『バイナンスUSD(BUSD)って、どんな仮想通貨なの?』
『バイナンスのステーブルコインって安全なの?』
バイナンスUSD(BUSD)は世界最大手の仮想通貨取引所Binance(バイナンス)が発行している、米ドルに連動するコインです。
いわゆるUSドルにペッグしたステーブルコインです。
しかし、ステーブルコインとか、BUSDと言われてもピンと来ないですよね。
そこで今回は、BUSDの特徴や今後の展望について解説します。
この記事を読めば、BUSDのことが理解でき、仮想通貨取引の理解を深められます。
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この記事でわかること
バイナンスUSD(BUSD)とは?
BUSDは世界最大手の仮想通貨取引所Binance(バイナンス)が2019年9月に、暗号資産インフラ企業であるパクソス社と共同で発行した仮想通貨です。
一般的な仮想通貨とは違い、コインの価格が米ドルに連動しており、BUSD1枚に対し1ドルの価値を維持するステーブルコインです。
バイナンスが独自に開発している、BNB Chain(バイナンスチェーン) 上で発行されており、ガス代(手数料)が安く取引の処理能力が早いという特徴があります。
仮想通貨時価総額ランキングでは6位に位置していますが、BUSDはバイナンス以外の取引所ではほぼ使用されていません。
バイナンスでの取引がメインでBUSD自体の取引はもちろん、ビットコインやアルトコインを売買する際に多くのユーザーに使用されています。
バイナンスUSD(BUSD)の価格推移
バイナンスUSD(BUSD)のチャートです。
2023年9月現在、直近の価格推移は上記の通りとなっています。
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バイナンスUSD(BUSD)の特徴
バイナンスUSD(BUSD)の主な特徴は3つです。
- 時価総額3位のステーブルコイン
- 法定通貨担保型で価格が安定している
- バイナンスで資産運用ができる
それぞれを解説します。
時価総額3位のステーブルコイン
ステーブルコインとは、米ドルなどの法定通貨に価格が連動した仮想通貨のことを指します。
通常の仮想通貨は価格変動が激しいですが、ステーブルコインは1コインあたり1ドルの価格になるよう設計されています。
役割としてはコインの価格が安定しているため、安全に資産を保有できたり、通常の仮想通貨を売却する際にステーブルコインと交換し利益を確定させる為に用いられます。
現在、USDT、USDC、BUSDが代表的に使われていますが、その中でBUSDはバイナンスの成長にともない、ステーブルコインで第3位の時価総額となっています。
全仮想通貨を含めても6位につけており、非常に時価総額が大きい仮想通貨と言えるでしょう。
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法定通貨担保型で価格が安定している
BUSDは米ドルに連動したステーブルコインです。
ステーブルコインは、ドルなどの法定通貨の価格と安定して連動させるために、発行元が担保となる法定通貨を保有していることで価値を証明しています。
その点BUSDは、会計事務所のレポートを毎月公開し、保有資産は現金や現金同等物で100%保有していることを証明しているので安心して取引を行うことができます。
また、米国のニューヨーク州金融局によって規制と承認を受けており、消費者は守られています。
このようにBSUDは担保となる資産がしっかり存在し、監査を受け公表もされているので、ドルに換金できなくなるという可能性は低く透明性のあるステーブルコインと言えるでしょう。
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バイナンスで資産運用ができる
BUSDを発行している大手仮想通貨取引所バイナンスでは、ステーキングやレンディングと言って仮想通貨で資産運用をすることができます。
内容としては保有している仮想通貨をブロックチェーンのネットワークに預けることによって、期間、枚数に応じて年間数%の利回りが得られるサービスのことです。
Defi(分散型金融)に仮想通貨を預けて利息を得るDefiステーキングや、普通預金のように預ける代わりに毎日利息を受け取れるフレキシブルセービング、一定期間預ける代わりに毎日利息を受け取れる定期セービングなどがあります。
バイナンスでは、年率10%以上の利回りが得られるステーキングもあり、銀行預金より高利回りなのが特徴です。
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バイナンスUSD(BUSD)とビットコインとの違い
大きな違いとして、まずビットコインはステーブルコインではありません。
ビットコインは中央管理者が存在しないため、担保となる保有資産がなく、現在の世界情勢や米国の金利変動によって価格が大きく変動しやすいのが課題でもあります。
これはビットコインに限るわけではなく、イーサ(ETH)やバイナンスが発行しているBNBなどのアルトコインでも同様です。
一方でBUSDなどのステーブルコインは、米ドルなどの法定通貨に連動しているため、急激な変動が少なく価格が安定しているのが特徴です。
そのため海外仮想通貨取引所では、通常の仮想通貨を売買する際にステーブルコインと交換するのが一般的です。
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バイナンスUSD(BUSD)の今後について
BSUDはステーブルコインの中でも担保となる米ドル資産がしっかりと存在し、世界トップクラスの監査会社の発表でも信頼性が公表されています。
そのためステーブルコインの代表格であるUSDT(テザー)よりも安全性が高いので、今後バイナンスの成長にともない利用者が増えればBSUDを取引できる取引所が増える可能性があります。
しかし世界的な経済状況の影響で米ドルの価格が下落することがあれば、BUSDの価格は下がるので一概にリスクがないというわけではありません。
また、ステーブルコインは一般的な仮想通貨と違い価格の変動が少ないので、価格が上昇したら売却して利益を得るキャピタルゲインは難しいと言えるでしょう。
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まとめ バイナンスUSD(BUSD)について
今回は、BUSDの特徴や今後の展望についてお伝えしました。
2022年11月、世界第2の仮想通貨取引所FTXが破産し、今後取引所においてバイナンスの一強時代が訪れるかもしれません。
そうするとBUSDの取引量が増していき、USDTやUSDCを超えるステーブルコインになる可能性があります。
BUSDはコインの信頼性やバイナンス内での資産運用、取引手数料の安さなどメリットが多く今後のバイナンスの成長にも期待ができます。
BUSDを購入するには国内仮想通貨取引所からバイナンスへ送金して取引をする必要があります。
一般的な仮想通貨のように価格が上昇し売却利益を得ることは難しいですが、保有資産の価格維持として購入するのは良いかもしれません。
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