公式サイト | https://gatechain.io/ |
GateToken(GT)は、海外取引所のひとつが発行している仮想通貨です。
独自のブロックチェーン上に、DeFiやNFTマーケットプレイス、メタバースなどのエコシステムが構築されていて、そこで使えるトークンになっています。
GateToken(GT)を保有していると、プラットフォームに参加できる、VIPレベルが上がる、手数料支払いに使える、といったメリットがあります。
発行上限量は、すでに発行された10億のうち、価格の安定化を図るため7億がバーン(焼却)され、3億となっています。
発行元が充分に人気のある海外取引所であることから、価値が付きやすいアルトコインといえるでしょう。
GateToken(GT)の特徴
GateToken(GT)の特徴を3つの側面から解説します。
暗号資産取引所Gate.ioが発行している
GateToken(GT)は、暗号資産(仮想通貨)取引所Gate.ioが発行しているトークンであり、仮想通貨です。
Gate.ioは2013年、中国を拠点として始まり、現在ではケイマン諸島に移っています。運営は中国系の取引所になるため、米国や日本では取引に一部制限がありましたが、日本については解除されています。
Gate.ioは、取引所ランキングのTOP10入りしていて、ホームページは日本語にも対応、ユーザー数は1300万人、取扱銘柄は1700以上です(2023年7月現在)。
メールアドレスひとつでできるアカウント作成の手軽さや、ほかの取引所には未上場のアルトコインを扱えること、高レバレッジ取引できること、セキュリティの高さなどが、取引所の人気の理由です。
Gate.ioでは、GateToken(GT)を多く保有しているユーザーほど手数料が有利になるなどのVIP特典も設けられています。
独自チェーンGateChainを使っている
GateToken(GT)が構築されているブロックチェーンは、GateChain(ゲートチェーン)と呼ばれ、クロスチェーン取引が可能です。
安全性やスケーラビリティの問題をクリアし、ほかのチェーンとの相互連携が可能なため、ユーザビリティが高いと評価されています。
また、チェーンの開発を進めやすくするため、GateChain EVMという機能を搭載しています。プログラミング言語Solidityなどを独自に変換してコンピューターによる処理を速めています。
ユーザーにとって使い勝手が良く、開発者にとっても進化させやすいことから、GateChainはほかのエコシステムに対して優位性を高めやすい存在です。
セキュリティが高い
セキュリティ対策の高さも特徴で、大きく分けると2点から成ります。
一つ目が、コールドウォレットの採用です。
コールドとは、インターネット接続がないことを示す用語です。
コールドウォレットはネット環境から遮断することで、ハッキングリスクを防ぎ、セキュリティを高める仕組みです。
二つ目が、独自の「Vaultアカウント」です。
GateChainには、通常アカウントに加えて、よりセキュリティの高いVaultアカウントが用意されています。
Vaultアカウントでは、資産の盗難や秘密鍵の紛失に備えた仕組みを装備しています。トラブルの際、即座にトランザクションを取り消したり、資産を安全に保護できるよう設計されています。
ブロックチェーンのプレーヤーが気になるセキュリティ対策に重きを置いている点も、人気の理由です。
GateToken(GT)とビットコインとの違い
GateToken(GT)が2013年にローンチしたのに対し、ビットコインが初の仮想通貨として誕生したのは2009年です。
ビットコインは、現在ではデジタルゴールドと呼ばれるほどの存在で、2021年11月には700万円台の価格を付けています。
ブロックチェーンという革命的な技術であることや、2,100万枚しか発行されない希少性が評価されて、金融市場での地位を固めたからです。
GateToken(GT)の価格は、ビットコインからはかけ離れています。しかし、独自のエコシステムを設計し、その有用性が評価されて、取引所ランキングでも上位に入る存在となっているGate.ioのトークンですから、アルトコインの中で期待値は高い銘柄といえます。
サトシ・ナカモトなる謎の人物による論文を元に世界中の開発者が誕生させたビットコインには運営企業がありませんが、GateToken(GT)にはGate.ioという運営元があります。
ほかのエコシステムや取引所と競合しながらプラットフォームとしての価値を高めており、開発動向次第で将来価値が変わるでしょう。
GateToken(GT)の今後について
GateToken(GT)は、取引所Gate.ioの人気が価格動向に影響する銘柄です。
今後、DeFiやNFTなどは世界的に需要が高まることが予想されています。そうなれば、必然的に取引所のユーザー数が伸び、トークンの価値も上がっていくことは期待しやすいでしょう。
ただし、仮想通貨に対する政府の規制動向は、取引所に影響が大きいところで、気になります。
2021年9月には中国政府による全面禁止の大きなニュースもありました。
また、2023年5月には、マルチチェーンの大きな不具合がニュースになっており、Gate.ioにもネガティブな噂が流れ、Gate.ioはこれを否定するニュースがありました(コインテレグラフ)。
価格は、6月初旬には下がり基調となりましたが、下旬からは回復傾向が見られます。
市場にパニックが引き起こされると、連鎖的に痛手を受ける可能性があるため、注視していきましょう。
まとめ GateToken(GT)について
GateToken(GT)は、取引所ランキングの上位に入るGate.ioのトークンゆえに、注目しておきたい存在です。国内取引所には未上場のため、入手するためにはGate.ioなど海外取引所のアカウントに資金を送金する必要があります。コインチェックなどに口座開設し、入金するところから準備していきましょう。