『ネム（XEM）って聞いたことがあるけど、どんな仮想通貨だろうか？』
『昔、流出事件があったから、セキュリティがヤバいんじゃないの？』
そんな疑問や不安をお持ちの方も多いです。ところが、実はネム（XEM）は暗号資産の中でもセキュリティが高いことで有名な通貨です。
ネム（XEM）の特徴を知らずにいると、いつまでも仮想通貨の波に乗れません。しかし、仮想通貨を買ってみたいと思っても、なんだか怖くて一歩踏み出せないですよね。
そこで今回は、ネム（XEM）の特徴や将来性をわかりやすく説明します。
この記事を読めば、ネム（XEM）の強みや今後の可能性がわかります。
初めて仮想通貨取引を始めるなら
コインチェック公式サイト
最短5分のカンタン申込み
安全・安心の国内取引所
＜＜あわせて読みたい＞＞
【仮想通貨の始め方】初めての方へ簡単3ステップでビットコインに投資ができる方法
初心者にも使いやすい仮想通貨取引所
コインチェック公式サイト
最短5分のカンタン申込み
ネム（XEM）とは？
ネム（XEM）は2015年に誕生した暗号通貨で、New Economy Movement(新しい経済活動)の略称です。
経済的自由や平等といった経済の仕組みを確立することを目的としています。
ネム（XEM）はブロックチェーン技術を利用したプラットフォームで、そこで使用される暗号資産のことを「ゼム」と読みます。
日本人の多くが「ネム」を通貨名だと思っていますが、「ネム」はプラットフォームの名称であり、通貨名の正しくは「ゼム」だということを押さえておきましょう。
また、ネムは既に発行上限に達しているため、これから通貨が発行されることはありません。
そのため、インフレの影響を受けにくく、需要が高まるほどに希少性が高くなる暗号資産といえます。
＜＜あわせて読みたい＞＞
アルトコインとは？初心者向けにBTC以外の人気の仮想通貨を解説
ネム（XEM）の特徴
ネム（XEM）の主な特徴を3つご紹介します。
- POI（Proof of Importance）
- セキュリティが高い
- コインチェックで流出事件がありイメージが悪い
それぞれを解説します。
PoI（Proof of Importance）
POI （プルーフ・オブ・インポータンス（Proof of Importance）） は、ネムのコンセンサスアルゴリズムです。ネムの保有量や保有期間などによってPOIスコアが作られ、POIスコアが高い人ほど報酬が多くもらえる仕組みです。
ビットコインやイーサリアムではPoW（プルーフ・オブ・ワーク（Proof of Work））を利用しています。PoWとは、マイニングによって大量計算した人が多くの報酬をもらえる仕組みです。
暗号資産の取引データをブロックチェーン上につなぐことで、データの改ざんが難しいのが最大のメリットです。しかし、POWでは電力を大量に消費するため、ネットワークの処理速度が遅く、手数料も高くなります。
一方でネムが採用しているPOIは、処理速度が速く、手数料も安いのが特徴です。
処理速度の速さは、ビットコインが1つのブロックの生成にかかる時間が約10分かかるのに対して、ネムは約1分で1つのブロックが生成されますので、大幅に処理速度を削減できます。
セキュリティが高い
ネムは暗号資産の中でもセキュリティが高いことが大きな特徴の1つです。
セキュリティ対策として「Eigen Trust++」が採用されています。「Eigen Trust++」とは、ノード同士が情報のやりとりをして、お互いのことを監視、見張りをするシステムです。
ノードの中には虚偽データをの流すノードがいる可能性があるため、受信側のノードは情報が正しいかどうかを判断する必要があります。
ノード同士が監視や情報のやりとりをすることで、虚偽データを流すノードをできるだけ排除する仕組みになっています。
今後、アップデートを重ねてより強固なセキュリティ技術になっていくことでしょう。
コインチェックで流出事件がありイメージが悪い
2018年に不正アクセスが原因でコインチェックから約580億円のネムが流出しました。ハッキングの原因としてセキュリティ管理の甘さでした。
コインチェックでのネム流出事件により、ネムに対してマイナスイメージを持った方も多いのではないでしょうか。
実は、ネムのセキュリティは非常に強固です。つまり、ネムの問題ではなく、当時のコインチェックの管理体制やセキュリティの甘さが原因で起きた事件でした。
そこからコインチェックは、東証プライム上場のマネックスグループの子会社となり、セキュリティ体制を見直して現在ではスマホアプリダウンロード数国内NO,1の信頼を得るまでになりました。
セキュリティ対策としてコールドウォレットやログイン時の2段階認証システムを採用しました。
コールドウォレットとは、顧客資産をオフラインで保管することでオンライン上での盗難を防ぐことです。
これによりハッキングなどの不正アクセスやハッキング被害を防ぐことを実現しています。
＜＜あわせて読みたい＞＞
【コインチェックのメリット・デメリット】初心者向けに特徴や注意点をやさしく解説
ネム（XEM）とビットコインとの違い
ネムとビットコインの違いは報酬がもらえる仕組みにあります。
前述でも解説したとおり、ネムはPoIを用いており、ビットコインはPoWを用いています。
ビットコインでは、マイニング作業の報酬は PoW を採用しています。POWは、マイニングで多く計算した人に報酬がもらえる仕組みです。マイニングは世界中誰でも参加することが可能で、ブロックチェーンに記録された取引データは改ざんが難しいです。
しかし、マイニングで多くの利益を得るには電力コストがかかります。そのため、資金を持った人が報酬を獲得してしまいます。
一方でネムが採用している PoI は、ネムの保有量と取引量から得られる PoI スコアが高いほど多くの報酬が得られる仕組みです。
PoI スコアは、一定量のネムを保有してどれだけ取引を行っているかによって算出されます。ネムを保有している人なら誰でも参加が可能です。
＜＜あわせて読みたい＞＞
ビットコインとは？超初心者向けにBTCの特徴やメリット・デメリットをやさしく解説！
ネム（XEM）の今後について
ネムの将来性についてDeFiやNFT市場への参入が期待されています。ネムは2021年に暗号資産名を「ゼム」から「シンボル」に変更しました。「シンボル」はNFTの作成や販売に適したプラットフォームです。
NFTは世界中で注目されている市場なので、NFT関連のプラットフォームとしてNFT市場への参入は価格上昇要因になります。
また、ネムがシンボルアップデートにより「FantomFoundation」と連携しました。
これによりDeFi市場への参入がしやすくなるといわれています。
Fantom は、分散型アプリケーションを開発するプラットフォームで、シンボルが今後Fantomで利用されればネムの価値は高くなるでしょう。
＜＜あわせて読みたい＞＞
【コインチェックでビットコインを買う方法】初心者向け仮想通貨投資の始め方
まとめ ネム（XEM）について
今回はネムの特徴や今後の将来性について解説してきました。
コインチェックへの不正アクセスによりネムが流出した事件でマイナスイメージを持っている人もいるかもしれませんが、現在ではさまざまなアップデートの経てセキュリティが強化されています。
POIを採用し、処理速度の速さや手数料の安さから、今後プラットフォームとしての応用も期待されています。
初めて仮想通貨取引を始めるなら
コインチェック公式サイト
最短5分のカンタン申込み
安全・安心の国内取引所
＜＜あわせて読みたい＞＞
