- ブロックチェーンエンジニアに独学でなれるのでしょうか?
- ブロックチェーンエンジニアになるには、どんなステップが必要なのでしょうか?
結論をいえば、ブロックチェーンエンジニアに独学でなるのは、かなり難しいです。私はIT業界で25年ほどのキャリアがありますが、未経験でいきなりブロックチェーンエンジニアになるのは不可能と言えます。
しかし、それでもどうにかこれから努力を重ねて、ブロックチェーンエンジニアを目指したいという方も多いでしょう。
そこで今回は、ブロックチェーンエンジニアに独学でなる方法について解説しています。
この記事を読めば、ブロックチェーンエンジニアを目指すための道筋が見えてきます。
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この記事でわかること
ブロックチェーンエンジニアに独学でなるのはかなり厳しい
ブロックチェーンエンジニアに独学でなるのはかなり難しく、多くの人は専門学校に通ったり、オンラインスクールで学んだりしています。
なぜ独学だとブロックチェーンエンジニアになるのが難しいのかは以下の通りです。
- 高いプログラミングスキルが求められるから
- ブロックチェーン技術の専門的な知識が必要だから
- エンジニアとしての開発経験がないから
それぞれを解説します。
高いプログラミングスキルが求められるから
ブロックチェーンエンジニアには高いプログラミングスキルが求められます。
初級者レベルのプログラミング知識であれば、本や動画サイトなどで見て学ぶのはそれほど難しいことではありません。
しかしブロックチェーンエンジニアとして働いていきたいのであれば、だれでも学べる程度の知識では不十分で、高レベルのスキルと経験が必要です。
多くの企業が即戦力を欲していますが、個人が独学だけで企業が求めるレベルの知識と経験を身につけるのは困難なため、多くの人がスクールを受講しています。
ブロックチェーン技術の専門的な知識が必要だから
ブロックチェーンエンジニアにはブロックチェーン技術の専門的な知識が必要です。
歴史の浅いブロックチェーン分野には熟練のブロックチェーンエンジニアは存在しませんが、システムエンジニアなどのIT系技術者がブロックチェーンエンジニアに転身する例が増えてきています。
高度なITスキルを持っている方がブロックチェーンエンジニアに適しているのは間違いなく、一から独学でブロックチェーンを学ぼうとしている人は、そのような猛者たちと時に競い合い、時に協力し合っていかなければならず、非常に過酷であるといえるでしょう。
エンジニアとしての開発経験がないから
独学でブロックチェーンエンジニアになるための最も大きなネックとなるのが、エンジニアとしての開発経験がないことです。
同じエンジニアでもいくつも開発を経験してきた人とほぼ経験がない人とでは、到底比べることのできない圧倒的な差があります。
企業がほしいのはもちろん、開発経験があるエンジニアです。
独学で必死で勉強し、どれだけ豊富な知識を身につけたとしても、開発経験がなければブロックチェーンエンジニアとして採用されたとしても初心者として扱われ、年収も最も低いところからのスタートとなります。
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ブロックチェーン エンジニアに独学でなる方法 5ステップ
ブロックチェーンエンジニアに独学でなるには、どのような手順で進めていけばいいのでしょうか。
ここからはブロックチェーンエンジニアになるためのポイントとなる5つのステップを解説します。
- プログラミングの基礎を学ぶ
- エンジニア見習いとしてシステム会社に転職する
- 現場で開発経験を積みながらブロックチェーンを勉強する
- エンジニア経験者としてのブロックチェーン開発会社に転職する
- ブロックチェーンエンジニアとして経験を高める
それぞれを解説します。
プログラミングの基礎を学ぶ
ブロックチェーンエンジニアになるためにプログラミングの基礎を学びましょう。
プログラミングの基礎であれば、独学で身に着けることは可能です。
本やオンライン学習サイトなどを活用して、プログラミングの基礎を勉強していきましょう。
ブロックチェーンエンジニアになるとプロジェクトでとても難しい開発を手がけたり、まったく想像していなかったトラブルなど、さまざまな困難に立ち向かわなければなりません。
