ジーキャッシュ（Zcash/ZEC）って聞いたことあるけど、どんな仮想通貨なんだろう？
そんな疑問をお持ちの方も多いです。ジーキャッシュ（Zcash/ZEC）は2016年にリリースされた高い匿名性を誇るアルトコインです。
とはいってもどんな仮想通貨か分からなければ、買うのもちょっと怖いですよね。
そこで今回はジーキャッシュ（Zcash/ZEC）について、初心者の方向けにわかりやすく解説します。
この記事を読めば、ジーキャッシュ（Zcash/ZEC）の強みや今後の可能性がわかります！
なお、国内取引所で取り扱いのない仮想通貨を購入するには、コインチェックなどの国内取引所で仮想通貨を購入し、バイナンスなどの海外取引所に送金して、購入することができます。
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この記事でわかること
ジーキャッシュ（Zcash/ZEC）とは？
| 公式サイト | https://z.cash/ |
ジーキャッシュ（Zcash/ZEC）は2016年10月28日にリリースされた仮想通貨です。
開発はエレクトリックコイン株式会社（通称：ECC）。もっとも有名な仮想通貨であるビットコインのプロトコル（規格）を元に開発されており、発行上限も2100万枚と、ビットコインと共通点も多いことから『第二のビットコイン』と呼ばれています。
ただし、ビットコインとの差別化ポイントとして、ジーキャッシュ（Zcash/ZEC）独自の特徴である『ゼロ知識証明』という技術を利用して、非常に高い匿名性を実現させました。
本来、仮想通貨を送金する場合には、送金者と受信者のアドレスや取引内容、履歴といった全ての情報がオープンになってしまうので取引内容を誰でも閲覧できてしまいます。
その点、ジーキャッシュ（Zcash/ZEC）はこれらの情報をすべて秘匿し、取引を行えます。
ジーキャッシュ（Zcash/ZEC）の価格推移
ジーキャッシュ（Zcash/ZEC）のチャートです。
2023年9月現在、直近の価格推移は上記の通りとなっています。
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ジーキャッシュ（Zcash/ZEC）の特徴
ジーキャッシュ（Zcash/ZEC）の特徴は次の3つがあげられます。
- 匿名性が高い
- 送金手数料が安価
- JPモルガンと提携
1つずつ、解説します。
匿名性が高い
前述したとおり、ジーキャッシュ（Zcash/ZEC）の最たる特徴と言えるポイントが『匿名性の高さ』です。
ブロックチェーンを用いて取引をする場合、送受信者や取引金額を開示することで取引の正当性を証明する必要があります。
その点ジーキャッシュ（Zcash/ZEC）の場合、ゼロ知識証明と呼ばれる『取引の詳細を第三者が知らなくても、その取引に不正が無いことを証明できる』技術を用いて、取引内容を秘匿にすることができます。
秘匿性のメリットとして、不正アクセスに対するセキュリティの強化やプライバシー保護があげられます。
しかし一方で、その秘匿性から『犯罪に利用されるのではないか』という懸念点も抱えており、規制対象になる場合もあるようです。
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送金手数料が安価
仮想通貨において、送金時の手数料（コスト）は非常に重要な要素です。
その点ジーキャッシュ（Zcash/ZEC）は非常に安価な送金手数料を実現しています。
2022年の時点でビットコインの送金手数料が0.001BTC（約3500円）であるのに対して、ジーキャッシュ（Zcash/ZEC）の送金手数料は0.001ZEC（約22円）と、比較すればかなり割安な手数料で送金ができる魅力があります。※送金手数料はレートによって変動します。
さらに送金速度が比較的早い傾向にあるのもメリットの一つと言えるでしょう。
プライバシー保護をしつつ、高速かつ安価で通貨のやり取りができるのは、ジーキャッシュ（Zcash/ZEC）が今後発展するうえでも大きな強みになる事が予想されます。
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JPモルガンと提携
2017年5月、アメリカの大手銀行であるJPモルガンとジーキャッシュ（Zcash/ZEC）の開発会社が業務提携を発表し、ブロックチェーンを利用した決済システムをリリースするに至りました。
その結果、迅速かつコストを抑えてインターネットバンク間での送金ができる様になります。
さらにジーキャッシュ（Zcash/ZEC）の特徴である『ゼロ知識証明』を用いることで、ブロックチェーン利用時に問題となるプライバシー問題も解決しました。
プライバシー問題は、ブロックチェーンが大きく発展する上での大きな妨げになっていたので、この躍進は大きいと言えるでしょう。
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ジーキャッシュ（Zcash/ZEC）とビットコインとの違い
仮想通貨の代表格であるビットコインを例に、ジーキャッシュ（Zcash/ZEC）とどの様な違いがあるのかを比較してみましょう。
一番の違いは秘匿性の高さでしょう。
ジーキャッシュ（Zcash/ZEC）はビットコインの規格を利用して開発されていることから、非常に似た特徴を持っています。
しかし、ビットコインの場合は送受信者の情報や送金金額がすべて開示されることを問題点とし、ジーキャッシュ（Zcash/ZEC）は非公開で取引を行うことが出来ます。
そんなメリットを持つジーキャッシュ（Zcash/ZEC）ですが、日本の仮想通貨取引所での取扱が無く、海外取引所を経由しなければ購入できません。
その点、日本の仮想通貨取引所で入手できるビットコインより購入のハードルは少し高くなります。
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ジーキャッシュ（Zcash/ZEC）の今後について
ジーキャッシュ（Zcash/ZEC）は『第二のビットコイン』とも呼ばれる注目のアルトコインです。
『高度な匿名性』や『JPモルガンとの提携』など、多くの強みを持っています。
しかしその一方で、匿名性から犯罪に利用される危険性が示唆されており、規制の対象になる可能性があります。
2018年時点で日本の取引所『コインチェック』でも取扱いがありましたが、現時点では上記の理由から取扱いが廃止されています。
ジーキャッシュ（Zcash/ZEC）がより発展できるかは、『犯罪利用への懸念を取り除けるかどうか』にかかってきます。
『犯罪への利用』という懸念点を解決し、各国で強まる規制が解除されていけばより重要な仮想通貨になるかもしれません。
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まとめ ジーキャッシュ（Zcash/ZEC）について
今回はジーキャッシュ（Zcash/ZEC）について解説しました。
第二のビットコインとも呼ばれ、匿名性という独自の強みを持つアルトコインですが
犯罪に利用される可能性を示唆され、各国で規制される側面も持っています。
この問題点を解決できれば、さらに値上がりする可能性もあるので、今後も注目です！
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