アルゴランド(Algorand/ALGO)という仮想通貨をご存知でしょうか?
アルゴランドはブロックチェーンが長らく抱えていた問題を解決した、ブロックチェーンおよび仮想通貨です。
本記事では、アルゴランド(Algorand/ALGO)の特徴や今後の展望について解説します。
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この記事でわかること
アルゴランド(Algorand/ALGO)とは?
アルゴランド (Algorand)は、「ブロックチェーン・トリレンマ」という問題を解消したブロックチェーン及び、ALGOは仮想通貨の名称です。
独自のコンセンサスアルゴリズム、PPoS(Pure Proof of Stake)を採用しており、その利便性から国家のインフラやさまざまな企業がアルゴランド の技術を導入しています。
既存の中央集権型金融と分散型金融を統合させる「未来の金融」を実現し、「FutureFi」を目指すブロックチェーンプロジェクトです。
ALGOを保有しているユーザーはガバナンスに参加でき、プロジェクトの今後の方針や話し合いに参加し、投票することで報酬を得ることができます。
アルゴランド(Algorand/ALGO) の価格推移
アルゴランド(Algorand/ALGO) のチャートです。
2023年9月現在、直近の価格推移は上記の通りとなっています。
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アルゴランド(Algorand/ALGO)の特徴
アルゴランド(Algorand/ALGO)の主な特徴は以下の3つです。
- PPoSでトリレンマを解決
- 処理速度が速く手数料が安い
- ガバナンスに参加できる
それぞれを解説します。
PPoSでトリレンマを解決
アルゴランドは、コンセンサスアルゴリズムにPPoS(Pure Proof of Stake)を採用しています。
コンセンサスアルゴリズムとは日本語で「合意方法」を表し、ブロックチェーン上の取引データに間違いがないことを確認する仕組みのことです。
PPoSの技術はイーサリアムのブロックチェーンに採用されている、PoS(Proof of Stake)をベースに作られました。
PPoSは、ネットワークを完全に分散化することで処理スピードをアップ、フォークしないことによる安全性や信頼性の向上を実現。
これまでのブロックチェーンには、スケーラビリティ、分散化、セキュリティという3つの要素を共存させられない、「ブロックチェーン・トリレンマ」という問題がありましたが、PPoSを採用しているアルゴランドではトリレンマを解決しています。
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処理速度が速く手数料が安い
アルゴランドの取引速度は、4秒以下と言われており、ビットコインやイーサリアムなどのブロックチェーンより、早いスピードで取引することができます。
取引手数料も1回あたり0.001ALGOと、低価格です。
高速かつ低価格での取引が可能なため、ステーブルコインである、USDTやUSDC、中央銀行デジタル通貨(CBDC)がアルゴランドを採用しています。
さらにその利便性の高さから、アルゴランドのブロックチェーン上には、2022年9月時点で2,000を超える企業や団体が、分散型金融であるDeFiやNFTマーケットプレイス、ソーシャルメディアなどさまざまなプロジェクトが構築されています。
また、「フォーク」というブロックチェーンの分岐がないのも利用メリットの1つです。
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ガバナンスに参加できる
アルゴランドでは、ALGOを保有している全てのユーザーが、保有量に関係なく、ガバナンスに参加することができます。
ガバナンスとは、アルゴランドの今後の経営方針などについて話し合いを行う仕組みのことです。
ガバナンス期間中にALGOを保有する「ガバナー」は、今後の方向性に関する意思決定や未発行ALGOの分配方針などに参加し、投票することで報酬が与えられます。
ALGOを少量でも購入した際には、ぜひガバナンスに参加しましょう。
また、日本公式Discordやテレグラムも開設されており、アルゴランドに関する情報をいち早く入手することが可能です。
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アルゴランド(Algorand/ALGO)とビットコインとの違い
アルゴランドとビットコインとの違いとして、コンセンサスアルゴリズムがあげられます。
コンセンサスアルゴリズムとは日本語で「合意方法」を表し、ブロックチェーン上の取引データに間違いがないことを確認する仕組みのことです。
コンセンサスアルゴリズムには種類があり、アルゴランドは、PPoS(Pure Proof of Stake)という独自の技術を採用しています。
ビットコインが採用しているコンセンサスアルゴリズムはPoW(Proof of Work)と呼ばれ、「マイニング」と呼ばれる承認作業に大量の電力を使うので、自然環境への悪影響が懸念されています。
一方、PPoSは仮想通貨を保有しているだけで承認作業ができるので、大量の電力を必要とせず、環境に優しい仕組みとなっています。
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アルゴランド(Algorand/ALGO)の今後について
アルゴランドは、その処理速度や手数料の安さから「イーサリアムキラー」と呼ばれています。
イーサリアムは現在幅広く普及しているブロックチェーンですが、取引量が増加したことにより、「スケーラビリティ問題」という手数料の高騰や処理速度の遅延が課題となっています。
この課題をクリアしているのがアルゴランドなので、今後さらに普及が拡大していけば、取引量が増え時価総額も上昇していくでしょう。
日本国内の仮想通貨取引所にはまだ上場していません。
国内企業がアルゴランドの技術を取り入れたり、国内上場を果たせば、価格の上昇も見込めるでしょう。
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まとめ アルゴランド(Algorand/ALGO)について
アルゴランドは、独自のコンセンサスアルゴリズムPPosを採用したことで、利便性が高く、今後の普及や価格上昇に期待が持てる仮想通貨です。
購入をお考えの方は、処理能力の高さやガバナンスへの参加を体験してみましょう。
アルゴランドは国内取引所では購入できません。まずはコインチェックなどの国内取引所で仮想通貨を購入し、バイナンスなどの海外取引所に送金して購入することができます。
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