『レオ・トークンって何?』
『LEOの特徴や将来性はどうなの?』
仮想通貨「レオ・トークン(LEO)」を聞いたことはあるものの、どんな仮想通貨かよくわかっていない人は多いのではないでしょうか。
レオ・トークン(LEO)は海外の仮想通貨取引所「Bitfinex(ビットフィネックス)」や「Tether(テザー)」の親会社「iFinex」社が発行している独自トークンです。
と言われても、ちょっとピンと来ないですよね。よくわからないものに手を出すのは怖くて、最初の一歩を踏み出しにくいものです。
そこで今回は、レオ・トークンの特徴や今後についてわかりやすく解説します。
この記事を読めば、レオ・トークンの強みや今後の可能性が理解できるようになります。
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この記事でわかること
レオ・トークン(LEO)とは?
レオ・トークン(LEO)は海外の仮想通貨取引所「Bitfinex(ビットフィネックス)」や「Tether(テザー)」の親会社「iFinex」社が発行している独自トークンです。
Tetherの資金調達を目的として、2019年5月にBitfinexのIEOにより発行されました。
10億枚の予定で発行されたレオ・トークンですが、人気が集まったため、パブリックセールを前に実施したプライベートセールで完売しました。
これにより、BitfinexはTetherの資金調達という目的を達成したのです。
レオ・トークンは発行当時、1LEO=1USDT(1アメリカドル)の価値になるよう販売されましたが、想定以上の人気により、一時的に2ドル付近まで上昇しています。
レオ・トークンは現在、ステーブルコインとしての役割を果たすため、定期的にバーンを行っています。
そのため、レオ・トークンの価格は3.8ドルまで上がっている状況です。
レオ・トークン(LEO)の価格推移
レオ・トークン(LEO)のチャートです。
2023年9月現在、直近の価格推移は上記の通りとなっています。
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レオ・トークン(LEO)の特徴
レオ・トークンの主な特徴は以下の3つです。
- Bitfinexの取引手数料を節約できる
- 定期的にバーンしている
- 透明性が高い
それぞれを解説します。
Bitfinexの取引手数料を節約できる
レオ・トークンを保有していると、Bitfinexの取引手数料を節約できます。
レオ・トークンはiFinexグループが運営している複数の取引所で使えるユーティリティトークンのため、最初に新規上場したBitfinexでもレオ・トークンの保有量に応じて、取引手数料の割引が受けられるのです。
また、イーサリアムの分散型取引所(DEX)を目的として運営されている「Ethfinex Trustless」では取引手数料として使われるだけでなく、Ethfinex Trustlessでは今後、展開を予定しているさまざまなサービスでも活用できるようにすることを考えています。
その他、商品の購入やイベントの参加権などの用途でも使用できます。
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定期的にバーンしている
レオ・トークンは定期的にバーンされています。
バーンとは一定量の仮想通貨を2度と使えなくして、仮想通貨全体の流通量を調整するシステムです。
バーンを行うことで市場に流通しているレオ・トークンの量が減りますので、結果としてレオ・トークンの希少性が増して価格が上昇します。
レオ・トークンのバーンの流れは、iFinex社の総売上のうち、27%以上のレオ・トークンを買い戻して、購入した分をバーンします。
レオ・トークンがバーンするのは、ユーティリティトークンとして価格を安定させる必要があるというのが理由です。
ユーティリティトークンの場合、投資対象というよりも、基軸通貨や決済方法としての役割の方が大きいため、サービス維持のために流通量をコントロールしなければなりません。
価格の安定が重要なのはレオ・トークンに限ったことではなく、どのユーティリティトークンにも同じことがいえます。
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透明性が高い
レオ・トークンには透明性が高いという特徴もあります。
レオ・トークンが定期的にバーンされているとはわかっても、目に見えるかたちでないと本当にバーンされているか不安に思う人は多いことでしょう。
Bitfinexではレオ・トークンの流通量を公開し、透明性を高めています。
Tetherの資金調達を目的としたBitfinexのレオ・トークン発行が以前、銀行詐欺の疑いで集団訴訟を受けました。
理由はTetherの損失を隠蔽するために、Bitfinexでレオ・トークンを発行したのではないかと疑われたためです。
レオ・トークンの流通量公開にはユーザーのネガティブイメージを払拭したいという思惑もあります。
状況を確認できることが、ユーザーを安心させているといえるでしょう。
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レオ・トークン(LEO)とビットコインとの違い
レオ・トークンとビットコインは同じ仮想通貨ですが、はっきりとした違いがあります。
ビットコインはボラティリティが大きく、中央管理者がいません。
ビットコインは裏付けされる資産がないために価格変動が非常に大きく、価格が安定しないため、通貨として使用するには実用性が乏しいというのが欠点です。
そのため、ビットコインはどちらかといえば投機的な意味合いでの保有が多いといえるでしょう。
一方、レオ・トークンのようなステーブルコインはアメリカドルと紐付けされているため、価格の変動幅が小さく、為替の暴落などが起こった場合のリスクヘッジとしても利用価値があります。
価格が比較的安定していると、日々の決済手段として利用することも可能です。
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レオ・トークン(LEO)の今後について
レオ・トークンはIEO実施時の10億枚を発行済みで、新規発行予定はありません。
定期的にバーンを行っていることで流通枚数は減っているため、レオ・トークンの入手がますます難しくなり、価格が上がると予想されます。
ただし、価格が下がる原因となる不安要素もあります。
Tetherが銀行詐欺の疑いで集団訴訟を受けた際、レオ・トークンを発行するBitfinexにも隠蔽への疑いの目が向けられ、大きなニュースになりました。
この事件は和解により終結しましたが、隠蔽については明確に否定するコメントが出ていません。
状況が変わる可能性は低いものの、もしこの問題が再燃すれば、レオ・トークンの価格に悪い影響を及ぼす可能性はあります。
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まとめ レオ・トークン(LEO)について
ここまでレオ・トークンについて詳しく解説してきました。
レオ・トークンは不安材料はあるものの、バーンにより流通量減少とユーティリティトークンとしての価値により、価格上昇が期待できます。
レオ・トークンの今後の動向に注目しましょう。
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