ステーブルコインの中でも、最近注目されているNeutorino USD。
分散型金融Defiに密接に関わるコインなのですが、その特徴はご存じですか。
※2023年2月現在、USDNはドルとの連動ができなくなっています。ご注意ください。
これからのWeb3.0時代に必要な知識となりますので、ぜひ、参考にしてみてください。
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この記事でわかること
Neutrino USD(USDN)とは?
Neutrino USD(USDN)公式サイト:https://neutrino.at/
Neutrino USDとは、米ドルと価格が連動するよう設計されたステーブルコインです。法定通貨である米ドルと価格がともに動くので、実質的に米ドルを保有しているような効果が得られます。
外貨と換金するには、時間が制限されていたり取引手数料がかかるといった不便な点があります。仮想通貨は、そのような問題点を解決してくれる利便性の高いツールです。
国内の取引所では購入することができません。KuCoin、MEXCなどの取引所で取引が可能となっています。
※2023年2月現在、USDNはドルとの連動ができなくなっています。ご注意ください。
Neutrino USD(USDN)の価格推移
Neutrino USD(USDN)のチャートです。
2023年9月現在、直近の価格推移は上記の通りとなっています。
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Neutrino USD(USDN)の特徴
Neutrino USD(USDN)の主な特徴は以下の3つです。
- 仮想通貨担保型のステーブルコイン
- ステーキングで報酬が得られる
- 分散型外国為替 (DeFo)ができる
それぞれを解説します。
仮想通貨担保型のステーブルコイン
Neutrino USDは、ステーブルコインの中でも珍しい仮想通貨担保型です。3種類の仮想通貨(Waves,Neutrino Token,SURF)を担保にしています。基本的には、Wavesを価格の担保とし、米ドルの価格変動と連動するように設計されています。
※2023年2月現在、USDNはドルとの連動ができなくなっています。ご注意ください。
仮想通貨は価格変動が激しく、価格の安定を目指すステーブルコインの担保として採用されにくい傾向があります。しかし、Neutrino USDは、3種類もの仮想通貨を駆使し価格を一定にしています。
Wavesの価格が上昇すると、余剰した分でNeutrino USDを購入します。Wavesの価格が下落すると、Neutrino USDを売却し価格を一定にします。
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ステーキングで報酬が得られる
仮想通貨をブロックチェーン上に保有しているだけで、報酬が得られるステーキングが可能です。Neutrino USDは、米ドルに連動するよう仕組まれており、価格の変動があまりないのが特徴の仮想通貨です。
通貨の値上がりによって儲けるより、長期間仮想通貨を保有して利益が得られる運用方法であるステーキングとの相性はよいでしょう。逐一、価格のチェックをする必要がないので、初心者や忙しいビジネスマンにおすすめの投資方法です。
ただ、預け入れた仮想通貨を引き出せなくなるロック期間があるので、急な暴落に対応できなくなる場合があります。ステーキングをする場合も十分な調査が必要だといえます。
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分散型外国為替 (DeFo)ができる
Neutrino USDは、米ドル以外にも各国の法定通貨と連動するステーブルコインを発行しています。例えば、日本円、ユーロ、人民元など9種類の通貨と連動するステーブルコインがあります。
各国の通貨と連動する仮想通貨を発行することで、金融システムが発達していない途上国などでも外貨の交換が容易にできるようになります。この仕組みを分散型外国為替(DeFo)といいます。
手数料や送金時間の短縮といったメリットがあり、従来のシステムよりも利便性の高い仕組みが多くの人に支持されています。
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Neutrino USD(USDN)とビットコインとの違い
Neutrino USDは、価格を米ドルと連動するように設計されている点で、ビットコインと大きく異なります。ビットコインは、価格の値上りによってキャピタルゲインを狙いますが、Neutrino USDなどのステーブルコインは価格が安定的に動くことを目標としています。
つまり、Neutrino USDは米ドルなどの通貨の代替となることを目指し、銀行のトラブルが発生したときなど非常時に、法定通貨の代わりとなる存在を目指したプロジェクトなのです。
ビットコインとは、目的や性質の異なる仮想通貨なので運用方法は変わるでしょう。仮想通貨の保有目的によって、両方のコインを上手く運用することも可能です。
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Neutrino USD(USDN)の今後について
2022年、Neutrino USDは、やや不安定な価格の値動きとなりました。米ドルとの価格が連動しないディペックが起き、Neutrino USDの価格が20%以上下落。今後は、しっかりと米ドルと価格を連動させられるかが重要となります。
※2023年2月現在、USDNはドルとの連動ができなくなっています。ご注意ください。
3種類の仮想通貨を作用させて価格を安定させているので大暴落となることはないでしょうが、担保となる資産が仮想通貨なので注意深く値動きをみていかなくてはいけません。
ステーキングを投資方法として採用する場合には、あまり労力を使わずに利益が得られる方法として選択肢の一つになるといえます。しかし、油断せずに価格の動向をみていく必要がありそうです。
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まとめ Neutrino USD(USDN)について
利便性の高い仮想通貨を法定通貨のように使える点に共感する人から支持が高い通貨です。
たびたび法定通貨と価格が連動しない問題が生じているので、注意深くみていく必要がありそうです。
※2023年2月現在、USDNはドルとの連動ができなくなっています。ご注意ください。
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