仮想通貨の世界では「ガチホ」という言葉がありますが、聞いたことはあるけど意味はわからないという方は多いのではないでしょうか。
この記事ではガチホとは何かや特徴について詳しく解説していますので、ガチホのことがよくわかります。
ぜひ最後までお読みください。
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ガチホとは?
ガチホとは「ガチでホールドする」という言葉を短縮したもので、仮想通貨を短期で売却せずに長期間保有することを意味します。
ガチホは仮想通貨だけでなく、FXや株式などでも使われる言葉です。
長期保有と考えられる期間は人によって違ってくるものの、数ヶ月から数年単位の保有をガチホとするのが一般的であり、投資家のなかには一度購入したらずっと売却しない人もいます。
短期売買の場合、日々の値動きを見ながら利益が出たところで売却するという動きを繰り返すため、忙しいビジネスパーソンにはあまり向いていません。
一方、ガチホであれば一度保有した資産を長期の視点で考えるため、ときどき値動きをチェックする程度で済むため、投資に慣れていない初心者の方でも実践しやすい投資方法といえます。
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ガチホのメリット
ガチホの主なメリットは以下の3つです。
- 長期投資ができる
- 価格の急落が起きても狼狽売りしない
- 短期トレードのような時間や労力がかからない
それぞれを解説します。
長期投資ができる
ガチホは長期投資ができるため、資産を増やせる可能性が高まります。
なぜなら、世界経済も仮想通貨市場も長期で見ればずっと右肩上がりだからです。
上記のチャートは仮想通貨の代表的な銘柄であるビットコインの値動きを表しています。
大きく上がったり下がったりしつつも、2016年ごろから長期で見れば右肩上がりで上昇していることがわかるかと思います。
数か月単位で考えると、大損する危険性はあります。しかし、数年単位の長期で投資に取り組めば、資産は形成しやすいということです。
短期投資の場合、日々の値動きをチェックし、買ったときよりも価格が上がればそこで売り抜けるという操作を繰り返しおこないます。
利益の確定までは早いものの、価格が下がってしまった場合も傷が広がらないうちに速めに売ってしまわなければならなくなります。そのため、なかなか思ったような利益が出ません。
長期投資なら、小さな値動きを気にすることがないため、数年という長いスパンでのトレンドでみることができます。
短期的には上昇や下降を繰り返していても、長期的にみれば上昇傾向となっていて大きな利益が出ることが期待できるのです。
ただし、明らかな下降トレンドのときは損失も拡大する場合があるので、値動きは月に1回程度はチェックするようにしましょう。
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価格の急落が起きても狼狽売りしない
ガチホは長期の視点で相場をみるため、仮想通貨のように価格の値動きが激しくても一喜一憂する必要がありません。
仮想通貨の場合、FXや株式ほど保有者が多くないため、ネガティブなニュースや経済、金融動向によって短期間で一気に価格が下がることがあります。
短期売買をしているとこの動きに反応して狼狽売りしてしまいます。
これを繰り返していると精神的にもダメージを受けますし、利益が出にくくなってしまうのです。
短期投資は常にチャートをチェックし、相場の動向に目を光らせておく必要があるため、知識と経験、時間がなければ、短期売買で利益を上げるのは難しいでしょう。
ガチホの場合は相場をあまり気にしなくてもよいため、一度ガチホすると決めてしまえば、あとは1ヶ月に1回程度で定期的に相場をチェックするだけで大丈夫です。
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短期トレードのような時間や労力がかからない
ガチホは短期トレードのように、時間や労力を必要としません。
ガチホは長期間保有が基本のため、利益が出るまでの時間はかかります。その代わり、一度保有すれば相場を毎日気にする必要がないので、チャートをチェックする時間や労力がかからないのがメリットです。
短期トレードの場合はそうはいきません。短い期間で利益を上げなければなりませんので、チャートは毎日ではなく毎時間、場合によっては数分単位で追う必要があります。
短期トレードだけをする専門の投資家であればそれも可能でしょうが、日中は仕事で忙しいビジネスパーソンの場合、短期トレードに使う時間と労力はないことでしょう。
ガチホなら短期トレードよりも負担が少ないため、これまで投資をしてきた人だけでなく、投資初心者や投資に不慣れな人でも安心して取り組めます。
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ガチホの注意点
ガチホは長期保有のため、短期トレードほど頻繁に相場をチェックする必要はありません。
しかし、仮想通貨の場合はボラティリティが高いため、価格が急落してしまう恐れがあるのです。
実際にビットコインは過去に数週間ほどで価格がそれまでの半分にまで下がってしまったという事例もありました。
ガチホであっても相場は月に1回程度は定期的にチェックするようにしましょう。
定期的な相場のチェックはした方が良いですが、大きな価格変動で狼狽売りをしてしまうことが心配な方は、いっそ相場は見ない方が良いかもしれません。
結局、売ってしまったらガチホにはなりませんので、ガチホするのかしないのかは、絶対的な方針として決めておいた方が良いです。
また、仮想通貨取引所がハッキング被害を受ける可能性も考えられます。
海外だけでなく、日本の仮想通貨取引所「コインチェック」も過去に被害に遭いました。
日本の仮想通貨取引所は金融庁の認可を受けているため、基本的には安心安全ではありますが、ニュースや取引所からのお知らせなども気にしておいてください。
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レンディングやステーキングでガチホする手も
レンディングは自分が保有している仮想通貨を貸し出し、利益を得る仕組みです。
レンディングは銀行預金に比べて金利が高く、仮想通貨取引所を通しておこなうとだいたい1~5%、レンディングに特化したサービスだと8~10%の利息が受け取れるチャンスがあります。
ガチホするならレンディングを検討してみてもいいでしょう。
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また、仮想通貨ではステーキングで利益を得る手段もあります。
ステーキングは仮想通貨を保有して報酬を得る仕組みです。
ステーキングも銀行預金より金利が高く、仮想通貨の運用方法として優れており、仮想通貨を保有するだけと非常に簡単ですので、ガチホする人に向きの手法といえるでしょう。
ガチホする際はレンディングやステーキングも検討してみてください。
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まとめ 仮想通貨のガチホについて
今回は、仮想通貨のガチホについて解説してきました。
ガチホは相場を気にせず資産形成ができるため、相場に動向によっては大きな利益を得られるチャンスがあります。
ただし仮想通貨はボラティリティが高いため、ガチホすると決めてても衝動的に損切りしたくなってしまう場合があります。
ガチホするのかしないのか、しっかりと方針を決めて、無理のない余剰資金で仮想通貨投資を始めるようにしましょう。
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