【1inch Network(1INCH)とは？】特徴や価格、今後について『初心者向けに仮想通貨を解説』

3月 21, 2023

『1inch Network(1INCH)ってどんな仮想通貨なの？』

『1inch Network(1INCH)の特徴や将来性は？』

1inch Network（以下「１inch」）は、2020年に始まったDIFIブームと共に話題となりました。

次のブームに乗り遅れないためにも、この記事を読んで、１inchの特徴や価格そして今後の展望について一緒に理解していきましょう！

この記事でわかること

1 1inch Network(1INCH)とは？
2 1inch Network(1INCH)の特徴
3 1inch Network(1INCH)とビットコインとの違い
4 1inch Network(1INCH)の今後について
5 まとめ　1inch Network(1INCH)について

1inch Network(1INCH)とは？

通貨単位	1INCH
ローンチ	2020年8月
発行上限	15億
過去最高値	1,042円（2021年5月8日）
取引所	Binance,Coinbase Exchange, Kucoin,Kraken等
公式サイト	https://1inch.io/
ホワイトペーパー	https://docs.1inch.io/

1inchは複数のDEX（分散型取引所）を一括で利用でき、取引の公平性や安全性、そして流動性マイニングによる報酬を受け取ることも可能なプロトコルです。

その運営やプロジェクト等の方針に関する投票に使用されるガバナンストークンである1INCHの価格は、2021年8月に1,000円を超えましたが、2023年3月現在では70円前後で推移しています。

1inch Network(1INCH) の価格推移

1inch Network(1INCH) のチャートです。

2023年9月現在、直近の価格推移は上記の通りとなっています。

1inch Network(1INCH)の特徴

1inch Network(1INCH) の主な特徴は以下の3つです。

DEXアグリゲーター
フロントランニングを防止
流動性マイニングができる

それぞれを解説します。

DEXアグリゲーター

「DEXアグリゲート」とは、複数の分散型取引所（以下「DEX」）から最適なレートでトレードするサービスです。DEXは中央集権的な仲介者がいないため、安全で自由な取引ができますが、流動性や価格にばらつきがあります。DEXアグリゲートは、さまざまなDEXの流動性や価格を比較して、最適なルートを即座に見つけてくれることで、ユーザーは手数料やスリッページを節約できるのです。

1inchはEthereum NetworkやBNB Chainなどの主要チェーンからPolygonやArbitrumなどの小規模チェーンまで、数多くの通貨を他のDEXよりも低い手数料で対応しています。これはPathfinderと呼ばれるエンジンが最適なトレードパスを見つけ、トランザクションの効率性を向上させているためです。

フロントランニングを防止

フロントランニングとは、取引を先回りして自分の利益を得る不正な行為です。DEXではトランザクションが公開されているため、攻撃者が自分より有利なレートで取引しようとする他者のオーダーを、高いガス代を設定することで奪うことができます。

1inchでは、1inch Liquidity Protocolにより、1回のトランザクションで複数取引をまとめて攻撃者の介入を防いだり、スワップ価格の計算に現在の市場価格を表すランニング価格（Mid Price）を使用することで攻撃者の価格操作を防止しています。

1inchのフロントランニング防止機能は、ユーザーにとって安全で正確なトランザクションを実行するために必要不可欠であり、取引プラットフォームの信頼性を高める重要な機能と言えます。

流動性マイニングができる

流動性マイニングとは、ユーザーが提供する流動性に対して報酬が支払われる仕組みです。具体的には、ユーザーが取引ペアの流動性を提供すると、その流動性に対してトークンが与えられます。

1inchのプラットフォームである1inch Exchangeで流動性を提供すれば、１INCHトークンを報酬として得ることができます。流動性の提供者はトークンを取引して収益を得ることも、運営やプロジェクトに関する投票に使用することも可能です。

1inchは、ユーザーが提供したトークンを最適にプールし、自動的にトークンのバランスを調整することで高い流動性を実現しています。

1inch Network(1INCH)とビットコインとの違い

ビットコインは分散型のブロックチェーンを用いたP2P決済ネットワークであり、取引や保有、送金などが可能です。一方、1inchは分散型の取引所プロトコルであり、DEXアリゲーターを搭載し、最良の価格で仮想通貨をスワップすることができます。

また、1inchは、流動性マイニング機能を提供しており、ユーザーが流動性プールに通貨を供給することで、1INCHトークンを報酬として受け取ることができます。これにより、ユーザーは自分の暗号通貨を有効活用し、より多くの報酬を得ることができます。さらに、1inch Networkはフロントランニングの防止などのセキュリティ機能を備えています。

1inchとビットコインは、仮想通貨において重要な役割を果たしていますが、ビットコインはデジタルゴールド、1inchは仮想通貨取引所集約サービスといえます。

1inch Network(1INCH)の今後について

1inchは、分散型取引所の需要が増加する場合、更なる成長が期待されます。DEXアグリゲーターやフロントランニング防止等のセキュリティ、そして流動性マイニングによるユーザーへの報酬など、競合に負けない機能を有しているだけでなく、多様な流動性プールとの連携を進めることで、より多くのユーザーに利用される可能性もあるからです。

さらに、1inchは、EthereumやBinance Smart Chainなどの複数のブロックチェーンに対応しており、将来的にはさらに多くのネットワークと連携する予定です（プロジェクト詳細は公式ブログにてご確認ください）。これにより、1inchはDeFiのエコシステムを拡大し、より多くのユーザーと資産を取り込み、市場規模が拡大する可能性があると言えるでしょう。

まとめ　1inch Network(1INCH)について

1inch Networkは優れたDEXアリゲーターとしてだけでなく、公平で安全なシステムや流動性の提供によってユーザーが報酬を得ることもできるネットワークです。

今後、仮想通貨業界の発展とともに飛躍的に価値が上昇する可能性がある仮想通貨といえるのではないでしょうか。

長谷川貴光

ファイナンシャルプランナー（FP3）SEOコンサルティング・Webライティングのお仕事も行っています。インデックス投資・米国株投資などの記事作成が可能です。SEO集客や売上アップにお困りの方は、ぜひTKAソリューションにご相談ください！仮想通貨投資は5年目。仮想通貨の長期積立で時価は倍になりました。投資の始め方や注意点ついて、初心者の方向けにわかりやすく解説していきます。