GMXは、デリバティブ取引ができるDEX(分散型取引所)として中心的な存在です。
GMX(GMX)の将来性を評価するポイントは、次の3つです。
- デリバティブDEXとしての存在感
- 独自トークンGLPで高い流動性を確保
- ArbitrumとAvalancheを採用した信頼性の高さ
同名の仮想通貨GMX(GMX)は、Bybitなどの海外取引所で入手できます。購入のためには、コインチェックなど国内取引所のアカウントが必要ですので、まずは口座開設を完了しておきましょう。
本記事では、取引所FTXの破綻からも注目が集まる分散型取引所GMXや、そのトークンついて解説します。
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GMX(GMX)とは?
<基本情報>
仮想通貨名称 | GMX(ジーエムエックス) |
ティッカーシンボル | GMX |
現在の価格(2023年6月現在) | 8,267.26円 |
時価総額(2023年6月現在) | 76,781,906,022円 |
公式サイト | https://gmx.io/#/ |
GMX(GMX)はDEX(分散型取引所)であり、そのトークンです。
投資家にとってDEXの魅力は、なんといっても手数料を抑えられることと、高利回りを期待できることです。
DEXでは、ブロックチェーンのスマートコントラクトにより、仲介者(コインチェックなど)を介さずにユーザー同士(P2P)が直取引できます。運営組織が存在しないので、人件費やヒューマンエラーによるリスクを最小化できる点に、メリットがあります。
DEXは、オープンソースで透明性が高く、運営会社の破綻リスクやハッキングリスクがありません。CEX(中央集権型取引所)に対しては、2022年11月のFTXの破綻からも警戒感が高まっています。
DEXにも脆弱性の問題や、中央管理者によるサポートがないなど利用上の課題はあるものの、時勢を受けて利用が加速しています。
デリバティブDEXとして中心的な存在であるGMXもまた、シェアを伸ばしています。
GMX(GMX)の特徴
分散型取引所GMXのユーティリティおよびガバナンストークン
まず最初に、分散型取引所としてのGMXのユーティリティは大きく2つあります。
一つ目は、高レバレッジ取引が可能なことです。
実に50倍までのレバレッジ取引ができるため、投資家は少ない元手から大きなリターンを狙うことができます。
2つ目は、ステーキング報酬です。
トークンGMX(GMX)をステーク(預け入れ)するだけの手軽さで、トレーダーが支払った手数料の30%を受け取れるのが魅力です。
次に、ガバナンストークンとしての魅力もあります。
GMXは保有量が多いほど、エコシステムの運営方針に対する影響力が増すので、トークンを多く保有しておこうというインセンティブが働きます。
取引所としてもトークンとしても有用性が高く、社会でDeFiの認知度が上がっていくに従ってGMX(GMX)の価値も上昇する可能性が高いでしょう。
イールドファーミングで報酬が得られる
イールドファーミングとは、DeFi(分散型金融)のプロトコルで仮想通貨を運用することで、報酬を受け取れるシステムのことです。
流動性を提供する(仮想通貨を預け入れる)だけの手軽さで、だれでも報酬を得られることから、投資家に人気があります。
一般的に、流動性提供者には「LPトークン」が付与されますが、GMX(GMX)で付与されるのが「GLPトークン」です。GMX(GMX)は独自のGLPトークンによって高い流動性を確保しています。
GLPトークンを用いるため、AMM方式のインパーマネントロスが発生しにくく、余計なコストがかからない点が投資家にとってメリットです。
GMX(GMX)は、手間と手数料を最小限に抑えて報酬が得られるシステムを開発しているので、高く評価できるでしょう。
Arbitrum・Avalancheを採用
GMX(GMX)は、Arbitrum(アービトラム)とAvalanche(アバランチ)のチェーンを採用しています。そのため、ユーザーは、ステーキングの際にArbitrumを選べばETH(イーサリアム)が、Avalancheを選べばAVAX(アバランチ)が受け取れます。
DEXはスマートコントラクトによって成立しているために、スケーラビリティ問題を抱えていて、取引処理のスピードが遅くなりがちです。
しかし、Arbitrumはイーサリアムのレイヤー2ソリューションのひとつですし、Avalancheもまた、イーサリアムキラーとして有名です。ともに、高いスケーラビリティと分散性、カスタマイズ性に優れたブロックチェーンです。
信頼性の高いETHとAVAXを流動性提供者への報酬にできるGMX(GMX)は、新規ユーザーを集めやすく、DEXとして優位性があります。
GMX(GMX)とビットコインとの違い
仮想通貨の始祖がビットコイン(BTC)です。ビットコインは2,100万枚しか発行されない希少性から、金融市場でもデジタルゴールドとして地位を固め、2021年11月には700万円台を付けています。
ビットコインは、国や政府といった中央集権的な管理を受けない通貨として開発された革命的なテクノロジーです。ブロックチェーン技術により、ネット環境さえあれば、だれもが等しく、世界中の相手に即時に送金できます。
GMX(GMX)は、ビットコインから始まったブロックチェーン技術を土台としながらも、DEXという独自のエコシステムを形成してきました。金融市場でビットコインほどの地位を築くことはない存在です。しかし、独自のDEXで資産を増やせる仕組みが評価されて、仮想通貨としてのGMX(GMX)にも価値が付いています。
GMX(GMX)の今後について
GMX(GMX)は、DeFiが新しい金融サービスとして普及してゆくほどに、価格上昇が後押しされるでしょう。
GMX(GMX)は、BybitやBainanceなど、大手の海外取引所に上場しています。今後も取り扱う海外取引所が増えたり、あるいは国内取引所に上場すれば、価格上昇の引き金になる可能性があります。
DEXは、オープンソースのため極めて高い透明性がユーザーから評価されています。しかし、だからこそコピーが簡単で詐欺やハッカーの温床になりがちな面もあります。
実際に、GMX(GMX)も仕組みを悪用されて、2022年9月、価格操作の被害を受けた経緯があります。
分散型取引所には課題もありますが、開発が進み、安全面においても一定の評価が得られれば、より支持が集まるでしょう。そうなれば、仮想通貨GMX(GMX)の価格上昇への追い風となります。
まとめ GMX(GMX)について
GMX(GMX)は、DEXに注目が集まる昨今、注目しておきたいデリバティブDEXです。仮想通貨GMX(GMX)を手に入れるには、海外取引所を利用しますが、国内取引所を介する必要があります。DEXで資産を増やすためにも、まずは国内取引所のアカウントが欠かせません。コインチェックなどの口座開設から準備しておきましょう。