『Convex Finance(コンベックスファイナンス/CVX)ってどんな仮想通貨?』
『Convex Finance(CVX)の特徴や将来性は?』
この記事では、このような疑問にお答えします。
世界で流通する数は約23,000種類にものぼる仮想通貨。その中から儲けが見込める仮想通貨を見つけるには情報と知識が必要不可欠です。
そこでこの記事では、Convex Finance(CVX)という仮想通貨について、以下の3点に着目してご紹介します。
- Convex Finance(CVX)の概要と特徴
- 最もメジャーな仮想通貨であるビットコインとの違い
- Convex Finance(CVX)の将来性について
当記事がConvex Finance(CVX)に興味がある人、将来値上がりが期待できる仮想通貨を探している人の手助けになれば幸いです。ぜひ最後までお読みください。
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Convex Financeとは?特徴や使い方を徹底解説
この記事でわかること
Convex Finance(CVX)とは?
Convex Financeとは、Curve Finance(カーブファイナンス)というステーブルコイン特化型の分散型取引所(DEX)でマイニングやイールドファーミングによって得られるLPトークンに通貨としての価値を持たせ、かつ報酬を増加(=利回り最適化)させるシステムのことです。
このシステムで生み出された通貨が仮想通貨Convex Finance(CVX)です。
ステーブルコイン
取引価格の安定を目的に、法定通貨や金などの資産と連動するように設計された仮想通貨。従来の仮想通貨より価格変動が小さく、取引決済や安定した資産保有の手段として期待されている。
分散型取引所(DEX)
仮想通貨を保有するユーザー同士で直接仮想通貨やトークンの取引をする場所。仲介者がいないので、取引手数料が低いメリットがある。
Convex Finance(CVX) の価格推移
Convex Finance(CVX) のチャートです。
2023年9月現在、直近の価格推移は上記の通りとなっています。
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Convex Finance(CVX)の特徴
Convex Finance(CVX)の主な特徴は以下の3つです。
- 流動性マイニングとイールドファーミングで報酬が得られる
- イールドアグリゲーター
- Curve LPトークンのステーキングができる
Convex Finance(CVX) を理解するためには、マイニングやイールドファーミングとそれらの運用システム、ステーキングなどを理解する必要があります。
少しむずかしいですが、ひとつずつ順番にご紹介します。
流動性マイニングとイールドファーミングで報酬が得られる
Curve FinanceではマイニングをするとLPトークンが得られるのですが、LPトークンには通貨としての価値がまだありません。そこでまずConvex Financeというシステムがトークンに通貨としての価値を持たせます。その結果、誕生したのがConvex Finance(CVX)という仮想通貨です。
イールドファーミングでは、生み出したCVXをCurve Financeに貸し出します。貸し出し期間中はCurve FinanceがCVXを自由に使うことを認める代わりに、返済時には利息を付けて返してもらうことでCVXを運用します。
マイニング
データをブロックチェーンに保存する作業の報酬として新たな仮想通貨を得ること。
イールドファーミング
保有している仮想通貨をDeFi(分散型金融)サービスに貸し出し、利息や手数料などを受け取ることができる資産運用の仕組みのこと。
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イールドアグリゲーター
イールドアグリゲーターとは、イールドファーミングの利回り最適化のことです。
イールドファーミング自体は、LPトークンの状態でも可能なのですが、そのまま運用するよりCVXにしてから運用した方がより高い利回りを獲得できる仕組みになっています。
CVXにするためにはConvex Financeのシステムを活用すればよいのはご紹介した通りです。
つまり、Convex Financeはトークンに通貨の価値を持たせるシステムであると同時に、イールドファーミング時の利回りを最も高くするイールドアグリゲーターとしてのシステムも備えていることになります。
Curve LPトークンのステーキングができる
Convex Financeでは、Curve Financeで得られるLPトークンをステーキングすることで、CVXという仮想通貨が得られる仕組みになっています。
LPトークンを預けるだけでCVXが手に入るわけですから、Curve Financeを利用している人には大きなメリットになります。
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Convex Finance(CVX)とビットコインとの違い
Convex FinanceはLPトークンを運用するためのプラットフォームで、主にCurve Financeで得られるLPトークンを運用します。
運用した結果得られる仮想通貨のCVXは、仮想通貨の代表的存在であるビットコイン(BTC)とは異なり決済に使うことはできません。
CVXとBTCは用途がまったく異なるわけですが、値動きには一定の関連性があることがチャートからうかがえます。
参照元:CoinMarketCap
ビットコイン(=仮想通貨市場全体)の値動きに応じて分散型取引所を利用するユーザーの動きが変わることが要因とされています。
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Convex Finance(CVX)の今後について
CVX価格の今後については、Curve Financeユーザーが増えるかどうかと仮想通貨市場全体の動きがカギになります。
分散型取引所自体は今後増えることが予想されますが、CVXが価値ある通貨となるには基盤となるCurve Financeの発展が必須です。
また、CVXに限りませんが草コインの価格は仮想通貨市場全体の動きが大きく影響します。実際、ビットコインの価格がCVXの価格変動に影響を与えていますので、ビットコインの価格に注目することである程度CVXの価格についても予想が可能です。
Curve Financeユーザーとビットコインの値動きの2つについて、最新の情報を収集することがCVXの今後を判断するためには重要です。
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まとめ Convex Finance(CVX)について
Convex Finance(CVX)は「誰もが気軽に利用できる」というインターネットの理想に近づくために注目されている分散型プラットフォームです。
主流になるプラットフォームがどれになるかは不透明ですが、Convex Finance(CVX)が候補の1つとなっていくかもしれません。
仮想通貨の保有は早いほど利益が得られますが、同時に損失の危険も抱えることになります。どこまで損失リスクを許容できるかは個々の判断となりますので、材料となる情報を状況に応じて収集しましょう。
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