『Arweave(アーウィーブ)ってどんな仮想通貨なの?』
『Arweaveって仮想通貨、将来性はあるの?』
この記事ではこのような疑問にお答えします。
- Arweave(アーウィーブ)の概要と特徴
- 仮想通貨Arweave(AR)はどんな場面で使う通貨なのか
- Arweaveの将来性
Arweaveを気にかけていた人はもちろん、初めて聞く人にとっても価値ある仮想通貨との出会いのきっかけになれば幸いです。ぜひ、最後までご覧ください。
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この記事でわかること
Arweave(AR)とは?
Arweaveは2018年6月にリリースされた、分散型ストレージサービスです。また、サービスを利用するためには仮想通貨Arweave(AR)が必要で2020年5月に発行されました。
一般のクラウドストレージサービスに付きものであるデータ紛失や情報流出のリスク解消のため、ArweaveはPermaweb(パーマウェブ)という独自のクラウドストレージサービスを作りました。
Permawebでのコンテンツ保存可能期間は「最低200年」とされており、人間の寿命を考えると、実質的には半永久的に保存可能といえます。
Arweaveで1GBのデータを保存するには0.28862AR(当時のレートで約4.64ドル、約600円)かかります。(2022年5月現在)
なお、支払いはこの1回だけです。つまり、1GBのデータ保存なら日本円で年間約3円という安価でサービスを受けられることになります。
Arweave(AR) の価格推移
Arweave(AR) のチャートです。
2023年9月現在、直近の価格推移は上記の通りとなっています。
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Arweave(AR)の特徴
ここでは、Arweaveの特徴を3つご紹介します。
- 安価な分散型ストレージサービスを提供
- プルーフ・オブ・アクセスを採用
- セキュリティが高く半永久的にデータ保存できる
それぞれを解説します。
安価な分散型ストレージサービスを提供
Arweaveは分散型ストレージサービスを提供しています。
分散型とは、ブロックチェーンを利用して多数のユーザーでデータを管理する方法です。
特定の運営者がいないことで管理費が削減でき、その分ユーザーは安価でサービスを受けられます。
通常ストレージサービスを利用するには、サービス会社に通貨(円やドルなど)を支払い、会社が保有するデータ格納用の空き容量を借ります。
Arweaveでは先にご紹介したPermawebのほかに、個人が持つハードディスクの空き容量を人に貸すことが可能で、報酬として仮想通貨Arweave(AR)を受け取ることができます。逆に仮想通貨Arweave(AR)を支払うことで、データを保存できる容量を借りることもできます。
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プルーフ・オブ・アクセスを採用
Arweaveでは、プルーフ・オブ・アクセスという新しいコンセンサスアルゴリズムを採用しています。ノードがネットワークにアクセスすることで報酬が得られるシステムにより、効率的にブロック生成が行われます。
また、プルーフ・オブ・アクセスはArweaveストレージサービスにて、負荷を軽減する効果があり、ネットワーク全体のセキュリティ向上に一役買っています。
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セキュリティが高く半永久的にデータ保存できる
Arweaveは一般的なクラウドストレージサービスのように特定の相手にデータを預けるわけではないので、データの紛失、情報流出のリスクが低いです。
加えて、Block weave(ブロックウィーブ)という改ざんができない、半永久的にデータの保管が可能な技術を採用しています。
そのためArweaveはセキュリティが高く、
- 学術論文
- 研究結果
- メディア報道 など
不変でなくてはならない情報の保存に適しています。
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Arweave(AR)とビットコインとの違い
Arweave(AR)とビットコインの違いは、通貨として利用できる対象にあります。
仮想通貨Arweave(AR)の利用先はArweaveストレージサービスの利用に限定されるのに対し、ビットコインはオンラインショップや飲食店など利用できる場所が近年急激に増えています。
Arweaveは元々はストレージで、取引のために後から仮想通貨として発行されたのに対し、ビットコインはあらゆる取引を想定して発行された通貨であるという、根本的な違いが現在の両者の差となっています。
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Arweave(AR)の今後について
コスパやセキュリティの高さについては他に負けていませんから、Arweaveの今後を握るカギは、ストレージサービスの成熟と認知度の拡大にあります。
現状、ストレージサービス系の仮想通貨だけを見ても、時価総額の面でArweaveの上にはStorj(ストージ)やFilecoin(ファイルコイン)などが存在し、Arweaveはまだまだこれからの感があります。
Arweaveは内容が変わってはいけないデータの長期保管に適しているストレージですから、公的機関や研究施設など権威性が高い提携先をつかみ、世間に認知されれば価値は大きく高まることが期待できます。
現状は仮想通貨初心者がいきなり買うにはリスクが大きい仮想通貨といえます。
ただ、値上がりの可能性は十分ありますから、すぐに購入しなくても情報収集をしておく価値は大いにある仮想通貨といえるでしょう。
2023年3月現在、世界で流通している仮想通貨は約23,000種類あります。
参照元:CoinMarketCap
膨大な数の仮想通貨の中から将来性が期待できるものを見つけるためには、情報収集が必須です。
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まとめ Arweave(AR)について
仮想通貨Arweaveについてご紹介いたしました。
ストレージサービスの質、コスパは素晴らしいものを持っています。
今後の課題は、さらなるサービスの成長と認知度アップです。
難しい課題ではありますが、権威性が高い公共機関や研究施設などと提携できれば、長所が広く認知され価値が上昇する可能性が大いにある仮想通貨でしょう。
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