『ICOって何をすることなの？』
『ICOのメリットが知りたい』
そんな疑問をお持ちの方も多いです。
従来の資金調達よりも簡単に資金を集めることができると注目されているICO（Initial Coin Offering 新規仮想通貨公開）。
企業の出資方法が仮想通貨になることですが、我々にはどのような影響が出るのでしょうか。
この記事では、ICOについてわかりやすく解説していきます。
この記事を読めば、仮想通貨の上場や価格が上がる仕組みについて理解できます。
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ICOとは？
ICOとは、企業や団体が独自の暗号資産トークンを発行して資金調達することです。
銀行からの借入や新株の発行に代わる新たな資金調達の方法として注目を集めるICO（Initial Coin Offering 新規仮想通貨公開）。
投資する人は「企業や団体への期待」「トークンの価格上昇」を見込んで投資します。
銀行からの借入には与信審査や支払利息の支払いがあり、証券所には上場する必要があるので従来の方法における資金調達は容易ではありませんでした。その点、ICOでは銀行借り入れや新株発行のデメリットがなく、手軽に資金調達できると言われています。
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ICOのメリット
ICOのメリットを解説します。
ICOには、資金調達をする企業側のメリットと投資家側のメリットがありますので、それぞれを解説します。
企業側のメリット
暗号資産を用いることでインターネットを通じて世界中から資金を集めることが可能です。従来のやり方では国内の時間や場所に制約がありましたが、ICOではそれらの問題を解決しました。
ICOで調達した資金は、借入ではないため返済する必要がありません。また、借入れに係る利息の支払いがないので、余計な支出を減らし企業自体へ投資することができます。株式の発行がなくトークンが割り当てられるため、配当の支払いもありません。
IPOの場合、証券取引所に上場する必要があり、高い審査のハードルを越えなければいけませんでした。
しかし、ICOなら誰でも新規発行が可能で、審査を受けることなく資金調達をすることができます。
ただし、予定通りの資金調達ができるかどうかは、ビジネスモデルの将来性や期待感により左右されます。資金調達が厳しい結果に終わることも十分にあり得ます。
投資家側のメリット
ICOなら、資金が少ないときでも投資することができ、後に大きなリターンを得られることがあります。
IPOでは必要な投資額が数十万から数百万円となることがありますが、ICOの場合少額から投資できることが多く、投資のハードルが低いというメリットがあります。
ビットコインに投資した人が後に「億り人」となったように、仮想通貨は急激な価格上昇によって資産が増える可能性があります。少額の投資から大きな利益を得る可能性があるから、夢のある投資先といえるでしょう。
事業を見る目がある人にとっては投資の成功確率も上がります。もちろん、まったく値上がりしない可能性もあります。
今後の投資先のひとつとして分散投資し、リスクを取り過ぎないようにすることが大切です。
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ICOのデメリット
ICOのデメリットについても、企業側と投資家側のそれぞれを解説します。
企業側のデメリット
暗号資産への法整備・規制はまだ十分に追いついていない状況にあります。そのため、資金調達プロジェクトの途中で頓挫してしまったり、スタートが遅れてしまったりと法律や規制の保護を受けられないことで、投資プロジェクトが進まないケースも出ています。
また、今後は暗号資産に関する法律や規制が制定されることで資金調達のハードルが厳しくなる可能性もあります。規制の方向性によって、企業や投資家が不利益を被ることがあるかもしれません。
ICOがいきなり禁止になる可能性があるかもしれませんので、常に業界の動向をチェックしておくことが必要です。
投資家側のデメリット
トークンは価格の乱高下が激しく、出資した仮想通貨の価格が突然下落してしまう可能性があります。トークンは価格が上昇する可能性もありますが、下落するリスクも大きい資産です。一般的にハイリスクハイリターンの商品なので、投資するときには十分考慮する必要があります。
また、ICOは法律の整備・規制が十分でないため、今後いきなり運用されているルールが禁止される可能性があります。場合によっては損失を被ることもありうるので、日頃から情報を入手することが必要でしょう。
暗号資産を由来とする投資は常に情報収集が必要です。暗号資産自体、価格の上げ下げが激しいので適宜情報に応じた対処が必要になります。
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ICOの注意点
株式投資のように規制やルールがないため、ICOを利用した詐欺被害がやりやすい状況にあります。ICO投資自体への認知が十分でなかったり、扱う対象が暗号資産で投資家の理解が追いついていないことから、投資家の保護が十分に行き届いていないという事実があります。
もし、ICO投資したとして投資先の暗号資産が暴落したら、損害を被るのは投資者である本人です。乱高下の激しい暗号資産を扱うのは初心者には厳しいでしょう。ICOされる仮想通貨に投資を行うならば、ある程度の仮想通貨投資の知識経験が必要だといえます。
リターンが大きい商品ですが、リスクも同様に大きいので投資する際は、注意が必要です。投資する前に勉強して、暗号資産投資の知識経験を積みましょう！
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まとめ ICOについて
今回は、仮想通貨のICOについて解説しました。
当たれば大きなリターンを得ることができますが、外れたら大損をしてしまうICO。企業側からは新たな資金調達の方法としてメリットが大きい方法ですが、投資家にとっては法規制が不十分なこともあり不確定要素が多い投資先です。
今後、日本における暗号資産の扱いがどのようになるか、慎重に見極める必要があります。
投資する資金は、無理のない範囲で少額から始めるようにしていきましょう。
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