どんな状況でも確かな裏付け、心の支えとなるのは、しっかりとしたプログラミングの基礎です。
基礎がなければブロックチェーンエンジニアとして大成することはありません。
しかし、時間をかけて身につけた基礎は、どのような場面が訪れても必ず役立つことでしょう。
エンジニア見習いとしてシステム会社に転職する
プログラミングの基礎を学んだら、エンジニア見習いとしてシステム会社に転職に挑戦しましょう。
独学で目指すブロックチェーンエンジニアの大きな弱点は、開発経験がないことです。
未経験を補うには、実際に開発経験を積み重ねていくしかありません。
システム会社に転職してもエンジニア見習いに高い年収は望めませんが、貴重な体験、数多くの開発を経験できます。
エンジニア見習いで得た経験は近い将来、高い年収を得るためのステップだと捉えてください。
現場で開発経験を積みながらブロックチェーンを勉強する
エンジニア見習いとして現場で開発経験を積みながら、ブロックチェーンを勉強しましょう。
ひとりで勉強するだけのときとは違い、実際に開発の現場でブロックチェーンを勉強すると、独学では学ぶことができなかったことをたくさん経験できます。
開発工程ごとにだれが何をしてどうなるのか、はっきり見えてくるはずです。
ブロックチェーンの開発は自分一人ではできませんので、プロジェクトの仲間と協力し、ベンダーと連携しながら開発していく過程が身につけられることでしょう。
エンジニア経験者としてのブロックチェーン開発会社に転職する
エンジニア見習いとしてブロックチェーンの開発経験をある程度積んだら、エンジニア経験者としてブロックチェーン開発会社への転職にチャレンジしてみましょう。
いつまでもエンジニア見習いでは高い年収が得られません。
同じシステム会社でエンジニアとしてステップアップでき、高年収を提示されるなら別ですが、そうでないならブロックチェーンエンジニアとして採用してもらえる開発会社に転職する方が年収アップへの最短距離です。
ブロックチェーンエンジニアとして経験を高める
ブロックチェーン開発会社に転職できたら、あとはブロックチェーンエンジニアとしてひたすら経験を高めていきましょう。
開発会社であれば数多くのブロックチェーン開発を自分がメインとなって進められますから、年収が高いというだけでなく、やりがいもあるはずです。
ブロックチェーンエンジニアとして着実に経験を高めていけば、難易度の高い開発を任されたり、マネージメントや監督者としての立場になるなど、さらなる年収アップの期待も高まります。
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基礎の独学が難しい場合はプログラミングスクールへ
独学でブロックチェーンの基礎を学ぶことが難しい場合は、プログラミングスクールに通うことを検討してみてください。
ブロックチェーンエンジニアになるにはまず基礎を固めなければなりませんが、プログラミング用語や数式はエンジニアを経験していない人には馴染みのないものばかりでしょう。
エンジニアを目指す人が挫折しやすいのが基礎を学ぶ段階です。
どのような分野でも基礎が大切ですので、独学で基礎を身につけるのは厳しいと判断したら、早めにプログラミングスクールで学ぶことを選択肢に入れてください。
貴重な時間を無駄にしないよう、視野を広く持ちましょう。
まとめ ブロックチェーンエンジニアに独学でなる方法について
ここまでブロックチェーンエンジニアに独学でなる方法について解説してきました。
独学でエンジニアを目指す人の多くは、費用をできるだけ抑えたい、プログラミングスクールに通う時間がないなどといった事情があることでしょう。
しかしブロックチェーンエンジニアは専門用語や数式などを習得する必要があり、開発経験がないとなるのが難しい職種です。
独学だけにこだわらず、ぜひプログラミングスクールで学ぶことも考えてみてください。
プログラミングスクールは受講生をブロックチェーンエンジニアにするためのノウハウを持っているため、力になってくれることでしょう。
自分のためにより良い選択をすることが、ブロックチェーンエンジニアになるために大切なことです。
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