『イーサリアムのマージって何?』
『これまでと何が変わるの?』
イーサリアムのマージとは、イーサリアムのコンセンサスアルゴリズムがPoWからPoSへ移行する大型アップデートのことをいいます。
しかし、イーサリアムのマージって難しそうでわかりにくいですよね。
イーサリアムのマージについて理解していないと、いつまでも仮想通貨の波に乗れません。
そこで今回は初心者向けにイーサリアムのマージの特徴をわかりやすく説明します。
この記事を読めば、イーサリアムのマージの強みや今後の可能性がわかります。
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イーサリアムのマージとは?
イーサリアムのマージとはイーサリアムの大型アップデートのことで、イーサリアムのコンセンサスアルゴリズムが今までのPoWからPoSへ移行することになります。
- PoW(Proof of Work)プルーフ・オブ・ワーク:ビットコインなどで利用されているブロックチェーンを生成するためのアルゴリズム。セキュリティが強力な反面、消費電力が大きい。
- PoS(Proof of Stake)プルーフ・オブ・ステーク:PoWよりも高速な処理が可能なブロックチェーンを生成するためのアルゴリズム。消費電力やガス代が節約できる。
PoSのメリットは、エネルギー効率の改善や高い取引手数料の問題を解決でき、ネットワークはより早くトランザクションを処理できることです。
イーサリアムの共同創設者である、ヴィタリック・ブテリンはブロックチェーンのエネルギー消費が99.95%削減することが目標だと掲げています。
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イーサリアム マージの特徴
イーサリアムのマージについて、主な特徴は以下の3つです。
- PoWからPoSへ
- 電力消費を大幅に削減できる
- The Mergeではガス代は安くならないし処理速度も速くならない
それぞれを解説します。
PoWからPoSへ
イーサリアムは大型アップデートにより、PowからPoSへ移行しました。
PoWは、マイニングによって大量計算した人が多くの報酬をもらえる仕組みです。暗号資産の取引データをブロックチェーン上につなぐことで、データの改ざんが難しいのが最大のメリットです。
しかし、PoWでは電力を大量に消費するため、ネットワークの処理速度が遅く、ガス代も高くなります。
PoSの場合、ブロックチェーンにおける資産の保有量が多く、保有期間が長いほど報酬がもらえる仕組みです。
そのため、処理速度が速く、現在のイーサリアムのトランザクションは30件/秒ですが、10万件/秒にすることを目指しています。
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電力消費を大幅に削減できる
今回のマージにより暗号通貨のマイニングに伴う電力の大量消費をするPoWから環境にやさしいPoSへと移行され、ブロックチェーンの電力消費を99%削減できるとされています。
PoSは、ブロックの承認に計算力の高いコンピューターと膨大な電気を必要とせず、より多くのトークンをより長い期間にわたり保有するユーザーが有利になる仕組みとなっています。
大幅な電力消費以外にもイーサリアムブロックチェーンのセキュリティが向上し、高速でガス代が安いネットワークが構築されます。
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The Mergeではガス代は安くならないし処理速度も速くならない
今回の大型アップデートにより、ガス代やトランザクションの処理速度の効果は見られないとのことです。
イーサリアムは今後、処理能力の向上などが期待できるシャーディングというスケーラビリティやキャパシティ問題を解決する方法を用いて対応する予定ですが、今回はその下地作りを行う予定です。
シャーディングとは、データベースを分割することで負荷を分散させる技術のことです。
そのため、今回の『The Merge』ではガス代は安くならず、トランザクションの処理速度の向上もシャーディングが実装される2023年頃とされています。
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イーサリアム マージのデメリット
イーサリアムのマージにより、大幅な電力消費の削減やガス代の安価、トランザクションの処理速度が速くなるなどがあげられますが、デメリットも存在します。
これまでPoW によってマイニングをしていたユーザーは収益を失うことになります。
また、PoSはより多くのイーサリアムをステークすることでより大きなマイニング報酬が得られます。そのため、イーサリアムの保有者が大量に手放せば、イーサリアムの価格が急落する可能性が高まります。
逆にずっと大量に保有されたままだと、イーサリアムの流通量が減るのでトークンの流動性が悪化する可能性があります。
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イーサリアムのマージの今後について
今回のイーサリアムのマージの実装は、イーサリアムの価格の上昇要因になる可能性があります。
PoSを採用することで、市場に供給されるイーサリアムが減少するとみられます。
PoWの採用時のイーサリアムは1日あたりで最大13,000ETHが報酬として生成されていましたが、PoS採用後は1,600ETHのみになり、約90%近く削減されます。
それにより市場に供給されるイーサリアムも減少します。供給量が少なくなるということはイーサリアムの希少価値が高くなるので、今後の価格の上昇要因になる可能性があります。
また、2023年にシャードチェーンという仕組みを導入しスケーラビリティ問題を解決する計画があります。
シャードチェーンとは、データベースを分割することで負荷を分散させる技術のことです。
今回の大型アップデートはその下地作りでもあるようです。
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まとめ イーサリアムのマージについて
今回はイーサリアムのマージの特徴について解説してきました。
イーサリアムは今回のマージによりPoW からPoS へ移行され、大幅な電力消費の削減やガス代が安くなります。
今後ネットワークシステムや仮想通貨市場へ大きな影響を与え、時価総額第2位のイーサリアムがPoSに実装されることによる価格の動きにも注目していきたいです。
仮想通貨は値動きが激しく、リスクが大きいと言われています。
そのため、仮想通貨をまだお持ちでない初心者の方は、まずは少額からイーサリアムを購入して、市場の値動きを観察していきましょう。
初心者におすすめの仮想通貨取引所は、コインチェック、ビットフライヤーです。ちょっと慣れてきたらフォビジャパンを使ってみても良いでしょう。
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